nicola

キーワード検索

吹奏楽と君と

CAST相沢 伊吹相沢 伊吹

作者:ココ

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2025.07.19

待ちに待った夏休み!!!





イツメンでお祭り行ったり
海行ったり、
彼氏とデートしたり・・・





なんてことは夢の夢。





なぜなら、私、相沢いぶきは
吹奏楽部に入っているから!!!





吹奏楽部はコンクールがあり、
夏休みなのに、
ほとんど休みがない!!!





吹奏楽も好きだけど、
もっと夏休みENJOYしたいな・・・





?「おはよう、いぶきちゃん!」





いぶき「あんな先輩!
おはようございます!」





あんな先輩・・・
同じフルートパートの先輩で
すごく上手! 尊敬してる





あんな「どうしたー?
浮かない顔して」





いぶき「吹奏楽も楽しいですけど、
なんかもっと夏休みENJOY!!!
みたいなことしてみたいなって思って」





あんな「例えば?」





いぶき「彼氏作ったり・・・???
とかですかね?」





あんな「あら、彼氏候補なら
いっぱいいるじゃない」





あんな先輩が指したのは、
地味で、独り言ばっか話してる先輩。





私は固まってしまった。





あんな「やだ冗談!
本命は・・・イルマくん」





いぶき「イルマ・・・ですか??」





イルマは運動神経バツグンなのに
なぜか吹奏楽部に入ってる。
そしてとぉーっても性格が悪い。





いぶき「イルマ、
すごくイジワルじゃないですか」





(私の耳元で)
イルマ「よう、いぶき!
いつも以上にかわいくないな!」





いぶき「なっ・・・」





イルマ「あんな先輩、
今日も美人ですね!」





あんな「ありがとね、イルマくん。
・・・どこがイジワルなのかしら」





イルマは先輩には
いいツラしてかわいがられる。





ていうか、私にだけ
イジワルなんだよねっ。





先生「相沢さん、
音あってないですね・・・
明後日コンクールですよ?」





いぶき「すいません・・・」





先生「相沢さん、そこ違う」





先生「何度言ったらわかるんですか」





たくさん間違えてしまい、
すっかり自信喪失。















♪。。・*。。♪。。・*。。・♪。。・*。。♪。。・*。。♪





昼休みになり。





イルマ「お前、今日
いっぱい間違えてたな」





いぶき「気にしてるんだから
言わないでよっ」





イルマ「もっと練習しないとだめだな」





いぶき「知ってる!!!」





イルマ「ま、これ食べて元気だせって」





イルマが、私の口の中に
放りこんだ卵焼きは
すっごく甘くて・・・





卵焼きってイルマの
大好物じゃなかったっけ。





イルマ「卵焼き好きだったろ?
これで充電!
きっとできるようになるさ」





覚えててくれたんだ。





いぶき「ありがとう・・・」





っていうか、
関節キスじゃん!!!















♪。。・*。。♪。。・*。。・♪。。・*。。♪。。・*。。♪





コンクール前日は好調。





先生「相沢さん、
今日いい感じですね。
明日もその調子で」





イルマがくれた
卵焼きのおかげかな?





あんな先輩が休みだったから
あんな先輩のソロの代役もしたりして。





失敗しちゃったけど、
あんな先輩のすごさがわかったな。
あんな難しいソロを軽々できるなんて。















♪。。・*。。♪。。・*。。・♪。。・*。。♪。。・*。。♪





当日の朝、あんな先輩からLINE。





《いぶきちゃんごめん!
高熱でちゃった。
コンクールがんばって!
p.s.ソロよろしく!》





えっ。
あっ、あんな先輩!?





どうしよう、
いきなりソロなんて・・・
1回しか吹いたことないのに・・・





しかも失敗したよね、
失敗したらどうしよう。





不安で涙が溢れてきた。
そのまま学校へ向かう。





イルマ「どうした、いぶき・・・」





いぶき「これ」





LINEの画面を見せる。





いぶき「ソロできないよぉ・・・」





イルマ「・・・・・」





イルマ「いいか? あんな先輩は
最後のコンクールに出られないで
きっと悔しがってる。
だからいぶきが、あんな先輩の分も
がんばんなきゃいけないよな」





いぶき「うん」





イルマ「それに」





イルマ「どうしても後輩に
ソロやらせるのが心配なら、
這ってでも来るだろ?
きっといぶきなら任せられると思ったんだよ。
だいじょうぶ! いぶきならできる」





そう言って頭を撫でてくれた。





イルマ・・・ありがとう。
だいすきだよ。















♪。。・*。。♪。。・*。。・♪。。・*。。♪。。・*。。♪





本番。
ここはなめらかに。





どんどん盛り上がってくる。
もうすぐソロ。
いける、私ならいける。





わああああぁ。
拍手があがる。





ソロ・・・できた。















♪。。・*。。♪。。・*。。・♪。。・*。。♪。。・*。。♪





舞台裏にて。





イルマ「よくがんばったな。
あとは結果だな」





いぶき「金賞いける気がする」





イルマ「あっ、いい忘れてたけど」





いぶき「?」





イルマ「金賞取れたら、
俺とつきあってな」





いぶき「・・・///」





「私立ニコラ学園中学校・・・
ゴールド金賞!!!」





「きゃー!!!」





ニコラ学園中学校吹奏楽部は
無事金賞をとることができ、
私とイルマは
つきあうことになりました。





大好きだよっ!







あんな先輩は・・・





あんな「あぁ、いぶきちゃん
だいじょうぶかな?
金賞とれたかな・・・って
心配しすぎて熱上がってちゃったよ。
はぁぁ・・・」







end♪

この作品は過去に投稿された作品をアレンジしたものです。また、掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。

Like

この物語に投票する

相沢 伊吹が主人公の物語が主人公の物語

NEWS!NEWS!

nicola TVnicola TV

物語募集

「ニコラ学園恋物語」では、ニコ読の
みんなが書いたニコモを主人公にした
オリジナルラブストーリーを大募集中!

応募する

主人公別 BACK NUMBER主人公別 BACK NUMBER

  • nicola TV
  • 新二コラ恋物語 恋愛小説を大募集!