再会～私達はもう幼なじみなんかじゃない～

CAST白水ひより

作者：ニコラ大好き女子

2024.06.02

「好きです！
付き合ってください！」

「ごめんなさい・・」

私は、白水ヒヨリ。

さっき、男子に告白されました。

でもなぜか
顔を見せてくれなかったんです、

すぐに逃げていったので。

でも私は、なぜか
その人の正体が気になって
友達に手伝ってもらいました。

ヒヨリ「シャノン、聞いてー！」

シャノン「ん？　どうしたの？」

シャノンは、
私の友達なんです。

ヒヨリ「誰にも言わないでね。
昨日ね、誰かもわからない男子に
告白されたのよ」

シャノン「えーー！　まじ?!」

ヒヨリ「声大きいって！」

シャノン「本当に
誰かわからないの？」

ヒヨリ「うん、でも
私のクラスの腕輪つけてたから
私のクラスだと思う」

シャノン「じゃあ探そう！」

ヒヨリ「でも、どうやって？」

シャノン「とにかく
クラスの男子に
アンケートとるの！」

ヒヨリ「えぇ～～
大丈夫かなぁ・・・」

シャノン「大丈夫だよっ！
私にまかせなさい！」

ヒヨリ「ありがとう！
シャノン神様！」

・＊。・　翌日　・。＊・

シャノン「ちょっとクラスの男子
１回集まってくれる？」

クラスの男子「了解」

シャノン「昨日、誰か
告白した人いる～？」

男子「え?!　告ったの?!」

男子「誰だよ～（笑）
めっちゃ気になるじゃん！」

??「したけど」

シャノン「おっけー。
じゃあくわしくはラインでね」

??「おけまる」

・ラインにて・

ヒヨリ『どうだった？』

シャノン『なんと！
１人いました！』

ヒヨリ『本当に?!
よかった～』

シャノン『ちなみに
その子の名前は
イルマ君だって！』

ヒヨリ『え、イルマ？
まさか・・・・』

シャノン『どうしたの？』

ヒヨリ『実はさ・・・・』

・＊。・　翌日　・。＊・

シャノン「昨日のって、まじ？」

ヒヨリ「うん！
絶対に幼なじみのイルマ君！
本当だったらちょっと
ドキドキするな～」

シャノン「じゃあ告白してみれば？」

ヒヨリ「いや、急に
そんなことできないよ！」

シャノン「ふーん。
じゃあ私がとっても
良いのね～？」

ヒヨリ「え、シャノンが？」

シャノン「うん！
だって私、イルマのこと
好きだもん。どうするの?!」

ヒヨリ「私は・・・・」

シャノン「もう～。
正直じゃないんだから～。
応援するよ！」

ヒヨリ「ありがとう・・・」

シャノン「とりあえず
本人に聞いてみよ～」

ヒヨリ「あ、あの・・・イルマ君？」

イルマ「うん。
あなたは名前、
なんていうの？」

ヒヨリ「白水ヒヨリ・・・
覚えてる？」

イルマ「ヒヨリ・・・・
って、ヒヨリ?!
あの時の?!」

ヒヨリ「うん！
やっぱり本当だった・・・」

イルマ「まじかよ～～（笑）
幼なじみが
一緒の学校だなんてな～」

ヒヨリ「それと、
この前誰かに
告白した？」

イルマ「え？
まぁしたけど？
ずっとその子のこと
好きだったんだよね」

ヒヨリ「そうなんだ」

イルマ「それにその子が
同じクラスで最高でさ、
せっかくならここで
告白しようかな～っ～て」

ヒヨリ「え、じゃあ
私のこと好きなの・・・？」

イルマ「え？」

ヒヨリ「だってこの前
私、誰かに
告白されたんだよ？
もしかして・・・」

イルマ「え、まさか
あの時の子って
ヒヨリだったの?!」

ヒヨリ「うん・・・多分・・・」

イルマ「あ～～良かった～～」

ヒヨリ「え？」

イルマ「いや、あの時さ、
なんか罰ゲームあったじゃん」

ヒヨリ「うん」

イルマ「罰ゲームがさ、
告白だったわけで、
しかもヒヨリがあたったの
覚えてる？」

ヒヨリ「あまり・・・
覚えてないかも」

イルマ「それで、俺は
誰か全くわかんなかったけど
まさかヒヨリだなんてな！」

ヒヨリ「私も好きです」

イルマ「え？」

ヒヨリ「私もイルマが好き・・・！」

イルマ「まじ？　じゃあ・・・」

ヒヨリ「私と付き合ってください！」

イルマ「え、俺がいいと
思ったのに（笑）」

ヒヨリ「返事は・・・」

イルマ「俺もヒヨリが好き！
よろしくな！」

ヒヨリ「私も大好き・・・っ」

イルマ「もう俺達は
幼なじみなんかじゃないもんな！」

ヒヨリ「うん！　だって・・・」

ヒヨリ、イルマ「カップルだから！」

・＊。・　その裏で　・。＊・

シャノン「え?!　付き合ったの?!
おめでとう！　お幸せにね！」

～Ｅｎｄ～