君のためにあきらめた恋
作者:のん
俺、今井ハルト。
高校2年生。
たった今、大好きな彼女・
高校2年生の河村ゆなんに
振られました。
いや、もう元カノなのか。
なんで別れたか?
それじゃあ、
電話の会話を
聞いてもらおう。
* ‐‐‐ * ‐‐‐ *
ゆなん「・・・もしもし?
ハルト?」
ハルト「ゆなん、どうした?
ゆなんから電話するなんて
めずらしいじゃないか。
そんなに俺と話したかったのか笑?」
ゆなん「・・・今日はそういう
冗談なしで聞いて」
ゆなん「私、ずっと
アイドルグループの
『iLiME!!』に入りたいって
言ってたよね?」
ハルト「そうだな。
あっ! そっか。
今日は合格発表の日か。
どうだったのか?」
ゆなん「・・・合格したの。
最終審査に」
ハルト「そうなのか!
本当におめでとう!!」
ゆなん「だから・・・
別れないといけない」
ハルト「・・・え、、、
どうして? なんで?
それと何が関係あるんだよ?」
ゆなん「『iLiME!!』は恋愛禁止だから
別れないといけない。
私だって、ハルトと別れるのは悲しいよ。
でも、そうするしかない。
ハルトが本気で応援してくれるからこそ、
私は、アイドルとしてがんばりたい。
だから・・・ね?」
ハルト「最後に1回だけ会えないか?
直接」
ゆなん「・・・わかった。
じゃあ、明日。
私たちが出会った、
ニコ中(ニコラ中学校)の正門で
私たちが出会った午前9時に。
最後のデート・・・ね?」
ハルト「わかった。
じゃあ、明日会おう」
* ‐‐‐ * ‐‐‐ *
っていう感じだ。
だから、今日は早く寝て、
明日のラストデートに備える。
おやすみ。
* ‐‐‐ * ‐‐‐ *
翌日。午前9時。
ニコ中正門前。
ゆなん「ハルト、おまたせ。
待った?」
ハルト「全然待ってない。
じゃあ、行こうか」
ゆなん「今日は、どこ行くの?」
ハルト「まぁ、ついてきて」
来たのは、中学時代によく
一緒に遊んでいた、ニコラ公園。
2人で身を寄せ合って、
1つのベンチに座った。
静かな時間が続いた。
そこで、ゆなんが
しゃべりだした。
ゆなん「・・・突然こんなことに
なってごめんね、、、
合格の電話をもらったとき、
うれしかったけど、
ハルトに申し訳なっ・・・んっ?」
kiss//
ハルト「謝らなくていいよ、
というか、お願いだから謝らないで。
ゆなんは、夢に見たアイドルになれたんだよ。
すごいじゃん、よかったじゃん。
大好きなゆなんが夢を叶えて
幸せになることが俺の夢だよ。
だから、俺も夢がかなってうれしい」
ゆなん「ハルト・・・」
kiss//
ゆなん「これ、さっきのお礼//」
ゆなん「じゃあ、今日はもう2人とも
悲しい顔はしない!
笑う! 楽しむ! わかった?」
こうして、1日中楽しみ、
あっという間に
夜になってしまった。
ハルト「今日はありがとうな。
デートしてくれて」
ゆなん「うん、こちらこそ。
最後にわがまま、1ついい?」
ハルト「おう、なんでも聞いてやる」
ゆなん「いっぱいお姫様抱っこして、
かわいがってほしい。
これからアイドルになってできないから//」
ハルト「ほんと、
ゆなんはかわいいな。
そんなの、
俺の方からお願いだ」
そこから、1時間位
たくさん話して、たくさん笑って、
(かわいがって//)
ハルト「じゃあ、またな、
元気にやれよ」
ゆなん「・・・うん、ありがとう。
アイドルの私も
一方的にはなっちゃうけど、
推してね/////」
ハルト「おう。じゃあな」
私たちは
夕日が燃えるニコラ公園で
強くハグをして別れました。
*end*
※掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。





























伊藤 沙音
青山姫乃
国本 姫万里
松田 美優
白水ひより
星名ハルハ
星乃あんな
工藤 唯愛
佐々木 花奈
白尾 留菜
十文字 陽菜
松尾 そのま
梨里花
稲垣 来泉
崎浜 梨瑚
中瀬 梨里
葉山 若奈
泉 有乃
相沢 伊吹
大月 美空
山本 初華
橘 侑里
常盤 真海
野澤 しおり
葵 かんな
大森 ひかる
畠 桜子
西 優行
久野 渚夏
北島 岬
松瀬 太虹
八神 遼介
小澤 輝之介
安藤 冶真
竹内琉斗
堀口壱吹
川上莉人
小林 凛々愛
黒崎 紗良
しゅり
高柳 千彩
宮澤 花怜
上野 みくも
