どんなきみでも愛してる

CAST内田蓮

作者：ちょこみんと

2024.03.01

俺は、レン！

俺には、幼馴染みの
カイラという女子がいる！

ただカイラは
幼い頃に高熱で倒れ、
病院に行くと
心臓など沢山の臓器に
がんがあると診断された。

その病気は
１００００００人に１人の
病気だった。

それでもカイラは
１５歳まで生きつづけた。

俺はよくカイラの病院に
お見舞いに行って
よくしゃべっていた。

つらい治療をしているはずなのに
いつも笑顔なカイラ。

俺は、そんなカイラに
片思いしていた。

・＊。・　ある日のこと　・。＊・

プルルルップルルルッ
（電話の音）

レン「もしもしー」

カイラのお母さん「レンくん、
落ち着いて聞いて」

レン「はい？」

カイラのお母さん「カイラの余命
２ヶ月と診断されました」

レン「はっはい、、、？」

どっどういうこと??

カイラのお母さん「がんの進行をおさえる
薬の投与などの治療を続けてきたけど、
がんは、なくなることはなかったわ。
もうカイラの体は耐えられないみたい、、、
ほんと急な話でごめんね！
カイラには、レンくん以外
友達がいなかったから」

は、？
カイラが何したっていうんだよ、、、

レン「そーなんすか」

カイラのお母さん「それでカイラは
その２ヶ月間退院させて
好きなことさせようと思うの」

レン「いいと思いますよ、、、！」

カイラのお母さん「だから、レンくん
カイラと遊んでくれない？」

レン「もちろん！
任せてください!!」

・＊。・　カイラと遊ぶ日　・。＊・

カイラ「今日からよろしくね！」

余命２ヶ月なんて言われても
笑顔なカイラはすごいなー。

レン「よろしくカイラ！
いっぱい遊ぼ！」

そうしてカイラと沢山遊んだ。

・＊　１ヶ月くらいたった頃　＊・

カイラ「今日も遊んでくれて
ありがとね、レンっ！」

レン「全然大丈夫！
俺も楽しいし！」

カイラ「そっか!!
ゴホッゴホッ（咳）」

レン「大丈夫？」

カイラ「これくらい
いつものこと！」

俺はこんなカイラが
放っておけなくて
言ってしまった。

レン「カイラ好きだ！
付き合ってくれ！
お前のことを支えたい！」

カイラ「私、もうすぐ死ぬのに、、、」

レン「それでもいいんだ！
残りの時間は、カイラと
過ごしたい！
どんなきみでも愛してる」

カイラは泣き出した。

カイラ「うちもレンが好きです。
こんな私でもいいなら
よろしくお願いします!!」

レン「もちろん！」

カイラ「うれしい！
ゴホッゴホッ」

パタッ（倒れる）

レン「カイラっ、カイラー」

ピーポーピーポー（救急車）

そうしてカイラは
目覚めることはなかった。

カイラは、予定よりも
早く亡くなってしまった。

カイラのお母さん「レンくん
最後までありがとね！
カイラも喜んでるはず」

レン「いえ、こちらこそです」

そうしてカイラのお母さんは
お辞儀して去っていった。

レン「カイラ、大丈夫か？
天国でもお幸せに。
生まれ変わっても付き合おう。
大好きだよ、カイラ」

俺は、空に向かって
ささやいた。

私も大好きだよ！

そう言ったカイラの声が
聞こえた気がした。

＊ｅｎｄ＊