片想いでいい。わけない
作者:まーこ
こんにちは、ヒメノです。
今日は、転校初日。
山形から徳島。
お父さんの仕事の関係で、
かなり遠いところに
引っ越すの。
なんかたのしみー。
自己紹介タイム。
あっ、あの子・・・
「青山ヒメノです。
山形から来ました。
ダンスが好きです」
なるべく標準語の
イントネーションで言う。
すると、
「あらー。
エライべっぴんさんやなー」
と言ってくれた子がいた。
「ウチ、ヒマリ!
よろしくー」
私はヒマリと、その友達の
ミユウとルナと仲良くなった。
3人とも阿波弁で
のんびりした可愛い子だ。
「べっぴんさん」だ。
私は、自己紹介中に
「あの子」に一目惚れした。
騒ぐことなく聞いていた
あの澄んだ瞳に。
彼の名前はタイヨウくん。
静かで、でも自分を
見失っていないところに
キュンとした。
・。・:・°・。・:・°・
階段の踊り場
みんなとの会話
・。・:・°・。・:・°・
ヒマリ「なーなー。
みんなは好きな人おる?」
ミユウ「ウチは、ユアンくんやわ」
ルナ「私は、特におらんわー」
「「「ヒメノはどうなん?」」」
「私、タイヨウくん・・・」
すると、みんなは
色々相談に乗ってくれた。
ヒマリ「それはもう、
告白するしかないなー」
ミユウ、ルナ「「そうやなー」」
ヒメノ「いや、片想いだけで
十分幸せだし・・・」
ヒマリ「そっかー。でもなー、
後悔せんようにしとき。
好きな人とかさ、
逃したら終わりやで。
そういう気持ちは、
大事にせーへんと」
ヒマリは私の気持ちを
見透かすように言った。
片想いでいい。わけない。
タイヨウくんは、
きっとまだ
教室にいるだろう。
今なら・・・
「私、行ってくる!」
みんな「「「いってらっしゃい」」」
そして私は、
教室に向かって
駆け出した。
*end*
青山姫乃

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