お弁当でバレンタイン!?

CAST野崎奈菜

作者：かまぼこ

2022.02.13

こんにちは！
私は野崎奈菜、
料理や手芸が大好きな
高１です！

そんな私には
気になっている人が
います・・・

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――キーンコーンカーンコーン。

男子「やっと飯だぜえ！」

全員「いただきまーす！」

えいと「うっわ
奈菜の弁当
めっちゃ
うまそーじゃん」

私が気になって
いるのは、この人。

幼馴染で隣の席の、
河島英人。

中１の時から
恋をしてます。

なな「まあね～笑
今日はいつもより
卵焼きが上手くいったし♪」

私の両親は共働きで、
お弁当作る時間がないから、
毎朝自分で作っているの。

私がいつもより
上手くいった卵焼きに
箸をつけようとすると。

えいと「いただきまーす！」

なな「ちょっとー！
せっかくの卵焼き～泣」

えいと「うんまっ!!
何これ、
今まで食べた
卵焼きの中で
１番美味いんだけど」

なな「そっ・・・
そうかなあ（照）」

えいと「俺、毎日
奈菜のお弁当
食べたいわ～」

なな「え、？」

好きな人に
こんなこと
言われるなんて、

嬉しすぎて
天まで
飛び跳ねちゃいそう！

えいと「あっ、今のは
冗談冗談～（汗）」

なな「・・・作っても、
いいよ？」

えいと「え！　まじ！
やったー！
楽しみにしてる」

こうして私は
大好きな彼のために
毎日お弁当を
作ることになりました・・・/////

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――翌日の休み時間。

まのか「奈菜！
もうすぐ
バレンタインだけど
英人くんにあげるの？」

なな「そんなっ、
私なんかが
あげる勇気出ないよー」

まのか「奈菜が作るチョコとか
絶対絶品じゃん！
あ、いいこと思いついた！
お弁当と一緒に
渡しちゃったら？」

なな「それだ！
そうしたら自然に
渡しやすいかも・・・！」

まのか「がんばってね～笑」

なな「ありがとう、まのか！」

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私はバレンタインに
ガトーショコラを
作ることにした。

なな「うん、いい感じ！
でも何かが
物足りない・・・？
そうだ！」

私は小さな
チョコクッキーを
２つ刺して
顔を描き、
くまにした。

なな「なんかこの表情、
すごく
英人に似てる（笑）」

私は思わず
微笑んでしまった。

なな（英人
喜んでくれたら
いいなあ・・・///）

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――バレンタイン当日。

今日の英人のお弁当は、
大きめの二段弁当！

二段目にチョコを
入れてみたけど、
喜んでくれるかな・・・？

なな「はい！
これ、
今日のお弁当！」

えいと「お、サンキュ！
なんかいつもより
デカくね？」

なな「そ、そんなことないよ～。
ちょっと、今日一緒に
屋上で食べれない？」

えいと「なんか奈菜
珍しいじゃん笑
オッケー、今行くわ」

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えいと「待たせてごめん！」

なな「ううん、
全然大丈夫！」

２人「「いただきまーす！」」

英人がお弁当を
開けると。

えいと「え！」

英人は驚いて
じっとくまの目を見てる。

なな「あのね、
私・・・、
英人が好きなの！
私と、
付き合ってください・・・！」

えいと「・・・俺も奈菜のこと、
ずっと好きでした。
宜しくお願いします！」

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――あれから８年。

なな「もう、英人
会社遅刻するよ～！」

えいと「まじ
もうそんな時間？
やばいやばい」

なな「はい、これ
今日のお弁当！」

えいと「サンキュ！」

（・・・チュッ）

えいと「じゃ、
行ってきます！」

なな「行ってらっしゃい！」

私たちは結婚して、
幸せに暮らしてます。

大好きな彼の笑顔が
見たくて、
明日もお弁当を
作ります・・・/////

＊ｅｎｄ＊