nicola

キーワード検索

コスメティックキューピッド!

CAST常盤 真海常盤 真海

作者:nanoha*

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2025.11.30

はじめまして、マウミです。





私は普段、学校では
目立たないはずなのに・・・





どうしてこんなことに
なっちゃうのー?!











────遡ること2週間ほど前の日曜日





マウミ「やっぱりメイクって楽しい!
ちょっと気分上がったし、
コスメでも見に行ってこよー!」





(マウミとイブキがすれ違う)





イブキ(・・・?
今の子めっちゃかわいい・・・
あれ? あの自転車、
うちの学校の2年のステッカーじゃん!!
てことは、同じ学校?!?!)





イブキ「あーもしもし?
2年の茶髪のボブって、誰かわかるー?
あと顔、めっちゃかわいい」





とイブキが聞きまわった結果・・・













・*。・ イブキの家にて ・。*・





イブキ「なるほどー、
マウミちゃんか。
名前もかわいいなぁ。
クラスは2‐○、
明日の昼休みにでも行ってみよう」













────そして月曜日になり・・・





イブキ「マウミちゃんって、いる?」





マウミのクラスメイト「?!」





マウミ「はい・・・、
私ですけど・・・」





イブキ「君がマウミちゃん?
やっぱりかわいいね~!
俺とつきあってよ!」





マウミ「は・・・?」











─ 回想終了 ─





って、訳。





目立つのは嫌だし、
正直やめてほしい。





中身もチャラチャラしてて怖いし。





サクラコ「マウミ、だいじょうぶ?
何かあった?」





サクラコは、私の昔からの親友!
いつもやさしくて頼りになるんだ~。





マウミ「サクラコ~、聞いてよー、
実はさ・・・」





サクラコ「え?!
いきなり知らない先輩から
告白された?!
しかも、マウミが振ったあとも
あきらめないの?!」





マウミ「そ~なんだよー、
だから最近、悪目立ちしてるみたいで怖い」





サクラコ「それはやだね・・・
あ、その話くわしく聞きたいんだけど、
今日の放課後、時間ある?」





マウミ「ごめんね!
今日ダンスがあるから難しいかも!」





サクラコ「わかった。
また今度じゃあ話そ!」













・*。・ その日の下校中 ・。*・





サクラコ(マウミが言ってた人、
一体どんな人なんだろう・・・
もしマウミが傷ついたりしたら・・・)





イブキの友達たち「イブキ、お前まだ
罰ゲームやってんの?笑笑
あのマウミって2年に笑笑」





サクラコ(マウミ?!
もしかして、あのイブキって人が
マウミの・・・)





イブキ「だから・・・」





サクラコ「あの、イブキ先輩!
あんた、マウミに告白したの
罰ゲームだったの?!」





イブキの友達「誰? この子」





サクラコ「マウミの親友です!
とにかくイブキ先輩!
この数週間、マウミが本気で悩んでたのに、
それが罰ゲームなんて・・・
人の心をもてあそぶなんて、最低!
もうマウミに近づかないで!」













* ‐‐‐ * ‐‐‐ *
 その日の夜、
 マウミの自宅にて
* ‐‐‐ * ‐‐‐ *





マウミ(ダンス疲れた~・・・
イブキ先輩って、
ダンスとか踊るのかな。





でも、上手そう。
意外と下手かな?





・・・・・・あれ? 私、
先輩のことばっかり考えてる・・・?)





でもなぜか、次の日から
イブキ先輩は
教室に来なくなってしまった。





前はあんなにうるさかった
メールの通知も、
今は1件たりとも来ない。





サクラコ「マウミ、最近元気ない?
どうしたの?」





マウミ「いや、先輩、
来なくなっちゃったなって」





サクラコ「・・・あの男のことは忘れな。
あいつ、マウミに告白したの、
罰ゲームだったんだって」





マウミ「え・・・?」





サクラコ「ごめん、
いきなり言われたら傷つくよね。
でも、そう言ってるの聞いちゃって・・・」





マウミ「それでも、先輩は
私の好きなものを理解しようとしてくれた。
私の分からない勉強を教えてくれた。
私、それがすごくうれしかったんだよ!
だから先輩が罰ゲームだけの
感情じゃないって信じてる!!」





サクラコ「・・・なら!
その想いを今すぐ先輩に伝えな!
もうすぐ昼休み終わっちゃうよ!!」





マウミ「・・・うん!!」





私は、無我夢中で廊下を走った。
先輩にどうしても伝えたいから!!





最初は本当に理解できなかった。





でも、段々と歩み寄ってくれる先輩のこと、
気づいたら大好きだったんだ!!





マウミ(いた・・・・・・!!!)





マウミ「イブキ先輩!!!」





イブキ「マウミちゃん・・・?!」





マウミ「先輩が告白したの、
罰ゲームだって聞きました。
でも、別に私、それでも良かったんです。
こんな私に歩み寄ってくれたのは
先輩だけだったから。
私、先輩が好きです!!」





イブキ「俺も、最初は本当に罰ゲームだった。
でも、一緒にいるうちに、
もっとマウミちゃんのことを
知りたいって思ったんだ。
俺も好きです!!」











・*。・ 晴れて交際後 ・。*・





マウミ「そういえば、
罰ゲームって何だったの?」





イブキ「・・・メイクがすごく上手な子に
告白すること」





マウミ「え?! そうだったの?!」





じゃあメイクが私たちの
キューピッドになってくれたんだね/////







*end*

※掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。

Like

この物語に投票する

常盤 真海が主人公の物語が主人公の物語

NEWS!NEWS!

nicola TVnicola TV

物語募集

「ニコラ学園恋物語」では、ニコ読の
みんなが書いたニコモを主人公にした
オリジナルラブストーリーを大募集中!

応募する

主人公別 BACK NUMBER主人公別 BACK NUMBER

  • nicola TV
  • 新二コラ恋物語 恋愛小説を大募集!