ふたりのヤンキーW攻め?!
作者:プチョ
こんにちは!! 常盤まうみです。
今あたしは、窮地に立たされてる・・・
わけは、遅刻寸前!!
ベタだけど、パンをくわえて
猛ダッシュ!!
まうみ「行ってきまーす!!」
キーンコーン・・・
やばっ!! 予鈴じゃん!!
急がなきゃ~!!
・・・と思った次の瞬間!!
ドンッッ!!
まうみ「キャアアッッ!!」
???「ご・・・ごめん!!」
?? お、男の子??
まうみ「あ、ウチは平気なんで・・・
あなたこそだいじょうぶですか??」
???「あ、平気。
それよりチャイム鳴るよ?」
まうみ「そおだった!! やばい~!!(汗」
キーンコーン・・・
ふ~、ギリセーフ・・・
しおり「おはよ、まう!」
まうみ「はぁ、おはよ・・・
はぁ、はぁ・・・」
しおりは、ウチの大親友。
しょっちゅう出かけたりするんだ!!
しおり「あれ~まうみ
なんか香水つけてる??」
まうみ「え?? 香水なんてつけてないよ?!
なんで??」
しおり「なんか香水臭いと言うか~、
あ!! 先生来た!! 後でね!」
ぶつかった人、
かっこよかったな~・・・
・・・もしかして、あの人と
ぶつかったから
香水臭いって言われたのかな?!
先生「今日は転校生をふたり紹介する。入れ」
ガラッ!
イブキ「ニコラス男子学園から来ました。
堀口イブキです」
あ~~~~っっ!!!! あの人!!
今朝ぶつかった人じゃん!?
リュウト「竹内リュウトです!!
リュウって呼んでくれよ!!」
クラスの女子「キャー!!
リュウ君かっこかわいい~!!」
すご・・・
転校初日からモテモテだぁ・・・
先生「じゃあ堀口は、常盤の右隣で
竹内は常盤の左隣な。早くつけ」
はぇ?? 堀口君がウチの右隣で?
竹内君がウチの左隣??
え~~~っっ!!?
なんで?! なんでこーなる?!
先生のバカ!!
なんでふたりとも隣にすんの?!
リュウト「よろしくね、常盤さんっ。
俺のことは、リュウって呼んでね☆」
まうみ「あっ・・・よ、よろしくっ!!
ウチのことも、まうみでいいよ!」
イブキ「よろしくね。
・・・あれ、常盤さんって
どっかで見たことある気がする・・・」
まうみ「あ、あぁ、今朝
堀口君とぶつかったのはウチです」
イブキ「あぁそうか!! だいじょうぶ?
ケガなかった??
ごめんね、俺の不注意で・・・」
うわぁ~、堀口君やさしいなぁ・・・
その上かっこいいし!!
リュウ「何々?? 俺の知らないうちに
ふたりは知り合っちゃってたわけ?!」
イブキ「あぁ、今朝常盤さんと
ぶつかってな・・・」
リュウ「ホント?! まうみ
だいじょうぶだった?!」
まうみ「あ、あたしは平気。
でも、堀口君の方が・・・」
イブキ「その『堀口君』やめてくれる??
イブキでいいから!
俺もまうみって呼ぶわ!!」
まうみ「う、うん!!」
いきなり呼び捨てでいいのかな~(汗)
しおり「あのイケメンヤンキーふたりが
隣なんて、まう、うらやましい~っ。
しかも呼び捨てで呼ぶんでしょ??」
まうみ「うん。でもいきなり
呼び捨てでもいいのかな~って・・・」
しおり「あっちがいいっていってんだから
いいんだよ!!
あ~いいなぁ。
ウチも呼び捨てで呼びた~いっ!!」
ヒソッ・・・
キーンコーン・・・
まうみ「やっとお昼だぁ!! お腹すいたよ~!!」
と、ウチがお弁当を開いた瞬間・・・
ドンッ!! ドサドサッ
一瞬でウチのお弁当は床に落ちた。
原因は、リュウをかっこかわいいと
言っていた女子たちが、
机に勢いよくぶつかってきたこと。
クラスの女子「あ~、ごめんね~??
でもワザとじゃないからぁ~、
常盤さんが片づけてねぇ~??」
絶対ワザとだ・・・
でもウチのお弁当箱だから、
ウチが片づけないとだよね・・・
しおりが手伝うって言ってくれたけど、
しおりに迷惑かけらんないから
いいって言ったけど・・・
クラスの女子「常盤さぁ~ん!
さっきはごめんねぇ??
ちょっとトイレついてきて欲しいのぉ~!!」
しおり「まうっ・・・!!」
まうみ「だいじょうぶだから・・・
行ってくるよ」
・*。・ 女子トイレ ・。*・
ドンッッ!!
まうみ「いっ・・・たぁ・・・!」
クラスの女子「常盤さんさぁ、
あのふたりが隣だからって
調子のりすぎじゃないの??
デレデレしちゃってさぁ!!」
キャハハハハハッ!!
まうみ「調子になんてのってない。
デレデレもしてない!
