放課後、カフェにて

CAST佐々木花奈

作者：すずらん

2024.12.06

おはようございます。
中３の佐々木花奈です。
ハナって呼んでね。

残念ながら、好きな人は
いません。

ミク「ハナちゃーん。
おはよう」

この子は、幼なじみの
ミクちゃん。

ハナ「ミクちゃん。
おはよう」

ミク「部活、どこ入るのー？」

ハナ「バレー部かな。
ミクちゃんも入るでしょ？」

ミク「じゃあね。
私、クラスに行く」

ハナ「うん。じゃあね」

コハナ「ねぇ、
佐々木花奈さんだよね？」

ハナ「はい。そうですが、、、」

コハナ「おはよう。
生徒会長のコハナです。
あなたに文化祭実行委員に
加入して欲しいの」

ハナ「文化祭実行委員？」

コハナ「そう。
合計６人にやってもらうもので、
私と高１の男子２人と
ハナちゃんとミクちゃんと
ひよりちゃん。どうかな？」

ひよりは、親友。
だから、ひよりがいるなら。

ハナ「分かりました」

・＊。・　放課後　・。＊・

イルマ「君、ハナちゃん、だっけ？」

ハナ「はい、よろしくお願いします」

イルマ「俺、安藤イルマ。
イルマって呼んでねー」

ハナ「は、はい」

イルマ「そういえば、
ハナちゃんってさ。
かわいいよね。
女子力高いし」

ハナ（ぺこり、照）

イルマ「今日さ。
一緒に帰らない？
俺の推しのカフェで話そうよ。
もちろん、おごるしさー」

ガラッ
（ミク、生徒会室の扉を開けた。
今まで２人きりだった）

「先輩。学校でナンパ
しないでくださいよ。
ハナちゃん、困っているじゃ
ないですか」

イルマ「君も一緒に行く？」

ミク「キャ」
（イルマが強くミクの手を引く）

ハルト「イルマ。
いい加減にしろ」

イルマ「はいはい。
じゃ、ハナちゃんたち。
一緒に行こうね」

コハナ「始めるよー。
じゃあ、まず、自己紹介！」

ミク「中１の大月ミクです」

イルマ「高１のイルマです。
よろしくねー」

ハルト「今井ハルト。以上」

ハナ「佐々木花奈です。
よろしくお願いします」

ヒヨリ「ハナと同じ
中３のひよりです」

・会議終了・

イルマ「ハナちゃん、
ミクちゃん。行こうか」

ミク（小声で）「逃げようよぉ」

ハナ「じゃあ、私たちを
守ってくれそうな人も
連れて行こうか？」

ミク「誰のこと？」

ハナ「あの有坂さん」

ミク「この６人で行ったら？」

ハナ「ミクちゃん、天才！」

ミク「コハナちゃん。
イルマ君の推しのカフェに
６人で行かない？」

コハナ「ありぃ！」

ハナ「ヒヨリ、行かない？」

ヒヨリ「ごめん！
今日塾なの」

ハナ「そっか。がんばれ！」

・＊。・　カフェにて　・。＊・

コハナ「ちょっと
電話してくる！」

イルマ「みーくちゃん、
こっちきーて」

ミク「わわ。イルマ君」

イルマ（ミクを抱きしめる）

ミク「きゃぁっ！」

イルマ「しぃー。
コハナにバレるから。
ミク、、、好きだよ」

ミク（私は、ハルト君の方が
好き、、、かもぉ）

イルマ「で？」

ミク「え？　なんですか？」

イルマ「返事」

ミク「ごめんなさい」

ハナ「あ、」

ミク「ハナ、、、ちゃん」

ハナ（なんか、、、
もやもやする、、、、
好き、、、なんだ）

＊．．．・・・＊

ミク、ハルトのいる方に行く。

ハルト「あ、大月さん。
俺、君に一目惚れ、、、したんだ」

ミク「え」

ハルト（スマホをミクに見せる）

【好きだ。
付き合ってくれ】

ミク「はいっ！」

＊．．．・・・＊

ハナたちは。

ハナ「好きです。
私と、、、！」

イルマ「俺から言わせて。
好きだ！　ハナが！
さっきは、ハナにやきもちを
妬かせたかったんだ！」

ハナ「よろしくお願いします」

・＊。・　後日　・。＊・

イルマ「コハナは、
恋愛が好きだから、
静かにしてって言ったんだ！」

ミク「へー」

＊ｅｎｄ＊