一分一秒

CAST松瀬 太虹松瀬 太虹

作者:のんのん

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2024.09.07

一分一秒大切に。





これはある彼女から
学んだ言葉。





ずっと大切にする言葉。







***********************





こんにちは。





俺は、松瀬ダイジ。
高校1年。





サッカー部所属。





だけど部活は
あんま行ってない。











・*。・ 教室 ・。*・





?「ダイジ、おはよ」





ダイジ「おはよ」





こいつはダチの
八神リョウスケ。





リョウスケ「ダイジ、
今日も図書館行くの?」





ダイジ「当たり前」





リョウスケ「林? に会うために?」





ダイジ「あー」





リョウスケ「ダイジ、
地味子好きとか趣味悪 笑」





ダイジ「うっせーよ!笑
林は、可愛いですよーだ」





リョウスケ「はいはい」





俺は林が好き。





下の名前、知らないが。





図書館で本を読んでいる姿に
一目惚れしたんだ。





だから、部活に行かず
図書館に行っている。





だが、林は
眼鏡におさげの
ちょー地味子。





俺にとっては
地味子だろうと関係ない。

















・*。・ 放課後 ・。*・





リョウスケ「ダイジ、じゃーねー」





ダイジ「おー」





おっとこんな時間!





早く行かねーと!















・*。・ 図書館 ・。*・





林は・・・





いた!!!





今日こそは、声かけるぞ!





ダイジ「ねー」





ミオコ「はいっ!?」





ダイジ「林さんでしょ?」





ミオコ「はい・・・」





ダイジ「俺、松瀬ダイジ」





ミオコ「てか、何で私の名前?」





ダイジ「なんとなく!笑
てか、本面白い?」





ミオコ「めっちゃ!」





本の事を話す林は、輝いていた。





可愛いかった。





ダイジ「林は、可愛いな」





あっ!!
口に出しちまった。





ひいてるかな・・・





ミオコ「/////
ありがとうございます」





ダイジ「ごめん。ひいた?」





ミオコ「ううん。うれしいです」





顔を真っ赤にさせながら
笑顔を見せた林は、





とても可愛く、きれいだった。

















・*。・ 翌日の教室 ・。*・





林とは、あの後すぐ別れた。





でも明日、図書館で
会う約束をした。





リョウスケに話したら
あきれてた。笑

















・*。・ 放課後 ・。*・





俺は走って
図書館に向かった。











・ 図書館 ・





ダイジ「林!」





ミオコ「松瀬君」





ダイジ「林の下の名前って、
なんだっけ?」





ミオコ「ミオコです」





ダイジ「じゃ、ミオコって呼ぶな」





ミオコ「はい」





ダイジ「あと、敬語ダメ!」





ミオコ「・・・うん」

















・*。・ 数か月 ・。*・





ミオコが敬語を
使わなくなったことで、





俺らはすごく仲良くなった。





だが、ある日事件が起きる。

















・*。・ 図書館 ・。*・





ミオコ「ダイジ君は、
好きな人いる?」





ダイジ「お、おう。
ミオコは?」





ミオコ「いる」





いるのか。





ダイジ「俺はミオコが好きだよ。
付き合ってください」





え?
何言ってんだ? 俺?





振られるかもなのに。





ミオコ「・・・・・ごめん」





泣きながらミオコは、
そう言った。





ミオコ「ごめんね」





ダッ





ダイジ「あ! ミオコ!」





行ってしまった。

















・*。・ 数週間後 ・。*・





あの日から林は、
図書館に来ていない。





告白しなければ・・・
って、何度も思った。





その時だった。





ガラガラ





ダイジ「ミオコ!」





ミオコ「・・・・・」





無視かよ。





ミオコ「ゲホッ、ゲホッ」





バタン





え?
ミオコが倒れた?





ダイジ「ミオコ・・・?
ミオコ!!」





ミオコは、病院に運ばれた。

















・*。・ 病院 ・。*・





先「松瀬君。
林さんの命は、
あと2日ももたない」





ダイジ「・・・・・え?」





ショックだった。





何も言えなかった。

















・*。・ 家 ・。*・





俺は家に帰らされた。





プルルルル
電話がなった。





ダイジ「はい?」





ミオコ母「ミオコの具合が・・・!
早く来て・・・!!」





ダイジ「はい!」





間に合ってくれ!

















・*。・ 病院 ・。*・





ダイジ「ミオコ!」





先「1秒前に旅立ちました」





ダイジ「ミオコ?
しっかりしろよっ・・・」





俺は、涙がなくなるぐらい泣いた。

















・*。・ 翌日 ・。*・





あの後ミオコの
お母さんから手紙をもらった。





****** ダイジ君へ ******

私、小さい時から心臓に病気持ってたの。
黙っててごめんね。
ダイジ君はいつも面白かった。
おかげで楽しかったよ。

あと、私、ダイジ君がずっと好きだったよ。
初めて会った日から。
だから告られたときめっちゃうれしくて、
OKしようとした。

でも、私が死んだあと
ダイジ君はどうなるのかなって思ったの。
でも、今考えたら付き合えばよかった。
ダイジ君と気まずくなるぐらいなら。
めっちゃ後悔した。

で、私思ったの。
一分一秒生きてるときを無駄にしちゃいけない。って。
生きてるって素晴らしいことだって。
だからダイジ君は一分一秒無駄にしないで
幸せになってね。
私はずっと応援してる。

****** ミオコより ******





ダイジ「ミオコ大好き」





どこかでミオコが
笑った気がした。







*end*

この作品は過去に投稿された作品をアレンジしたものです。また、掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。

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