ウチがあのふたりと隣だからって
ひ・・・ひがまないで!!」
クラスの女子「なっ・・・!! なんですってぇ!?
・・・フン、まぁいいわよ。
じゃあ今すぐ、そんな口たたけなく
なるようにしてあげる!!」
バァッシャ~ン!!
ウチは、勢いよく冷水をかけられた。
しかも何回も。
クラスの女子「キャハハハハハッ!!
楽しい~!!」
泣きたい・・・
でも、今泣いたら負けになる。
だからウチはガマンして、
涙をこらえてた。
クラスの女子「い~い??
これからはリュウ君たちに
気やすく話しかけんじゃないわよ!?
話しかけてきても、ムシしなさいよっ!!
そうすれば常盤さんは
嫌われるに決まってるしっ」
イブキ「おいっ!! 何やってんだよ!?」
クラスの女子「イブキ君・・・っ!!」
入り口のところには
イブキとリュウがいて、
女子トイレなんて関係ないように
入ってきた。
リュウ「まうみっ!!
だいじょうぶか!?」
まうみ「・・・う・・・ん・・・」
リュウは自分のブレザーを
ウチにそっとかけてくれた。
イブキ「おい・・・、
どーゆーことか説明しろよ」
クラスの女子「だっ、だって・・・
イブキ君やリュウ君が
常盤さんばっかりかまってて
ウチらのことかまってくんないから・・・」
イブキ「はぁ!? そんな理由で
まうみをこんな目にあわせたのかよ!?
まじざけんなっ・・・!!」
まうみ「もうやめて!!」
イブキ「まうみ・・・??」
まうみ「ウチのことはいいから・・・
怒るイブキは見たくないよ・・・」
ウチがそう言った瞬間
女子たちはそそくさと去っていった。
イブキ「ごめん、怖ぇとこ見せて・・・」
まうみ「ううん。全然だいじょう・・・」
リュウ「えっ、まうみ!? どうしたの!?」
まうみ「あ、あれぇ??
なんかわかんないけど、
止まんないよぉ・・・」
ウチはいつの間にか
大粒の涙を流していた。
ギュッ・・・
イブキ「こらえてたんだろ?
すぐに助けらんなくて・・・
本当ごめん・・・」
まうみ「う・・・うわぁ~んっ!!」
こらえてた分、たくさん泣いた。
ずっと泣きじゃくってる間は、
イブキもリュウも
ずっと見守ってくれてた・・・
リュウ「よし!!
今日から登下校は一緒だ!!」
イブキ「そうだな。
そうすれば、まうみは
いじめられることないもんな!!」
まうみ「ありがとう・・・」
・*。・ 下校時刻 ・。*・
リュウ「よし。
まうみ! イブキ! 帰るぞ~!!」
まうみ「うんっ!!」
ウチが、げた箱から靴を取り出し、
履いてリュウとイブキのところまで
走っていった瞬間・・・
リュウ「まうみっ!!」
まうみ「何??」
リュウ「俺、まうみのこと好きだっ!!!」
まうみ、イブキ「えぇっ!!?」
え・・・??
まうみ「なんでイブキも
ビックリしてんの???」
イブキ「俺も今、言おうとしてたのに・・・
リュウに先越された・・・!!」
まうみ、リュウ「えぇっ!!?」
次はリュウとハモった。
リュウ「なんだよ、イブキ~!!
まうみは俺のモンになんだよ!!」
イブキ「は?? ざけんなっつの!!
俺のモンになる!!
っつか、俺のモンにする!!」
リュウ「まうみ!!
俺とイブキ、どっちとつきあいたい!?」
まうみ「えぇっ!?
そんないきなり言われても・・・」
リュウ「いきなりで悪いけど
今、答えだして!!」
まうみ「~~~っ!!
・・・あのっ!!」
リュウ、イブキ「なに!? どっち!?」
まうみ「ウチはっ・・・
どっちもいい人だと思ってる・・・」
リュウ「え??」
まうみ「だからっ・・・!
選べないからっ・・・その・・・」
イブキ「なに??」
まうみ「選べないから、
答えがでるまでっ・・・
・・・3人でつきあわない??」
リュウ、イブキ「・・・・・・」
まうみ「ダ・・・ダメ・・・??」
リュウ「ブハッ!!!」
え??
リュウ「アハハハハハハッ!!
・・・いいよ?? 俺は!!」
イブキ「俺もいいよ。
ぜったい俺が振り向かせる!!」
まうみ「え・・・いいの???」
リュウ、イブキ「うん、いいよ!!」
ダメだと思ってたのに、
意外な返事にウチは
ビックリするばかり。
リュウ、イブキ「ホラ、帰るぞ」
そういうふたりは
ウチに手を差し伸べてきた。
ウチはそのふたりの手を
しっかり握った。
まうみ「うんっ!!」
ヤンキーだけど、
すごくやさしくてステキなふたり。
こんなウチを
受け入れてくれてありがとう。
そのうち必ず結果を出すから
待っててね!!
ふたりはウチを振り向かせてね!!
*fin*
この作品は過去に投稿された作品をアレンジしたものです。また、掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
常盤 真海

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