先輩の第二ボタン

CAST太田 雫太田 雫

作者:ゆなっち

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2022.12.17

私は、太田雫!





私は小学校の時からずっと
思いを寄せている先輩、
南龍和先輩
中学3年生なので
卒業してしまいます・・・





思いを寄せたのは
あの時・・・













・*。・ 小学6年の春 ・。*・





雫「ねぇ~! 龍之介!
返してってば~!」





龍之介「嫌だね~っだ!」





龍之介は
雫のことが大好き!





けど、好きな子に
いじわるしたく
なっちゃうんだよね!





雫「うわぁぁぁん!
龍之介の意地悪!
もう大っ嫌い!」





南龍和「龍之介くんかな?
これ、この可愛い女の子に
返してくれる?」





龍之介「ちっ。
しょうがねぇな(ポイッ)」





雫「ねぇ!
投げないでよ!」





南龍和「龍之介くん?
この、とーっても可愛い
女の子の名前は?」





龍之介「し、し、しずく」





南龍和「雫ちゃんっていうんだ!
可愛い名前だね!」





雫「あ、ありがとうございます///」





龍之介「雫、何照れてんだよぉ・・・」





雫「照れてなんかっ!」





南龍和「じゃあふたりとも
喧嘩しないように~!
バイバイ~!」





雫「バイバーイ!」





雫「はぁ~。
先輩がいない中学校生活とか
考えらんない!」





南「大丈夫?
こういうときはさ、
人を一瞬に
すきにさせてしまう
言葉があるんだよっ!」





雫「えっ!?
なになに?」





南「それはね~!
めっちゃ簡単な言葉で
『第二ボタンください!』
なんだって~!」





雫「えっ。すご」





南「でしょ~!
けど、簡単には
好きに出来ないよ?」





雫「えっ?」





南「条件が2つあって!
1つ目は絶対に
その人しか
頭に思い浮かべては
いけないこと!」





2つ目、絶対に
卒業式の日に言うっ!





雫「了解!
頑張ってみるよ!」





南「頑張れっ!」













・*。・ 卒業式当日 ・。*・





雫「はぁ~!
緊張するー!」





?「あ~!
今日で卒業か~」





雫「?!
この声は!」





南龍和「あっ!
雫ちゃん!」





雫「南龍和先輩/////
先輩、そ、その・・・」





南龍和「えっ。どした?
俺になんかついてる?」





雫「そ、その・・・
先輩の第二ボタンくださいっ!///」





南龍和「よく言えました/////
はいっ!」





雫「その、ずっと好きでした!
卒業式の日までに
言おうとおもってて
今日になっちゃいました!」





南龍和「俺も。ずーっと思ってた。
てか、待ってた。
これから先輩っ! じゃなくて
龍和って呼んで欲しいな」





雫「(ガチッ?!)
はっ、はい! 龍和!」





南龍和「んふっ。
ぎこちない感じ
可愛くて好き/////
もちろん雫も大好き/////」





雫「私も龍和のこと大好き/////」





龍和にとっても
良い卒業式になったとさ!







おしまい/////

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