大切な人
作者:Cheer
いきなりですが、
私には、感情がありません。
佐々木ハナ、高1。
ごく普通の高校生に見えますが、
感情がないため、
みんなが笑えば笑う
みんなが泣けば泣く
そんな生活を送ってます。
こんな私にも、
幼なじみがいます。
それが、安藤イルマ。
サッカー部。
学校の王子様的
存在らしい。
私の感情は、
小さい頃はありました。
小学生の頃
イルマのことが好きで、
告ったけど振られ・・・
私の中で勝手にOKがもらえると
確信してるところがあったのでしょう。
そこから、自分に自信が持てず、
また誰も信じられなくなりました。
そしていつの間にか、
感情も消えていたのです。
しかし、私の人生が
くつがえされる瞬間がきたのです。
しかも、突然!
それは・・・
父から告げられた転校の話。
感情もなく過ごしていた学校。
別に悲しいとは、思わなかった。
でも、ただ1人にだけは
伝えたいと思った。
イルマ。
イルマにだけは
伝えたいと思った。
―― その日の夜 ――
いつもは行かない
イルマの家に行った。
小学生の頃以来だった。
久しぶりすぎて、
少し緊張した。
そして、
ハナ「実は、私、転校することになった」
イルマ「えっっ、ウソだろ?」
ハナ「本当だよ」
このときのイルマの顔は
本当に驚いているときの顔だった。
この顔を見たとき、
急に涙が溢れてきた。
自分でも、わけわからないぐらい
泣いた。
こんなに泣いたのは、
何年ぶりだろう。
そして、気づいた。
やっぱり、イルマが好き。
イルマと離れたくない。
こんな感情になったのは、
何年ぶりだろう。
―― そしてやってきた、転校の日 ――
私は決めていた。
今日の放課後、
イルマに告白すると。
ハナ「今日の放課後、
屋上に来て!」
イルマ「おぅ!」
そして放課後・・・
屋上にて・・・
ハナ「急にごめんね。
私、やっぱりイルマが好き。
・・・もう会えないから
無理なの知ってる。
・・・だから、最後に伝えたかった。
・・・今までありがとう」
イルマ「何勝手に決めつけてんだよ。
俺もお前が好きだったんだよ。
だから、まだお前の転校が
理解できないんだよ。
とにかく、会えなくてもいい。
俺とつきあって」
ハナ「もちろん!泣
絶対帰ってくるから」
イルマ「いや、
俺が迎えに行ってやるよ笑」
ハナ「イルマ、大好き照」
イルマ「俺の方が大好きだし照」
////kiss////
あなたは私に大切なことを
思い出させてくれました。
そして、あなたは、
私の1番大切な人です。
*。・Happy End・。*
この作品は過去に投稿された作品をアレンジしたものです。また、掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
佐々木 花奈

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