小人クラブの恋記録 ~小人族に応援された恋心~
作者:ミリーナ
こんにちは!!
私、ミサキ!
中学3年、今、
小人クラブに入ってるんだ~。
ミオコ「ミサキ! おはよう!
今日のニュース見た?」
この子は、ミオコ。
私の心友で、
小人クラブに誘ってくれたの!
ミサキ「見た見た!
小人の目撃情報、増えてるね~」
で、小人クラブというのはね・・・
幻と言われる小人族が、
最近出没して、
恋を運んでくれるという噂が
流れてるの!
そこで、その秘密や噂を
研究しようと
立ち上がったクラブな訳!
リョウ&ハルト「ミサキ! ミオコ!」
ミオコ&ミサキ「あ、リョウと
ハルトじゃん!
おはよう!」
こいつは、ハルト。
すごい頭がよくて、
すごくメルヘンだから、残念・・・
そして、隣にいるのは、
私の片想い相手、リョウ!
私の幼なじみで
小人クラブのクラブ長!!
しかも、イケメンなの(照)
リョウ「今日は、クラブ室で
目撃情報の整理だ!!」
ハルト&ミサキ&ミオコ「ラジャー!!」
・*。・ クラブ室 ・。*・
リョウ「最新の目撃情報は?」
ミオコ「この都内某所の
原っぱです!!」
ハルト「この公園もだ!」
ミサキ「しかも、
かなりの人数という噂も・・・」
リョウ「そこらへんの
聞き込みも必要だな・・・
今日の帰り行おうぜ!」
ミサキ「オッケー、
ミオコと原っぱ調べる!」
ハルト「リョウと俺らは、公園だ~。
小人が怖がらないように、
被り物かぶる?」
ミオコ&ミサキ&リョウ
「・・・行こうか」
ハルト「ちょっと!
置いてくなよ!」
・*。・ 都内某所の原っぱ ・。*・
ミサキ「ほうほう!
ここら辺にいたんですね!」
ナツミ「はい。
私、目があって・・・
それで、その次の日に
片想いの男子に告白されたんです!!」
ミオコ「どんな特徴がありましたか?」
・・・・・・・・・・・・・・・
ミサキ「結構、集まったね!」
ミオコ「ホントだね!
って、ん? なんだろう?
この穴・・・」
ミサキ「人が入れるくらいの
大きさだね・・・
入ってみよっか!」
ミオコ「いっせーので入ろっ・・・」
ミサキ「了解!」
ミオコ&ミサキ「いっせーの!」
わあー! 落ちてく!!
・・・・・・・・・・・・・・・
ミサキ「いったたた・・・って、
ミオコ大丈夫!?」
ミオコ「大丈夫・・・!
でも、ここどこ?
しかも、周りは、草だらけ・・・」
ミサキ「高いし・・・」
?「おい!! そこのもの、
ここで何をしてるんだ?」
ミサキ「私たちは・・・
って、リョウ!?」
?「リョウ?
俺の名は、リョウタだ」
ミオコ「もしかして・・・
小人族の方ですか?」
リョウタ「よく知ってるな。
その通り、俺は小人族だ」
っていうことは・・・
私達、
小さくなっちゃったの~!?
ミオコ「このままじゃ、
帰れないよ~」
リョウタ「ところで、
君たちは、なぜここに?」
ミサキ「実はね・・・」
私達は、
小人族の研究をしている
クラブのこと、
不思議な大きな穴に入って
辿り着いたことを話した。
リョウタ「そういうことだったのか・・・」
ミオコ「出れる方法ありませんか?」
リョウタ「俺は、ただの住民だからな・・・
あ、王女様にお願いすれば!」
ミサキ「元の世界に帰れるの?」
リョウタ「王女様は心優しくて、
すごく可愛らしい方なんだ(照)」
ミサキ「そうなんだ~」
ミオコ「あ、またまたもしかして・・・
人間の恋を運んでくれてる
噂があるんだけど・・・
本当なの?」
リョウタ「ああ、本当さ!
王女様が、
やっていらっしゃるんだ!」
ミサキ「へえ~、じゃあ、
王女様の元に連れてってくれる?
リョウタ君」
リョウタ「任せろ!
そういえば・・・名前は?」
ミオコ「私は、ミオコ!」
ミサキ「私は、ミサキ!」
リョウタ「いい名前だな!
よし! ついてこい!」
・・・・・・・・・・・・・・・
リョウタ「着いたぞ!」
ミサキ&ミオコ「すごいね・・・!
