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雨の日

CAST山本 初華山本 初華

作者:夏桜

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2026.06.05

こんにちは。山本いちかです。





彼氏いない歴15年。





白馬の王子様が迎えに来るのを
待ってます。





って・・・





いちか「ゲ~ッ。雨じゃん。
これじゃあ白馬の王子様が
迎えに来ないよ」





ゆうり「いちかうるさい。今、終礼」





いちか「だってー」





ゆうり「また傘忘れただけでしょ」





いちか「うん。でも~
うちには~いれて・・・」





ゆうり「そうだ。
今日一緒に帰れないから」





いちか「エーッ。なんでよ!」





ゆうり「今日は、彼氏とデート」





いちか「がーん。
いれてもらおうと思ったのに」





そして、今話しているのが
私の大親友の橘ゆうり。





クールでかっこよくて
学年1位の学力でモテ子!





でも、彼氏ありです!





いちか「じっ、じゃあ、置き傘は?」





ゆうり「朝は、雨が降って
みんな傘を持ってきてなくて、
置き傘を使って帰るんだから
無理でしょ」





いちか「ってことは・・・」





ゆうり「誰も持ってないってこと」





いちか「マジですか」





ゆうり「じゃあね」





いちか「バイバイ」





やむまでまつか。











・*。・ 50分後 ・。*・





いちか「さらにひどくなってるし」





もういいや、
濡れて帰ってやる。







・下駄箱・





いちか「よし、帰ろう!
って、何この傘と手紙?」





――――――――――――――
愛しの山本いちか姫へ

姫が濡れては困るので
傘をおいておきました。
どうか使っていただければ
最愛でございます。

       執事のT・O
――――――――――――――





いちか「なんだこりゃ。
まぁいいか、借りていこう」





?「いちか」





いちか「あっ、輝之介」





輝之介こと小澤輝之介は
私の気になってる人。





でも、執事さんには
かなわないな。





輝之介「今から帰るの?」





いちか「うん。一緒に帰ろう」





輝之介「でも、俺、傘持ってない」





いちか「一緒に入ればいいじゃん」





輝之介「う、うん///」













・*。・ 次の日 ・。*・





いちか「・・・ってことが
あったんだけど・・・」





ゆうり「それで恋しちゃいました。
とか言うんでしょ」





いちか「ギクッ」





ゆうり「でも、小澤と昨日一緒に帰って
好きになっちゃいました。とも
思ってるんでしょ?」





いちか「ギクギクッ」





ゆうり「ノーノー!
だって、どこの誰かもわからないんだよ?
それも小澤にも悪いでしょ」





いちか「そうだけど・・・」





?「何はなしてるの?」





いちか「輝之介!」





輝之介「また、
『白馬の王子様に恋しちゃった』
とかいってるんだろ」





ゆうり「白馬の王子様というより、
執事との禁断の恋かな」





いちか「昨日、うち傘を持ってたじゃん。
その傘貸してくれた人がいるんだよね~。
ほら、」





輝之介「あはは・・・」





ゆうり「・・・」





いちか「ゆうり、どうしたの?」





ゆうり「ちょっと来て」





いちか「どーしたんだろ?
まっいっか。お菓子たべよっ!」













・*。・ 屋上 ・。*・





輝之介「何?」





ゆうり「これ書いたの、あんたでしょ」





輝之介「ちっ、違・・・」





ゆうり「本当のこと言わないと
あんたの好きな人ばらすよ」





輝之介「そうだよ。俺がやった。
ってか、なんでわかったの」





ゆうり「すぐわかる。
学年にT・Oは、ひとりだけだし」





輝之介「さっすが学年1位。
言うこと違うね」





ゆうり「いちか以外はすぐわかる」





輝之介「だよね」





ゆうり「好きなら
コクればいいじゃん」





輝之介「でもさ・・・
あいつは白馬の王子様が
好きなんだろ」





ゆうり「男ならシャキっとしな。
あたって砕けてこい」





輝之介「はい。告白してきます」













・*。・ 午後の授業前 ・。*・





いちか「よし! エーッと・・・
国語っと、うわーっ!」





ドンガラガッン





いちか「痛ったい。って何これ?」





――――――――――――――――――
愛しのいちか姫へ

今日も昨日と同じ雨ですね。
いちか姫は、ちゃんと
傘を持ってきましたか?

今日の用件です。
放課後になったら、レインハウスに
来ていただけますか?
嫌でしたら来なくても結構です。

           執事のT・O
――――――――――――――――――





いちか「レインハウス?
まっいいか。
王子さまからのお誘いだし」





ゆうり「どうしたの?」





いちか「王子様からお誘いが来たの。
なんだろう?」





ゆうり(小澤やるじゃん)





ゆうり「うちは、教室で待ってるね」





いちか「よっしゃ! 気合い入った」





ゆうり「勉強もちゃんとやりなよ」





いちか「は~い」













・*。・ 放課後 ・。*・





いちか「よっし! がんばるね」





がらがら、ガシャン





ゆうり「輝之介もいちかもファイと」





がらがら、ガシャン





ゆうり「ビグッ」





いちか「傘忘れちゃった」





ゆうり(苦笑)





いちか「よっしゃ! いくぞ~」





ダダダダダッ
ズテッ
ドンガラガッン





ゆうり「いちか」













・*。・ レインハウス ・。*・





輝之介「ヤバい。ヤバいぞ」





いちか「あなたが私の執事さん?」





輝之介「はい。
私が、いちか姫の執事でございます」





いちか「あなたが・・・って、輝之介!?」





輝之介「いちか姫の執事です」





いちか「なんだ、輝之介かよ、、」





輝之介「だめ?」





いちか「全然。
涙が出るくらい・・・」





Chu!!





いちか「てっ、輝之介・・・///」





輝之介「涙が出るくらい?」





いちか「うれしい」





輝之介「知ってる」





いちか「じゃあ、
つきあってくれるよね?」





輝之介「当たり前」





ゆうり「いちか。おめでとう」





私の恋は、雨で始まった。





何があっても
あなたと歩んでいこう。





これからも。





いちか「愛してるよ、輝之介」





輝之介「何? 聞こえない」





いちか「もう、」





いちか「愛してる」







*end*

この作品は過去に投稿された作品をアレンジしたものです。また、掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。

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