迎えに来てよ

CAST太田 雫太田 雫

作者:prince of legend

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2020.06.14






もう誰にも、
恋しない。





だって、私は、
相手を傷つけることしか
できないから。





そう思ってたのに。













*+* 学校 *+*





ミナミ「おはよう」





シズク「おはよう」





ミナミ「ねえ、明日
映画の撮影が
ここであるんだって」





シズク「そうなの?」





ミナミ「あの俳優、
内田蓮がくるんだって!」





私は、あまり
興味がなかった。













*+* 次の日 *+*





朝からみんな
テンションが高かった。





私は、俳優の話ばかりで
居心地が悪く、
1人でトイレにむかった。





「ドン!」





シズク「イッター・・・」





?「ごめんね」





シズク「いえ、私こそ
前をよく見てなかったので」





そう言って、
立ち去ろうとした。





?「僕のことを見て、
何も言わない人、
はじめてみたよ」





えっ、もしかしてあなたは、
あの有名なレン君さん?!





レン「君は、今からの
僕の撮影に来ないの?」





シズク「はい。
私、誰にも
興味がないので」





レン「君って変わってるね」





そう言って、
レン君は、笑った。





シズク「それじゃあ、
いきますね」





(歩き出す)





レン「ねえ、君、
僕が恋愛を
教えてあげようか?」





シズク「えー!」





だってあなたは、
国民的有名な俳優!





シズク「ダメですよ。
今があなたの大事なとき。
そんなときに私が
足を引っ張るなんて、
できません」





でも、恋を教えて
ほしかった。





レン「じゃあ、決まり!
これからよろしく」





こうして、私は、
レン君に恋愛を
教えてもらうことになった。





私は、レン君の予定に合わせて
周りにばれないように、
たくさん出かけた。













*+* ある1日 *+*





今日は、レン君の休みが
とれたため、
水族館にいく予定だ。





でも、レン君は、
いつになっても
来なかった。





「プルル! プルル!」





私の電話がなった。
それはレン君の
マネージャーからだった。





レン君が交通事故に
あったそうだ。





私はすぐに
病院にいった。













*+* 病院 *+*





私は、あのときの
記憶がよみがえってきた。





当時の彼氏が事故にあい、
2度と私の名前を
呼んでくれなかった。





絶望を思い出した
そのとき





レン「どうしたの?」





シズク「大丈夫なんですか?」





レン「うん」





私は、安心すると同時に、
次はないという
不安に襲われた。





シズク「もう、
終わりにしましょう」





レン君は黙っていた。





そして言った。





レン「分かった。
でも僕が君が傷つけても、
大丈夫なぐらい
強くなったら
君を迎えに行く」





私はうなずいた。





そして私たちの
短い恋は終わった。













*+* 10年後 *+*





私は、音大に
通っていた。





ある日、歩いていたところ
ナンパされそうになった。





その時





レン「僕の彼女に
何か用ですか?」





えっ、





レン君がこっちを見て
ほほえんだ。





そしていったんだ。





レン「迎えに行くっていっただろ」







*end*

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