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あの通学路から

CAST泉 有乃泉 有乃

作者:ロリポップ

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2026.01.13

――君は、いまどこにいるの?
ねぇ、なんでいなくなっちゃったの?
お願いだから、もう一度あの通学路で
会おうよ・・・――





毎日のように、願っている
この願い。





あっ、申し遅れました!
ニコラ中学3年生の
泉ゆのです。





さっきの願いは
なんなのかって・・・?





聞いてくれる?





私の一生忘れることの
出来ない思い出を。















・*。・ 中学1年生 ・。*・





ハルキ「ゆのー、
同じクラスだな!
よろしく」





ゆの「ハルト!
よろしくね」





ハルキ「あっ、そうだ。
これからも今まで通りに
一緒に登校してやるよ」





ゆの「はぁ?
別にあんたと一緒に
登校しなくていいっての!
それに、ハルト一緒に行くんだったら
毎日毎日寝坊しないでね?」





ハルト「俺もしたくて
寝坊してるわけじゃ、ねーし」





ゆの「だーかーらー!」





ハルトとは、
小学生からのくされ縁。





ま、幼なじみってやつかな。





わたしは、ハルトに
ずっと実ることのない片思い。





ハルトとは、
春には桜が満開の
あの大きな木が目印の
通学路で出会った。















・*。・ 小学1年 ・。*・





あぁ、学校
行きたくないよぉ。





友達もいないし。。。





?「あの、これ落としたよ?」





振り向くと、顔立ちが整った
かっこいい男の子が





お母さんからもらった
大事な私のハンカチを
手に持っていた。





ゆの「あ! ありがとう!」





ハルト「うん! お名前は?」





ゆの「あっ、ゆのっていうの。
泉ゆの!」





ハルト「ゆのちゃんね、
僕は今井ハルト!」





当時、人見知りが激しい私にとっては、
人生で初めての友達だった。





それから、ハルトとは
毎日欠かさず学校に通っていた。





あのハンカチを
拾ってもらった日から
ずっとハルトのことが
好きだった。





そして、、















・*。・ 中学1年生 ・。*・





ピンポーン。





あれ?





ハルトの家
だれもいないのかな?





まっいいや、
先に行っとこ。















・*。・ 学校にて ・。*・





ゆの「おはよー!」





クラス「しーん」





ゆの「えっ、みんなどうしたの?」





りりか「えっ、ゆの知らないの?」





ゆの「何が?」





りりか「ハルトが今日
転校するんだって」





うそでしょ、、





わたしは、あれから走った。
ハルトの家を目指して。





走っていると、
あのハルトに出会ったあの場所で、





ハルトらしき人が
ずっと桜の木を眺めていた。





ゆの「は、ると?」





ハルト「ゆの!?」





ダッ。(ハルト逃げる)





ゆの「ちょっと待ってよ!」





陸上部の私は、ハルトなんか
すぐ追いつけた。





ガシっ。
(ハルトの腕をつかむ)





ゆの「なんで、逃げるの?
それに、なに、転校って?」





ハルト「ごめん! ゆの!
卒業式にはここに
戻ってくるから!」





そう、言い残し
ハルトはずっと向こうに
走っていった。





えっ、は、る、と、?





いなくなるの、?





また、いつもみたいに
登校出来ないの?





また、いつもみたいに
ケンカ出来ないの?















・*。・ 現在 ・。*・





あいつが消えて
2年が経った。





あの日から
ずっと明るかった性格が
暗い性格へ。





授業中もずっと
あの日のことばかり。





だから、成績が
ぐーんと落ちたぐらい。















・*。・ 卒業式 ・。*・





りりか「ゆのー! 高校も
一緒のところ行こうね!」





ゆの「もちろん、よろしくね!」





結局卒業式までに、
ハルトは帰ってこなかった。





私は、あの通学路で
あの桜の木を眺める。





すべては、ここから始まった。





ずっとハルトとの思い出が
よみがえる。





ハルトはうそつきだ。





帰ってこなかったから。





ポロッ。





涙が1粒、2粒と
こぼれ落ちる。





?「ゆの!」





聞き覚えのある声。





まさか!





すぐ、振り向く。





そこには、あのハルトが
立っていた、





ゆの「は、る、と?」





うそでしょ。





あっ、きっと
夢を見ているんだ。





ほっぺをつねってみる。





痛い。痛い。





っていうことは、現実、?





ハルト「ゆの! 約束通り
戻ってきただろ?」





ゆの「遅いよ! ばか!」





また、涙が1粒、2粒と
こぼれ落ちる。





よし、ハルトを
もう手放したくない。





ずっと思っていた気もちを
伝えよう!





ゆの「ハルト、私ね、
ハルトがいない間ずっと
ハルトのことしか考えてなかった。
実をいうと小学1年からずっと
ハルトのことしか考えてなかった。
ハルトがいなくなってようやく
決心がついたんだ。

ハルト、好きです。
つきあってください!」





ハルト「俺も。実は親が急な離婚して、
家がギクシャクしてて
引っ越すことになったんだ。
黙ってて本当にごめん!」





ゆの「えっ、じゃあ」





ハルト「好きだよ、ゆの」





ゆの「もー! ハルト大好き!」





(ハルトに抱きつく)





ハルト「おっと! 俺もだよ」





あれから、私たちは
今まで通りにいっしょに
あの通学路を通って
ニコラ高校へ登校しています。





すべてはあの通学路から
始まった――・・・





ありがと、通学路さん。







*END*

この作品は過去に投稿された作品をアレンジしたものです。また、掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。

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