恋に性別なんて関係ない!

CAST太田 雫太田 雫

作者:ピンクノフセン

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2022.04.19

こんにちは。
私はシズクって
言います。





・・・でも
本当の自分は“僕”。





小さい頃は、
いじめられてばっか。





いつも最初は、
本当の自分を隠して、
女の子って生活して、
でも隠すのって
長く続く訳なくて。





“女の子”だったシズクが
“男の子”になるの。
皆もちろん驚く訳。





だから、中学入学と共に
遠くの学校で
新しい自分として
生活を始めた。





学校では
女の子だけど
放課後や休日は
男の子として
過ごすことにしたんだ。





りみ「シズちゃーん!」





シズク「何?
りみちゃん?」





この人は
りみちゃん。





僕のことを
親友って
呼んでくれる人。





とっても
優しいんだよ。





りみ「あのね、私
シズちゃんに
紹介したい人が
いるんだ!!」





りみちゃんのことだから
男の子とかかな?





僕の本当のこと
誰にも言えてないし、
りみちゃんにも
言うに言えないし・・・





りみ「シズちゃん
顔色悪いよ?
大丈夫?」





シズク「大丈夫大丈夫
ごめん」





りみ「大丈夫なら
良かったー!!
あ、あとね、その人の弟は
幼稚園の頃一緒だったんだけど、
なんかの理由でいじめられてて、
このところ見てないんだけど、
ショップ歩いてたら
その人のお姉ちゃんって
言ってる人が声かけてきて、
私はなーんにも覚えてないけど
昔遊んでくれてたらしいんだって。
その人聞き上手なタイプ
だったから、シズちゃん
最近悩みあるみたいだから
今度話しなよ!」





シズク「な、なんで
悩みあるって
分かったの?」





りみ「だって
シズちゃんとは
親友だもん!」





シズク「そうだよね・・・
私達は親友だよね」





こうして、僕は
そのお姉さんに
会うことになった。





女の子って
言ってあるらしいから、
休日は女の子じゃなきゃ
いけないのかぁ。













・*。・ 休日 ・。*・





あの人かな?
りみちゃんが
女の人紹介するって
珍しいかも・・・?





シズク「あの、
りみちゃんの
知り合いさんって
あなたでしょうか・・・?」





美人な人。素敵な人。





「あ、はい。
あなたが
シズクさんね!」





その人は、名前を
言わなかったけど、
『はあちゃん』って
呼んでと言っていた。





その人は本当に聞き上手で、
いつの間にか自分の、
“僕”って言う悩みを
言ってしまっていた。





シズク「本当は、私って
言っていたけど、
僕なんです!
本当は・・・
私でいるのが辛くて・・・」





はあちゃん「そうだったんだ・・・
ごめんね。
この会話の中で
辛い思いさせちゃったね・・・
ごめん。ごめんね・・・」





“はあちゃん”は
ずっとごめんを
繰り返していた。





シズク「男の子って
嘘ついていて
悪かったです」





はあちゃん「・・・実は、
化けてた。
本当の私がこれ。
小さい頃は、見た目は
男の子でいじめられてた。
“私”は本当。“僕”は嘘。
本当の私はハアト。
こんな私を許してくれる?
本当は私はあなたと同い年。
りみとも幼馴染。
嘘って辛い。
だけど私は女!!
これはいけない嘘なの?
小学校の時は女子から
告白とか辛かった。
だって私は女だよ?!
嫌なんだよ・・・
こんな自分が」





シズク「そうだったんですか。
あなたのこと。
なんか分かります!
こうやって、本音で
言えたのなんて、
あなただけです。
あなたが好きです!」





ハアト(はあちゃん)「私も、
本音が言えてスカッとした。
なんか、シズク君好きかも」





シズク「君・・・
シズク君。素敵。
初めてそうやって
呼んでもらえた。
ハアトちゃん。大好きです。
僕として」







*end*

Like

この物語に投票する

太田 雫が主人公の物語が主人公の物語

NEWS!NEWS!

nicola TVnicola TV

おススメ!おススメ!

物語募集

「ニコラ学園恋物語」では、ニコ読の
みんなが書いたニコモを主人公にした
オリジナルラブストーリーを大募集中!

応募する

主人公別 BACK NUMBER主人公別 BACK NUMBER

  • nicola TV
  • 新二コラ恋物語 恋愛小説を大募集!