奇跡みたいな物語
作者:おと
はぁー。
やって来てしまった。
この季節。
梅雨。
私が1番嫌いな季節。
*・*・・・*・・・*・*
こんにちは!
私は、佐々木ハナ!
私は、梅雨が大ッ嫌い!
髪は爆発するし!
はぁ、学校やだなー。
高校生になって、
急に遠くなったし・・・
家を出るのは、6時。
着くまで、1時間半。
めんどくさい。正直。
しかもこの季節は、
雨ばっかり。
けど、今日は曇り。
折りたたみ傘は、きちんと毎日
持ってるけどね!
ハナ「雨降ってきちゃった・・・」
傘、さそう。
ハナ「え! あ! 傘、ない!」
まさか!
忘れてきたのかな?
ない! ない!
えー!
ハナ「雨宿りするしか・・・」
もう、
遅刻しちゃうよ。
?「傘、忘れたんですか?」
ハナ「え、あ、はい。
あなたも忘れたんですか?」
?「そうなんですよ!
俺、買ってきますね!」
ハナ「いや、悪いですよ」
?「いんです。
待っててください」
*。・ 5分後 ・。*
?「すいません。
1つしかありませんでした」
ハナ「だいじょうぶです。
名前、なんですか?」
?「イルマです。
ニコラ高校の2年生です」
ハナ「私は、ハナです。
ニコラ高校の1年です」
イルマ「ニコラ高校なら、
一緒に行きましょう」
ハナ「私、だいじょうぶです。
その傘、あなたが使ってください。
じゃあ」
うわ、つめて!
髪、びちょぬれだ。
あーあ。
イルマ「ハナさん。
待ってください」
ハナ「え?」
傘もささないで
追いかけてくれてた。
イルマ「相合傘じゃ、
だめですか?」
ハナ「いいです。
けど、迷惑じゃ?」
イルマ「迷惑なんかじゃない」
うれしい・・・
迷惑じゃないって、
言ってくれた。
こんなんでうれしいって、
私、馬鹿なのかな・・・
私、イルマのこと、
好きだ。
*・*・・・*・・・*・*
イルマ「着いたね。
なんとか間に合った!」
ハナ「・・・あ、つきましたね!
じゃあ・・・」
気づいたら、着いてた。
好きな人といると
時間が短いって、
ほんとなんだ。
ハルハ「おはよー!
遅かったね」
ハナ「傘忘れてさ、
大変だった!」
あ! この子は、ハルハ!
私の心友!
ハルハ「そのわりには・・・
濡れてないね」
ハナ「先輩が、傘、
買ってきてくれたんだ。
で、1本しかなくて、
相合傘・・・したんだ」
ハルハ「え! 何先輩?」
ハナ「2年の、イルマ先輩だよ!」
ハルハ「え! いーな。
イルマ先輩って、学校1カッコいい
有名な人だよ!」
え! そうなの?
ハナ「一目惚れ・・・したんだ」
ハルハ「ハナが恋を!
応援する」
ありがとう。ハルハ。
イルマ「一緒に帰ろう!」
ハナ「え! いんですか?」
イルマ「うん」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ハナ「あの、、あ・・・の、」
イルマ「ん?」
ハナ「好きです。
一目惚れしました」
イルマ「え、あ・・・」
やっぱだめか。
ハナ「ですよね。
じゃあ、さようなら」
タッタッタッ。
もう、告白なんか、
しなきゃ良かった。
最悪だ。
「待って!」
え・・・この声。
「俺も、好き。
ハナのこと、好きだ」
ハナ「え?
ホントですか?」
イルマ「うん。
つきあってくれますか?」
ハナ「当たり前です。
大好きです」
この、ドラマみたいな物語、
ホントなんですよ!
ハナ「大好き! ホント!」
イルマ「////」
私、幸せです。
*END*
この作品は過去に投稿された作品をアレンジしたものです。また、掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。





























伊藤 沙音
青山姫乃
国本 姫万里
松田 美優
白水ひより
星名ハルハ
星乃あんな
工藤 唯愛
白尾 留菜
十文字 陽菜
松尾 そのま
梨里花
稲垣 来泉
崎浜 梨瑚
中瀬 梨里
葉山 若奈
泉 有乃
相沢 伊吹
大月 美空
山本 初華
橘 侑里
常盤 真海
野澤 しおり
葵 かんな
大森 ひかる
畠 桜子
西 優行
久野 渚夏
今井暖大
北島 岬
松瀬 太虹
八神 遼介
小澤 輝之介
安藤 冶真
竹内琉斗
堀口壱吹
川上莉人
小林 凛々愛
黒崎 紗良
しゅり
高柳 千彩
宮澤 花怜
上野 みくも