ハルト似もいるし・・・」
リョウタ「あいつは、
幼なじみのハルタだぜ?
人間は俺達に、
似てる奴らが多いらしいな」
ハルタ「リョウタ、何の用だ?」
リョウタ「王女様に頼みがあって来た。
王女様にお会いしたい」
ハルタ「少し待ってろ・・・
王女様、住民のリョウタが
頼みがあるそうでございます」
王女「分かりました。
ここに通してください」
ハルタ「分かりました。
・・・王女様が、お通しくださるそうだ。
失礼のないように礼儀を忘れずにな」
リョウタ「もちろんだ。よし、行こう」
ミオコ「ちょっとドキドキするね・・・」
ミサキ「うん・・・」
・*。・ 王女の部屋 ・。*・
ミオコ「すごい・・・
きれい・・・ね、ミサキ」
ミサキ「うん・・・」
リョウタ「王女様、こちらは、
人間のミオコとミサキでございます」
王女「まぁ、可愛らしい方々ね!」
すごい可愛い~!!
お人形さんみたい!!
けど、どっかで
見たことあるような・・・
ミオコ「あれ、私達が聞き込みした
ナツミちゃんみたい!」
リョウタ「何を言ってる、
この方は、ナツカ王女様だ!」
ナツカ「しょうがないわよ。リョウタ。
初めてお会いするんですもの。
あ、私は、この小人族の王女のナツカです。
よろしくね。
それで、リョウタ、頼みとは何かしら?」
リョウタ「実は、ミサキとミオコが間違えて
この世界に来てしまったそうです。
元の世界に返してやれませんか?」
ナツカ「そうねぇ・・・
できると思うわ!
やってみましょう!
ミサキちゃん、ミオコちゃん
安心してくださいね」
ミサキ&ミオコ「ありがとうございます!」
ナツカ「いいえ。
早速、地上の小人達に連絡をとって!
あ、ミサキちゃん」
ミサキ「はい?」
ナツカ「きっと、
あなたの恋は叶うわよ」
ミサキ「えっ・・・」
ハルタ「ナツカ王女様。
小人達と連絡がとれました」
ナツカ「分かったわ。
そのうちの何人か、
こちらに戻ってくるように伝えてちょうだい。
そして、ミサキちゃんとミオコちゃんを
連れてくようにとも伝えて」
ハルタ「かしこまりました」
★。。・。。★。。・。。・★。。・。。★。。・。。★。。・★。。・
そして、みんなと
お別れの時間に・・・
ミサキ「本当に
お世話になりました」
ミオコ「皆さんのおかげです!」
ナツカ「いいのよ。
気をつけて帰りなさい。
そして・・・ミサキちゃんは、
私がいなくても恋をつかめるわ。
頑張ってくださいね」
ナツカ王女様・・・
ハルタ「そっちについたら、
まっすぐ帰れよ!」
リョウタ「ミサキ、ミオコ!
元気でな!」
ミサキ&ミオコ「うん!
さようなら~!」
・・・ 地上 ・・・
リョウ「・・・ミサキ!! ミオコ!!
・・・しっかりしろ! 大丈夫か!?」
ミサキ「・・・リョウ? ハルト?」
ハルト「一体・・・
何があったんだ?」
ミオコ「戻ってきたんだ!
よかった!」
リョウ「何言ってるんだ?」
ミサキ「ナツカ王女様・・・」
ハルト「えっ?」
ミサキ「実は、私達、
小人族の方々に会って・・・
教えてもらったの!」
ミオコ「小人族の秘密や噂とか・・・
そして、ミサキの恋のこと!」
ミサキ「私、王女様に
励ましてもらえたんだ!」
リョウ「?」
ミサキ「私、リョウのこと、
好きなの!」
リョウ「俺もずっと好きだったよ!
だから、付き合ってくれるか?」
ミサキ「うん!」
リョウ「そういえば、
小人族に会う方法教えろ~」
ミサキ「えぇ~秘密!」
あの穴のことと会える方法は、
私達と小人族のみんなの秘密・・・
もしかしたら、
あなたのすぐそばにも
ナツカ王女、リョウタ君、
ハルタ君がいて、
恋を運んで
くれてるのかもしれない!
ちなみに・・・
ここの他にも・・・
リョウタ「ナツカ王女様!
・・・俺と付き合ってください!」
ナツカ「え(照)」
・・・
ミオコ「ハルト!
好きになっちゃった!」
ハルト「実は、俺も・・・(照)」
☆END☆
─ ニコ学名作リバイバル ─
この作品は過去に投稿された作品をアレンジしたものです。
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