はるかの心との戦い

CAST平澤遙

作者：のんちゃん

2019.09.14

私は、１人で
学校から下校している。

特に何も
考えてはいない。

つまり無かも。

あんなことがなければ、
私は幸せだった。

私は、
平澤はるか。

＊。・　１年前　・。＊

はるか「あはは！」
楽しいね！　れん」

れん「はるかといれば
当たり前だろ！」

この人は、
れんって言って
私の彼氏だった。

いつも、一緒に
楽しく話したり
遊んでた。

もちろん
毎日のように。

れんと一緒にいると、
楽しかった、
幸せだった。

でも、ある日
れんが学校に
来なくなった。

怖かった。

悲しかった。

メールをしても、
返信はないし。

家に行ってもいない。

あの日、家で
大泣きしたことを
覚えている。

これから、
話すのは

私の心との戦い。

まあ、このまま
聞いててね！

＊＊-・．・＊＊＊・．・-＊＊

私、何か
悪いことした？

傷つけた？

分かんない。

友達にも聞いた、

まのか「はるちゃん、
悲しいよね。
でもきっと何か事情が！」

はるか「分かってる！
でも、何も連絡来ないから」

まのか「はるちゃん、」

＊＊-・．・＊＊＊・．・-＊＊

そして、数日後、

れんから、
メールが来た。

れん「はるか！
返信できなくてごめん！
今から、
会えるかな？」

嬉しかった！

安心した。

でも、
そんな私の頭の中に
迷いがあった。

そして天使と悪魔が
あらわれた。

悪魔『はるか
こんなん信用すんなよ！
長いこと返信なかったから
嘘かもよ』

はるか「確かに、
おかしいかも」

天使『はるちゃん！
大丈夫だよ！
れんに会いたいんでしょ！
何か事情があったんだよ！』

はるか「確かに、
まのかも言ってた！」

悪魔『何かってなんだよ!!』

天使『そんなの、
いろいろあるじゃない！』

悪魔『いろいろって
なんだよ!!』

天使『とにかく、
はるちゃん！
行かなきゃ！』

悪魔『それで、はるか！
何かあったらどうする？
だまされたら』

はるか「えっ、」

天使『はるちゃんだめ！
行かないと！
れんは、彼氏でしょ！
嘘つかないよ！』

はるか「でも、私、
だまされてたら」

悪魔『お前の負けー！
悪魔が正義だな！』

信用して、
失敗したら。
どーしよ。

やっぱりやめよう。

まのか「はるちゃん!!」

はるか「まのか？」

まのか「それでいいの？
ほんとにいいの？」

はるか「でも、」

まのか「れんを
守りたいんでしょ？」

はるか「うん、」

まのか「なら、
信用しなきゃ！」

はるか「まのか、
行ってみる！」

まのかの言うとおり、
分かんないけど信じよう！

＊。・　病院前　・。＊

早く、
れんの家に
行かなきゃ。

れん「はるか！」

はるか「れん！」

なんでここに？

れん「俺さ、」

突然、れんが
悲しい顔をした。

れん「事故に巻き込まれて、
病院に運ばれたんだ」

はるか「えっ？
どーしてー」

れん「車にひかれそうに
なった子供を助けたんだ」

はるか「れん、」

れん「それで、
記憶喪失になった。
なかなか
思い出せなくてさ」

はるか「そうだったんだ」

れん「思い出すのに
時間かけてごめん！
それに、心配かけて！」

はるか「今は、
無事ならいいの！」

れん「それでさ、
はるかが心の中で
ささやいてくれたり、
メールで心配してくれて
思い出せたんだよ！
だから、
はるかのおかげ！」

はるか「わっ、私？」

れん「ありがとう！」

はるか「れん、
良かったー！」

れん「大好きだよ！
はるか！」

はるか「私も、
れんといて楽しい！
幸せ！」

れん「おおげさだなー！」

はるか「退院したら、
遊ぼうね！」

れん「おう！」

私は、自分との戦いに
勝ちました。

＊ｅｎｄ＊