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恋のドッキリ大成功

CAST今井暖大今井暖大

作者:まるぱん

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2026.05.16

リリカ「ハルトくんっ・・・!!」





くーっ!!





ハルト「どうしたの?」





ついつい、にやけそうになる表情筋を
引き締めて返事をする。





好きな女の子に
自分の名前を呼ばれる、





これほどキュンとすることって
あると思う!?





リリカ「今日って、掃除あったっけ?」





ハルト「あったと思うよ」





僕、ハルトには
日常的な何気ない会話でも
好きな女子となら物すごく心が弾む。





ハルト「それじゃあ、また掃除で!!」





リリカ「うん、またね!!」





リリカの、「またね!!」が
もらえたーっ!!





そしてやって来た掃除の時間。





リリカ「ごめん、待った・・・?」





ぱたぱたと頬を上気させながら
走ってきたリリカ。





ハルト「いや、
いま来たところだよ」





わーっ、何か、
カップルの会話みたいじゃん!?





人知れず脳内妄想が炸裂する僕。





リリカ「あれ、他のみんなは
来ないのかな・・・?」





確かに、僕も気になっていた。





ハルト「さあ・・・
僕は何も聞いてないけど・・・」





同じ掃除の班のメンバーは、
僕とリリカの他にユノ、ミク、
ナツ、リュウトがいる。





掃除をサボるような
メンツじゃないとは思うけど、
どうしたんだろう・・・





でも、正直彼らには
もうちょっと遅れて来てほしい。





貴重な僕とリリカ、ふたりだけの時間を
堪能したいからだ。





リリカ「みんな何してるのかな、
だいじょうぶかなっ・・・?」





他の班員のことを気にするリリカに
密かに嫉妬していたら、
その日の掃除は終わった。





まあ、リリカの気遣いの
できるところに惹かれた訳でも
あるんだけど。











*...・・・*...・・・*





次の日。





ハルト、リリカ「みんな、
昨日どうして掃除来なかったの?」





4人「ふっふっふっふっ、・・・」





4人は意味深な笑いを浮かべて
背後から何かを取り出す。





そこに書かれている文字は、・・・





4人「ドッキリ大成功ー!!!!」





ハルト、リリカ「ええー!?
何のドッキリー!?」





ナツ「それは、・・・ハルトから
言ってもらいましょうか!!」





ハルト「僕!? どうして!?」





リュウトが「リリカに告れ!!」と
口パクで伝えてくる。





リリカは4人と僕を交互に見て、
あたふたしている。





リリカ「・・・ハルトくんもグル?」





申し訳なさそうに上目遣いで
リリカが質問する。





ハルト「っ、・・・ちっ、違っ、・・・」





僕はこんなドッキリ
全然聞いてなかった。





あれ?
これ、リリカの誤解を解くには
告白するしかなくない?





はっ、と顔を上げると
4人がにんまりしていた。





ハルト「リリカ、僕はリリカの
さりげなく気遣いのできるところが好きだ!!
リリカは僕の中の1番だ!!
我がままだけど、僕もリリカの1番になりたい!!
もしよければ・・・僕とつきあってください!!」





わっ、とリリカが両手で口元をおおい、
だんだんと僕たちの頬が紅潮していく。





ナツ「ヒューヒュー!!」





ユノ「よく言った、ハルト!!」





リリカ「ぜひ!!」





リリカの大声に
全員がリリカの顔を見る。





リリカ「私でよければ、
・・・つきあってください!!」





火照った頬を
手でぱたぱたと仰ぎながら
うつむくリリカ。





そんなリリカを
僕はそっと抱き締めた。





ミク「きゃーっ!!」





外野が騒がしいのは
一旦置いておく。





ハルト「どうして僕が
リリカのことを好きだって
ユノとミクも知っていたの?」





僕が恋愛相談をしたのは
ナツとリュウトだけで、
ユノとミクに言った覚えはなかった。





ユノ「リリカの恋愛相談で知ってたの!!」





ミク「そしたら男子たちが
面白そうなことしだすから
混ぜてもらったの!!」





ハルト、リリカ「いつの間に・・・」





ナツ「いやー、まあ、
本当におめでとうだねー」





ユノ「私たち一生掃除サボっとくね!!」





ハルト、リリカ「そこまでしなくていいから!!」





リュウト「いやいや、
遠慮しなくていいから」





ハルト「これは遠慮じゃない!!」





ミク「ふたりだけで仲睦まじくお幸せに!!」





ハルト、リリカ「ありがとう!!」





ミク「・・・ってことで
私たちが掃除来なくても
呼びに来ないでねー」





ハルト「さっきの感動を返せー!!」





親切な? 班員たちのお陰で
めでたくリリカとつきあうことができたけど、





4人は掃除をサボったことを
何者かにチクられたそうで、
説教を食らったらしい。





これは、とある
ハッピーエンド(?)な恋物語。







*end*

※掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。

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