私は、貴方に想われた。

CAST青山姫乃

作者：むりりーな

2023.02.18

こんにちは。
私は青山ヒメノ。

私は学校に行くのが
辛いと思っている。

-＊-＊-

私は庶民的な
暮らしをしているが、
なぜかお金持ち学校に
入学してしまった。

だから、私の学校では
「貧乏人」として
いじめられてるの。

シャノン「旅行に国内しか
行けないなんて
とても可哀想だわ」

ヒマリ「本当。
学校の恥さらしですわね」

ミユウ「私達は、パリやロンドンに
プライベートジェットで
飛んでいくわよ」

この学校では、
ほとんどの子が月給９桁の
超お金持ちな子ばかりだった。

ちなみにこの３人は
「nicola’s」と呼ばれる
学校のボスだから逆らえない。

ヒメノ（お金だけで
人の価値が変わるなんて・・・
もう嫌だ）

・＊。・　次の日曜日　・。＊・

私はよみうりランドへ行った。

お父さん「ヒメノ、
一緒に家族で乗ろう」

ヒメノ「あ・・・いいよ、
お母さんと２人で乗ってきて」

お母さん「あら本当？
分かったわ」

nicola’sのことを思い出すと
泣けて来る。

？「よみうりランドで
泣いてるなんて・・・
どうしたの、何かあった？」

ヒメノ「あ・・・いえ、
何もないです」

？「ほら、涙拭きな！
これあげる。じゃ！」

ヒメノ「ありがとう・・・
（ジルスチュアートのやつだ・・・
この子もお金持ちなんだな・・・）」

余計に泣いてしまった。

これが、後に
運命の出来事になるなんて、
まだ思ってもいなかった。

・＊。・　月曜日　・。＊・

先生「今日はこの学校に
転校生がいるので
紹介します」

？「西ユアンです。
今日からお願いします」

ヒマリ「とてもイケメンですわ！」

先生「じゃあ隣は・・・
青山さんね、そこ座って」

シャノン「なんで
あいつの隣なの・・・？」

・＊。・　休み時間　・。＊・

ミユウ「あなたが噂の
ユアンくんかしら？」

ユアン「はい、
そうですけど・・・」

ミユウ「私はミユウ、
こっちはヒマリ、
で、私たちのリーダー・
シャノンよ。
よろしくお願いいたしますわ」

シャノン「そんなことより
あなたの隣のヒメノって子、
うちの学校１貧乏なのよ」

ヒマリ「近づかないほうが
身の安全のためですわ」

ユアン「あの子ってもしや・・・
ねぇ、ヒメノちゃんだっけ？
よみうりランドで
会った子だよね？」

（回想中）

ヒメノ「あーっ！　そうです！
先日は本当に
ありがとうございました！」

ミユウ「あの２人、
何かあったの？」

シャノン「まさか私たちの陰口
言ってたわけじゃないわよね・・・」

ヒマリ「本当に許さないんだから・・・！」

・＊。・　放課後　・。＊・

シャノン「ユアンくんでしたわよね？
もしよろしければ
私たち３人と一緒に帰りません？」

ユアン「（本当はヒメノちゃんと
帰りたいんだけどな・・・）
うん・・・」

ヒメノ「私、ユアンくんと帰りたい」

ヒマリ「何よ！
あんた貧乏人のくせに」

ミユウ「何を冗談を。
ふざけたこと言わないで
もらっていいかしら？」

ユアン「・・・じゃあさ、
５人で一緒に帰ろう。
そしたらいいでしょう？」

シャノン「仕方ないわね。
いいわよ」

・＊。・　帰り道　・。＊・

ヒマリ「ユアンくん、
ちなみに月給は
何桁位でしょうか・・・？」

ユアン「多分１０桁位だと思う」

ミユウ「すばらしいですわ！
ぜひ仲良くさせていただいて
欲しいですわ！
あと私たち・・・」

シャ・ヒ・ミ「ユアン君のことが好きですわ!!」

シャノン「誰か選んでもらって・・・」

ユアン「・・・俺は、
ヒメノちゃんが好きです」

ヒメノ「え!?」

シャノン「え？」

ヒマリ「ふざけたこと
言わないでください！

ユアン「お金で人の価値を
決める人と
仲良くしたくない」

ミユウ「くっ・・・」

シャノン「行こうっ」

ヒ・ミ「うん」

-＊-＊-

ユアン「改めて、俺は
ヒメノちゃんが好きです。
付き合って下さい！」

ヒメノ「はい！」

それから、
いじめられることもなくなり、
私は幸せです！

-ｅｎｄ-