花火大会。
作者:あみりん
Hello
ウチは、中3のイチカだよ。
親友もいるし。
勉強もついていけてるし。
好きな人もできたし////
充実してる日々を過ごしてるよ!
?「おはよ!」
イチカ「うん、おはよ」
?「イチカ、さっき
ひとりごと言ってたけど、
どうした?」
イチカ「あ!
聞こえてた?(笑)
気にしないでくれ」
この子は、うちのいつめんっつーか
親友の、いぶきんだよ!
かわいくて、キラキラしてて、
自慢の親友。
いぶき「イチカー、
この花火大会一緒に行こうよ!」
イチカ「んーと・・・いつ?」
いぶき「あはは。笑」
イチカ「どうしたの、いぶきん??」
いぶき「いや、イチカらしいなって
思ってね」
イチカ「どこが?」
いぶき「チラシの花火だけ見て、
端っこに書いてある日にち
見ないこと!!笑」
イチカ「あ!!!」
いぶき「やっぱイチカは、天然だなぁ」
天然なのかな?
自分で天然って思ったこと、
ないんだけどなぁ。
うーん。わからん。
いぶき「で、いけるの??」
イチカ「うん! いける!!」
いぶき「やった!
じゃあ公園に、5時集合だよ。
ちゃんと浴衣きてきてよね!」
イチカ「わかった!!」
*...・・・*...・・・*
〈花火大会当日〉
いぶき「イチカー!
お待たせ!
遅くなってごめん」
イチカ「いいんだよー。
私が早く来すぎただけだから!」
いぶき「イチカ、やさしい」
こうして私たちは、
花火大会を楽しんだの。
でもね・・・
ピロリーン。
いぶき「うちのだ!
あ、リュウトからだ」
イチカ「うそ! まじ!?
見せてー」
いぶき「・・・・・」
リュウトっていうのは、
いぶきんの彼氏。
同級生だよ。
しかも、お似合いのふたり。
イチカ「どうしたの?」
いぶき「ウチ、どうすればいい・・・?」
イチカ「どれどれ・・・」
《いぶき!
いま花火大会きてるんだけど。
いぶききてる?
来てたら一緒に歩こうよ!》
イチカ「うん。行ってきな!」
いぶき「え、でも、イチカと・・・」
イチカ「あ、ううん、いいの。
ウチ、用事できちゃった」
こんなの、ウソ。
用事なんてできてない。
ほんとは、いぶきんと
一緒にいたい。
でも、いぶきんのためだもん。
ウチは、だいじょうぶ。
いぶき「イチカ、無理してない?」
イチカ「してないよ!」
いぶき「そっか・・・
本当にごめん!!」
いぶきんは
走り去っていく。
いいな、彼氏かぁ。
いぶき「あと、イチカ!!
ありがとう!!」
いぶきんが、振り返って
ウチにいった。
あー、バレちゃってたかな~。
まぁ、いいでしょ!!
はーぁ。ぼっちやなぁ。
かえろうかなー。
?「おい、山本!!」
バッ!
思わず振り返る。
だって、その声は
私が片想い中の、
安藤イルマ君だったんだもん。
イチカ「え、どうしたの?
てか、ひとり?
あはははは」
イルマ「まぁなー笑
てか、山本もひとりじゃねーか!」
イチカ「はぁ?
ウチはちゃんとさっきまで、
いぶきんと一緒に
いましたからー!!」
イルマ「あはは
俺と一緒だな」
イチカ「え?」
イルマ「俺、リュウトと
回ってたんだよねー」
イチカ「へぇー」
イルマ「んで俺が
お前ら見かけたから、
相沢来てるけど、
一緒に回んないの?
って言ったんだよ」
イチカ「じゃあ、
ウチがひとりになったのは、
イルマくんのせいじゃん!!」
イルマ「まぁ、そういうことに
なるのかもなー。
あ、でもでも
お前がひとりになると思ったから、
俺が来てやったんだぜ?」
イチカ「えー笑
でも、いぶきんが
幸せならいっか」
ウチは、ほろっと
笑顔をこぼした。
・*。・ イルマside ・。*・
ドキ////
え、俺、どうしたんだろ。
ドキドキしてる。
頭の中では
山本のさっきの笑顔が・・・
ぐるぐる回ってる。
あぁ、きっとそうだ。
俺は、前から山本が
好きだったのかもしれない。
自分より他人想いで、
自分がどうなっても
親友のためなら
なんでもできちゃう子。
ついつい目で追ってたの、
覚えてる。
いつも目の先には、
山本がいたっけな。
さっきだって、リュウトと
いられなくなるはずなのに
なぜかワクワクしちゃってた。
・・・・・・・・・
イルマ「山本!
一緒にまわろーぜ」
ぐっっと
手を引っ張られた。
やっぱイルマ、好きだ。
ウチの想いの
一方通行だろうけど。
イルマ「いいかな・・・?」
イチカ「もちろん!!」
イルマ「山本! かき氷、
食べよーぜ」
イチカ「うん!」
イルマ「何味がいい?
山本ー!! ・・・山本??」
いぶきんたちだ。
幸せそうだな。
イルマの呼ぶ声がする。
あーそうだった。
一緒に回ってるんだった!
イルマ「・・・山本、
もしかしてリュウトのこと
好きなの?」
イチカ「え!? そんなことないよ?
どうして?」
イルマ「いや、山本が
リュウトたちのこと
目で追ってたから」
イチカ「いや、幸せそうで
いいなーって思って」
イルマ「そうだったんだ。
よかった・・・(ぼそ」
イチカ「ん?」
イルマ「なんでもないよ!
それより、何味がいい?」
イチカ「んー・・・ピーチ!!」
イルマ「おっけー
あ、あそこのベンチ座って
待ってて!」
イチカ「じゃあ、お金・・・」
イルマ「いいんだよ」
イチカ「あ、うん」
イルマ君、
おごってくれるんだ。
彼女じゃないのに
いいのかな。
とりあえず座って、
待ってよ。
・・・・・
イルマ「お待たせ!」
イチカ「ありがとう。
彼女でもないのに」
イルマ「そんなの関係ないよ!
はい!笑」
イチカ「ん?」
イルマ「半分こね!」
イチカ「カレカノみたいじゃーん笑」
イルマ「こづかい少ないんだよっ」
イチカ「あはははは。
てか、美味しい。
てか、どうしたの?
イルマくん?」
イルマ「違う・・・ウソ。
かき氷半分こにしたのは、
こづかいがないからじゃない。
山本が好きだから、
もっと近づきたいから。
実は俺、りょうたと別れたあとも
わくわくしてた。
山本と一緒に回れるからって。
いつも他人のことばっか考えてて、
自分のことは後回しで。
そんな山本が、好きだ」
イチカ「え・・・?
よくわかんないよ」
イルマ「ふふっ
やっぱ、山本らしいな。
山本のことが好きだ。
つきあってくれないかな??」
イチカ「え・・・ええ!?
ウチ!?」
イルマ「お前しかいないだろ///」
イチカ「ウチもイルマが好きだった!
喜んで!」
イルマ「よっしゃ!!」
ギュッ///
イルマが強く
手を握りしめてくれた。
ウチも強く握り返す。
ウチの恋、叶った。
早くいぶきんに
報告しなくちゃ!
・LINE・
《いぶきーん!》
《なに? いちかー?》
《イルマとつきあうことに
なったよー!》
《まじ? おめでと!!!!!!》
*END*
この作品は過去に投稿された作品をアレンジしたものです。また、掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
山本 初華

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