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キライなあいつと、私の恋

CAST山本 初華山本 初華

作者:はなつ

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2025.07.25

あいつのことが
『大キライ』なはずだった・・・





* ‐‐‐ * ‐‐‐ *





私、イチカ!





ニコラ中学に通う
中2なんだ!!!!





中学生になって、
あっという間に
月日が過ぎて・・・





もう2年の7月!!!!!!!!!





夏休みまで、テストもないし
チョーハッピー!!!!





な、毎日を送ろうと
してたんだけど・・・・・・・・・

















*・・・・・・*・・・・・・*・・・・・・*・・・・・・*





ある日、ふと耳にした
『ウワサ』





それは、私がキライなヤツが・・・





『彼女にふられた』
っていうウワサ、





名前は、安藤イルマ。





入学式の日、
他の小学校から来たあいつは
クラスで孤立するどころか
中心グループにいた。





はじめは、
全く興味がなかったのに・・・





いつも周りの人と
ヘラヘラして、
うるさいあいつが、
キライになっていった。





そのウワサを聞いたとき、私は
『ざまあみろ』って思った。





放課後、みんなで話しているとき
そのことを話した。





イチカ「ふられて
当たり前だよねーー」





友達「えっ、でも
イケメンだし、
もったいないよー」





イチカ「マジ!?」





友達「え? うそじゃん」





イチカ「だってどこが?」





友達「えー、
さわやかでいいじゃーん」





イチカ「あっ、そーうでーすかー」





友達「そうだよぉー」





イチカ「んんーー」





あいつは、
さわやかじゃないよねー、、、、

















*・・・・・・*・・・・・・*・・・・・・*・・・・・・*





次の日。





女子「ねーねー、
なんでふられたの?」





女子「うん、私も知りたい!」





女子「ってか、
マジでふられたの!?」





女子全員「ほ、ほんと、だーーーー!!」





イルマ「、、さい」





女子「えっ!?」





イルマ「、、るさい」





女子「えー?
どーしたのー?」





イルマ「うるさい」





女子「えっ?」





イルマ「ほっといてくれよ」





女子「えっ!? ごめん・・・」





イルマ「べつに・・・」





女子「ごめん!!」





イルマ「もういいから、
あやまらないで」





イチカ(やっちゃったねーー、
そこ聞いちゃダメだよー)

















*・・・・・・*・・・・・・*・・・・・・*・・・・・・*





放課後。





イチカ「あれ、ヤバイよねーー」





友達「うーん」





イチカ「だってさーー」





友達「、、、、」





イチカ「あれは聞いちゃダメで
って、、え!?」





友達「見て!!!」





イチカ「なにあれ?」





友達「このタイミングでか・・・」





イチカ「告白されてんじゃん!!」





友達「どうするんだろ・・・」

















*・・・・・・*・・・・・・*・・・・・・*・・・・・・*





帰宅。





イチカ「疲れたーー」





告白どうだったんだろ、、、、、、、、、、、、、、、





『ふったらいいのに』





え!!!!!!!????????





私、今なんて!?





なんで!?





頭を整理すると、
『すき』だって気づいた。





初めて会ったときからの
モヤモヤは、
キライなんじゃなくて
『すき』のモヤモヤだったんだ。





なのに、彼女がいるから
好きになるわけないって思ってた。





本当は大好き・・・・・・・・・





そう気づいたとき、とてもうれしくて
気づかないふりしてたっていうのに
気がづいた。

















*・・・・・・*・・・・・・*・・・・・・*・・・・・・*





次の日、放課後。





イチカ「あのさー
突然なんだけどぉー」





友達「なにぃー」





イチカ「私、イルマが好き・・・」





友達「えぇーーー!!」





イチカ「あぁー、
もう言わなきゃよかったぁーー」





友達「なんでよー!
ってか、恥ずかしがらずに
顔あげてよ!!!!!!!!」





イチカ「だって、
さんざん悪口言ってたのにさぁー、
いまごろ好きって」





友達「でもマジで!?」





イチカ「マジですよー!!!!」





友達「うそだ!」





イチカ「イルマ、がすきだよぉーー!!」





友達「え?」





イチカ「だから、イルマが好き!!」





友達「イチカ、顔あげて!!!!!!!!!!!!!!」





イチカ「え?」





イルマ「よっ!」





イチカ「あああああああああああああああああ」





友達「、、、、、、、、、、、、、、、、、、、」





イルマ「おまえ、まじで?」





イチカ「うそだよ!!!!
あるわけないじゃん!
忘れて!」





イルマ「忘れない、、、」





イチカ「は?」





イルマ「俺もおまえが好きだ」





イチカ「ええええええええええええ!!!!!!!!」





イルマ「彼女に言われた、、」





イチカ「ええ?」





イルマ「私じゃない誰かが
すきでしょ? って」





イチカ「は?」





イルマ「それが、
おまえだったんだ」





イチカ「ちょっまっえぇ!?」





イルマ「おまえは?」





イチカ「えっと、、、
昨日告られてたのは、、、」





イルマ「見てたの!?
ことわったよ」





イチカ「なんて?」





イルマ「あーー!!
お前が好きって」





イチカ「え、、、」





イルマ「おまえは?」





イチカ「え、、」





イルマ「おれのこと好き?」





イチカ「もぉーーーー」





イルマ「ん?」





イチカ「好きだよぉ!」





イルマ「だれが?」





イチカ「もぅ!
イルマがすきだよぉーー!!」





イルマ「よく出来ました!!」





イチカ「ムゥーーーー」





友達「あの、、、、」





イチカ、イルマ「ん?」





友達「2人そっくりで、
おにあい!!」





イチカ、イルマ「うそだ!」





友達「うそじゃないよー。
じゃ、お邪魔しましたー」





イチカ、イルマ「、、、、、、」





イチカ、イルマ「ははははははは」

















*・・・・・・*・・・・・・*・・・・・・*・・・・・・*





あの後、ずっと笑ってて、
いっぱい話した。





ずっときらいって
おもってたけど、





その奥にある好きって気もちを
閉じこめてたらダメ! って
気づいた。





だって恋って
こんなに楽しいから!







*end*

この作品は過去に投稿された作品をアレンジしたものです。また、掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。

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