私って、、、 ~嘘の恋と失恋と揺れるゆうじょライバル心

CAST平澤 遙平澤 遙

作者:すのはるすのそら

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2021.03.15

高校1年のニコ校に
通う私、ハルカ。





普段みんなから
元気だとか、
場が明るくなるねだとか
そう言われるけど





今の私は
そういかない、





なぜなら元カレに、
思いを寄せているから、





中学1年の頃に
付き合っていたけど、
ほんとに
すぐ別れちゃって





しばらくは
未練タラタラで、
どうしようもなくて、





親友のコハルにずっと
相談に乗ってもらってた。





でもある日、





「私はもう諦める!!」





「そして
新しい恋する!」





と言った2年後、





私はスマホの
メッセージを開く。





(ねぇコウショウ)





それだけ
メッセージを送り
返信を待つ。





意外にも
返信が早く





(どした?)





私の、元カレ兼
今の私の好きな人は
コウショウ、





(やっぱ、
なんでもないや!)





好きな人が
出来ただなんて
言えるわけないから
嘘で誤魔化す。





(なんだよ笑)





(ごめんごめん笑)





こんな何気ない会話でも
ドキドキしてる私って、
なんなんだろ、





(あ、なんもないならさ)





(電話しね?)





このふたつの文に
私は2度見どころか
3度見した。





(いいけどどした?笑)





それだけで返す、





ホントならもっと
言いたいこと
あるはずなのに





(聞いてほしいことが
あるから)





(とりあえずかけるよ?)





心の準備が
出来てないけど





(いいよ)





そうやって返す私って、、





画面が切り替わり
電話のマークと
コウショウのアイコンに
3コール目くらいで
やっと電話に出ることが出来て





「もしもし」





「もしもし?
聞こえる?」





「聞こえてるよ」





「ならよし」





ハハッと笑うアイツは
昔から変わってない。





そうゆうところが
ドキドキしてしまうのに、





「で?
何があったの?」





「俺さ、好きな人が
出来てさ、」





まさかの言葉に
言葉を
詰まらせてしまう。





「へ、へぇ、、
そ、うなんだ、」





「ハルカは?
好きな人いねぇの?」





私もいるよ、





でもね、それが
コウショウだなんて
言えない、





「いるけど、
言わない」





「俺の好きな人
教えるから
教えろよー」





「やだ」





「なんでだよー」





なんでって、
決まってんじゃん、





好きな人教えるから
教えろって、





コウショウが言う時は
私じゃないって
わかってるから、





「ごーよーんさーん
にーいーち」





謎のカウントダウンが
始まってしまった。





「ユイト!」





「え?」





「ユイト、
私の、好きな、人、」





「なんだよぉ
ユイトなら
俺に言ってくれれば
“友達として
応援してやったのに”」





“友達として
応援してやったのに”





この言葉だけが
一生突っかかってた、





「俺の好きな人はね、
コハル」





「え?
コハル?」





「俺が応援すんだから
ハルカも応援しろよ!」





電話だから、
涙目になってる私を
抑えられた。





でもやっぱり返す言葉は
嫌なんかじゃなくて





「うん、いいよ」





私って、、、





コウショウの
女友達としてなら
1番近くにいられてる人
なのかな?





「じゃあ、
またユイトとの話
聞かせろよ!」





「わかってる」





「じゃあまた!」





「またね」





電話が切れた後
私はベランダでふと思う。





「私の恋って、」





「一生実らないのかな、」







*end*

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