だから、滑らないで

CAST内田 蓮内田 蓮

作者:みっちゃん

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2021.11.16

俺は蓮といいます。
彼女がいます。





その彼女とは
スケボーで
知り合いました。





次のパリ五輪に向けて、
2人で540
(ファイブフォーティー)を
練習しています。





その彼女の名前はリミ。





リミ「レンッ」





蓮「なぁに?」





リミ「また大会あるって」





蓮「えぇ・・・」





俺は大会が好きではない。





オリンピックのように、
広くないからだ。





落ちたら死ぬのと
同じだからだ。





友達が落ちて、
障害が残った。





もしものことが
1番嫌いな俺には、
大会は似合わない。





リミ「あ、ミナミ!
おはよ!
また大会あるって!」





ミナミ「おっしゃぁ、
頑張るぞぉ!」





リミ「蓮はミナミのように
思わないの?」





蓮「おいおい。
俺めちゃくちゃ弱いの
知ってるだろ」





リミ&ミナミ「www」





蓮「練習しようや」













・。・。・。・。・。・。・。・。





そして、大会日。





リミ「いてててててぇ・・・」





蓮「どしたん?」





嫌な予感がした。





リミがレーンから
落ちるかも・・・





俺は考えたくもなかった。





ミナミ「あ、リミ。
女子はもう少しで
練習開始だよ!」





リミ「あ・・・」





蓮「・・・」





や、やばいって





リミが大怪我したら
どうしよう。





俺、まだ告って
ないんだけど。





そう思っていたら
リミはミナミと
行ってしまった。













「その行ってしまった」
が、







「逝ってしまった」
になるなんて、







思っても
みなかったからだ。













あぁっ!





止めなくてごめん。





いっぱい、
ありがとうと思うよ。





いっぱい、
好きだと思うよ。





いっぱい、
・・・ごめんと思うよ。





リミは頭から
練習中に落ちて、
脳出血を起こして
天国に行ってしまった。





俺は、スケボーを
やめようとしました。





でも、続けています。





それは、リミのよく
言ってた言葉を
思い出したから。





諦めちゃダメ。





どんなに辛いことが
あったって
止まってはいけない。





時間は待ってくれないし
災は止まってくれやしない。





リミの死は
意味があった死だと、
俺は思います。





ありがとう。
リミ。
大好きです。











*end*

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