守ってくれてありがと。

CAST平澤遙

作者：はるふぁみ

2020.10.11

たかと《明日花火しようぜ！》

halca《いいねー
はるもやりたい！》

たかと《じゃ、おやすみー！
はるはるー》

halca《昔のあだ名やめろｗ
おやすみ！》

あぁぁ幸せ！

幼なじみで好きな人の
タカトとLINEするのが
私、平澤遙の１番の楽しみ。

*．*．*．*．*．*．*．*．*

タカト「おっはよーハルカ！」

ハルカ「おはよ！」

タカト「はるはる
宿題やった？」

ハルカ「私、優等生だから
やったし！」

私はタカトを軽く叩く。

タカト「おい、骨折れたわｗ
仕返し！」

タカトは、ほっぺを
つねってくる。

レオン「お前ら
ほんと仲良いよな！
いちゃつくなよｗ」

ハルカ「いちゃつくか、ばか！」

言えないよ、
本当は大好きなのにな笑

レオン「ハルカ、
このプリント回して」

え!?　休校のお知らせ!?

この前、登校
始まったばっかなのにー！

しょうがないな、
まあタカトとLINEできるし
いっか笑

タカトと私は
毎日LINEをした。

正直お互い
両思いだろうな笑

LINEでは結構やさしいこと
言ってくるのも好き。

タカトのおかげで、
充実したおうち時間だったな。

＊。・　２週間後　・。＊

やっとタカトに
会えるよー!!

ハルカ「タカト
ぐっもーにん！」

タカト「あ、おはよ・・・」

え？
ぼそっと挨拶だけ・・・？
どうしたんだろ。

ハルカ「まさか失恋？
はずかしｗ」

・・・

ってもういないじゃん！
これじゃ私が恥ずかしいよ。

なんで？　なんで？

ハルカ「タカト、
次理科だね！」

タカト「だね」

ハルカ「タカト
みかん譲ってよー！」

タカト「え、だめ」

ハルカ「タカト
先帰っちゃうよ！」

タカト「ご自由に」

はぁぁ？
なんでこんなに
そっけないの？

なんかしちゃったかな？

１番タカトと仲良い
レオンに聞こ。

ハルカ「レオン、タカト
なにかあったの？」

レオン「ん？　なんもしらねｗ
どーかしたの？」

ハルカ「それが・・・」

私は全部話した。

レオン「まあ、なんかやなこと
あったんじゃねｗ
それよりさ、俺はそんな思い
させないよ？　俺じゃだめ？」

ハルカ「え・・・」

確かにレオンは優しく
話を聞いてくれる。

タカトよりも
バカにしてこないし。

私、レオンが
好きなのかな・・・

ハルカ「ま、また今度話そ笑　ね？
ばいばい！」

もう自分の気持ち
わかんないよ。辛い。

LINEをしても、
応答はなかった。
なんなの。

こんなことなかったのに。

＊。・　翌日の放課後　・。＊

レオン「ハルカ、
気持ち聞かせてよ」

ハルカ「えっと、えっと、
す・・・」

タカト「ちょっと待って!!!」

ハルカ「タカト!?」

レオン「今更どした？ｗ
ハルカを悲しませといてさ」

タカト「違う、違うんだ！
俺は休校中、レオンと沢山遊んでた。
ゲーセンとか行ってた。
俺は、かかんないって思ってた。
でも、１番大切なハルカにうつしたら、
って考えると、
話しちゃいけない気がして・・・
LINEで話すとハルカが恋しくて
もっと辛くて、だから、未読にしてた。
レオンの友達が実はかかってて、
今ＰＣＲ検査して、陰性確認したんだ！
だから、沢山悲しませちゃったけど、
今から沢山、俺を好きにさせてみせるから、
付き合ってください!!」

ハルカ「ごめん、ずっとずっと
勘違いしてた。
ほんとにタカトはやさしいね。
大好きだよ！　付き合お！」

タカト「ハルカ・・・」

レオン「ま、まあ一件落着かなｗ
タカトには叶わないよ。
おめでと。
タカトずっと
好きだったもんな」

ハルカ「そうだったんだ！
私もずっと好きだったよ！」

あなたがこんなに
やさしかったなんて
知らなかったよ。

これからもよろしく。

＊ｅｎｄ＊