裏切りの裏側

CAST上妻 美咲上妻 美咲

作者:マンナン

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2024.11.02

Hello!
私、上妻ミサキ。





私、実は、
彼氏がいるんです。





名前は、遼介。





でも、最近
遼介の様子が
おかしいの。











―― 下校 ――





ハァァァァ
やっと学校終わったよ。





さぁ、遼介と帰ろ・・・
って。





遼介が女の子と
一緒にいる!?





しかも、手繋いで。





誰だ・・・





えっーー!





アンナじゃん!





アンナは、私の心友。





何で?





どうして?





私は、泣きながら帰った。















―― 次の日 ――





アンナ「おはよー」





遼介「おはよー、ミサキ」





ミサキ「・・・・・」





アンナ「どうしたー?」





プチッ





私の頭の中で
何かが切れた。





ミサキ「何で昨日
2人で手繋いで帰ってたの?
最近遼介の様子が
おかしいと思ったら、浮気?
サイテーね。
アンナも私達が付き合ってるの
知ってたくせに、
何であんなことしたの?」





アンナ「ふふふ、あっはは」





アンナは、不気味な笑い声を
上げた。





アンナ「バレたら仕方ないわね」





ミサキ「何で?
私達心友じゃないの?」





アンナ「はぁ? 心友?
笑わせんじゃねーよ。
私がアンタに近づいたのは
遼介と幼なじみだったから。
それだけよ」





アンナがそんな
サイテーな子だとは
思わなかった。





ミサキ「遼介、ホント?」





遼介「あぁ」





私は走って
その場から去った。





もう誰も
信じられない!















―― 教室 ――





ナツ「どうした?
お前、元気ないぞ」





こいつは、ナツ。
私の隣の席の人。





ミサキ「別に」





ナツ「まぁいいや。
放課後、屋上に来い。
絶対だからな」





そう言ってナツは
どこかに行った。















―― 放課後 屋上 ――





ミサキ「何?」





ナツ「ここ、
景色がいいだろ」





ミサキ「うん。でも、
何でここに?」





ナツ「お前に
元気出してもらいたくって」





ミサキ「えっ?」





ナツ「何があったか知らねーけど、
元気出せよ」





そう言って私の頭を
ぐしゃぐしゃ撫でた。





ナツが私の前を
通り過ぎていく。





なんだか、寂しくなった。





ミサキ「待って!」





ナツ「?」





ミサキ「話、聞いてくれない?」





私はナツに
すべて話した。





遼介に裏切られたこと、
アンナに裏切られたこと、
全部。





ナツ「そっか、辛かったな。
でも、大丈夫だ。
俺がいるから」





ミサキ「ありがと」





私、ナツなら
好きになれるかもしれない。















―― 次の日 下校 ――





今日もまた
遼介とアンナは
手繋いで帰ってる。





ズキズキ。





何で、まだ
胸が痛むの?





私はまだ
遼介のことが
好きなの?















―― 数日後 ――





ナツ「あのさ、ミサキ」





ミサキ「何?」





ナツ「俺、ミサキが好きだ。
俺と付き合ってください」





私は誰が
好きなんだろう。





目を閉じて
考えてみた。





今、まぶたの裏に
いるのは。





・・・遼介。





私、遼介がまだ
好きなんだ!





ミサキ「ありがと。でも私、
おかしいかもしれないけど、
遼介が好きなの。
だから、ゴメン」





ナツ「そっか、頑張れよ」





ゴメンね・・・
ナツ。





そして、ありがとう。















*・*・・・*・・・*・*





私は、遼介を探した。





どうしても想いを
伝えたかった。





でも、いくら
学校の中を探しても、
遼介は見つけられなかった。





あきらめて、
教室に戻った。





先生「急な話だが、
遼介が転校した」





今すぐ、
遼介のところに
行きたい。





でも、本当に遼介が
来て欲しいのは、アンナ。





アンナ「ミサキ、
遼介のところ行きな」





ミサキ「何言ってるの?
行かなきゃいけないのは、
アンナでしょ?」





アンナ「あれはね、全部嘘」





ミサキ「どういうこと?」





アンナ「私ね、遼介から
転校するって聞いたんだ。
そしたら遼介が、
『ミサキには、言わないで欲しい。
アイツの悲しむ顔を見たくない』
って言うから、私と遼介で
ミサキに嘘をつく計画を立てたの。
ゴメンね。だから私は
遼介のこと、好きじゃないの」





ミサキ「そうだったんだ・・・」





だから、遼介の様子が
おかしかったんだ。





ミサキ「アンナ、ありがとう。
私の為に色々してくれたのに、
サイテーなんて言って。あと」





アンナ「後で聞くから。
今は、遼介のところに行きな」





ミサキ「ありがと! アンナ。
大好き!」





私は、走った。
遼介の家まで。





私、遼介に伝えたいこと
いっぱいあるの!





お願いだから、まだ
この街にいて・・・















―― 遼介家 ――





ミサキ「遼介! 遼介!
お願いだから出てきて!
ねぇ、遼介!」





遼介はいくら呼んでも
出てこなかった。





でも私は、奇跡を信じて
叫び続けた





?「ミサキ?」





この声、
私の大好きな人の声!





後ろを振り返ると
やっぱり・・・





ミサキ「遼介!」





遼介「ミサキ、
何でいるんだよ」





ミサキ「全部、アンナから聞いた。
バッカじゃないの。
あんなことしたって
遼介のことが大好きな私が、
遼介のこと、
忘れられるわけないでしょ!」





遼介「ミサキ・・・」





ミサキ「でも、ありがと」





遼介は私を
抱きしめた。





幸せ





そう思った。





遼介「俺も、お前が好きだ。
遠距離だけど、大丈夫か?」





ミサキ「うん!」





遼介「そろそろ時間だ。
じゃあ、行くな」





ミサキ「うん。また今度」





遼介は
去っていった。。





でも、悲しくなんて
ない。





私には、心友がいる。





そして、私のことを
大事に想ってくれる
大好きな彼氏がいるから・・・







happy end*

この作品は過去に投稿された作品をアレンジしたものです。また、掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。

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