君のために捨てる

CAST平澤 遙平澤 遙

作者:icecream

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2018.06.10

(キーンコーンカーンコーン)





先生「皆さん、
席についてください!」





はぁ・・・
勉強嫌だなぁ。





先生「今日は、転校生を
紹介します」





転校生って、
珍しいなー。





ミライ「転校生
男子がいいな♪♪
ハルカは?」





ハルカ「うーん、
私は男子でも女子でも
どっちでもいいかな」





ミライ「えぇー?!
もし転校生が男子だったら
彼氏ゲットになるかもよ?!?!」





ハルカ「彼氏とかいいよぉ・・・」





私は恋愛とか彼氏とか
あんまり分かりません・・・





先生「じゃあ、
入ってきて下さい」





(ガラガラ)





星悟「えっと、
転校してきました、
雨中(うちゅう)星悟(せいご)。
よろしくー」





雨中でうちゅうって
読むんだぁ、
珍しいなぁ・・・





ミライ「キャー!!
イケメンキタァァ!!!」





先生「じゃあ、
あそこの未木崎ハルカさんの
隣の席に座ってもらえる?」





星悟「わかりました」





やば・・・転校生
隣の席じゃん・・・





ミライ「いいなーハルカ!」





ハルカ「転校生隣とか
気まずいよ・・・」





星悟「転校生が
なんですか?」





やば!!
聞かれてたァァ!





ハルカ「なんでもないよ!」





これがきっかけで
仲良くなっていった・・・!







ハルカ「雨中くん!
一緒にお弁当食べようよ!」





星悟「いいよ」





だいぶ雨中君と
仲良くなれた気がする!!













*。・ 数日後 ・。*





星悟「どこで
食べたいんだ?」





ハルカ「うーん、じゃあ、
屋上はどうかな・・・?」





星悟「分かった」





ミライ「・・・・・・」





ミライ(なんでハルカばっかり・・・)







(パクパク・・・)





ハルカ「美味しぃ~!!」





星悟(美味しそうに
食べるヤツだなぁ・・・)





ハルカ「あ!
星悟のお弁当も
美味しそうだね♪♪」





星悟「ひと口食べるか?」





ハルカ「うんうん!
食べたい!」





星悟「はいどーぞ」





(パク!)





ハルカ「美味しぃ~
ありがとね! 雨中君!」





星悟(ドキンッ・・・)





星悟「別に・・・いいよ」





ミライ「おーい!!」





ハルカ「あ! ミライ!」





ミライがハルカを
通り過ぎた・・・





ハルカ「え・・・?」





ミライ「星悟さ~ん!
一緒にお弁当食べよ?」





星悟「いや・・・ごめん、
俺、今ハルカと食べてるからさ」





ミライ「ハルカは
もういいじゃない!」





星悟「俺にとっては
良くねぇんだよ」





ミライ「・・・!!」





ハルカ「ミライ、
一緒に食べよ?
3人で食べようよ!」





ミライ「ハルカ、ごめん!
ミライね、実はハルカに
嫉妬してたの」





ハルカ「そうだったんだ!」





ミライ「ごめんなさい」





ハルカ「ってことで星悟君!
3人で食べよ!」





星悟「・・・分かった」













*。・ 放課後 ・。*





ハルカ「やっと終わったぁ!」





ミライ「おつかれー」





星悟「おつかれ」





ハルカ「よし、帰って
ゴロゴロしよー!」





星悟「ハルカ待って!」





ハルカ「ん? 分かった」





ハルカが星悟に
手を引っ張られた。





ミライ「気になる!!
こっそりついて行こ!」











*。・*。・





星悟「急にごめん」





ハルカ「急にどうしたの?」





星悟「俺さ」





ハルカ「?」





星悟「最初はただの
友達だと思ってたんだ」





ハルカ「うん」





星悟「でも、今は
ハルカのこと友達だと
思ってない」





ハルカ「え?」





(私、なんか
しちゃったのかな・・・)





星悟「いつの間にかに
ハルカのこと好きになってた」





ハルカ「え・・・えぇぇ?!」





星悟「俺と付き合ってほしいんだ」





(どうしよう・・・
実は私も星悟君のこと
前から好きだったんだよね・・・
嬉しい・・・嬉しすぎる!)





ハルカ「私なんかでいいなら
よろしくお願いします!」





星悟「やった!」





ミライ「おめでと~!!」





星悟&ハルカ「え?!?!?」





ハルカ「なんでここにいるの?!」





ミライ「気になったから
ついてきちゃった!」





星悟「全然気づかなかったわ・・・」





ミライ「ほんとにおめでとう!
カップル誕生だね!」





ハルカ「ありがとう!!
ミライ!」





星悟「あ・・・
ありがと・・・な」













*。・ 1年後 ・。*





ハルカ「私たちが付き合ってから
1年だね!! 星悟!」





星悟「そうだな」





ハルカ「遊園地で
記念日デートしようよ!」





星悟「その前に
話があるんだ」





ハルカ「え? 何?」





星悟「信じられないかも
しれないけど
俺、実は人間じゃなくて
宇宙人なんだ」





ハルカ「えー、何よ
その冗談~!」





星悟「冗談じゃない、
ホントの話なんだ。
証拠を見せるよ」





星悟「ビビットビック!」





星悟の体が光った。





ハルカ「え・・・
星・・・悟君・・・?」





星悟「実は俺、人間に
なりすましていたんだ」





ハルカ「そうだったんだ・・・」





星悟「俺は本当に
ハルカが好きなんだ」





ハルカ「星悟君・・・」





星悟「宇宙人の世界では
1年しか地球に居てはいけない
決まりだから、もう宇宙に
帰らなくちゃいけないんだ」





ハルカ「えっ・・・そんな!!」





星悟「俺はもっと
ハルカと一緒にいたいんだ。
だから、宇宙を捨てて
地球で暮らす」





ハルカ「そ・・・そんな!
星悟君は大丈夫なの?」





星悟「俺は平気だ。
ハルカ、ハルカは俺のことを
ホントに好き?」





ハルカ「うん!
星悟のこと、
大大大好きだよ!」





星悟の体が更に光った。





星悟「ありがとう、
好きって言ってくれて」





ハルカ「あれ? 星悟、
光がなくなってる・・・!!」





星悟「!!
人間になってる・・・?!」





ハルカ「本物の人間に
なれたの?」





星悟「これで・・・
ほんとに恋愛ができる・・・!!」





ハルカ「ほんとに?!」





星悟「ああ」





ハルカ「やったーー!!!」





星悟「これからもよろしくな、
ハルカ」





ハルカ「うん! 星悟!
よろしくお願いします!」







*end*

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