nicola

キーワード検索

私と君とそれからアイツ

CAST藤田 蒼果藤田 蒼果

作者:rika

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2026.06.27

「はあぁぁあ!!?」





叫びたくなるキモチも
わかってほしいよ、センセー。





「海ぃ!? バスケ部が海!?」





我らがニコラ学園バスケ部は
超弱小部。





大会で1回も勝てないような
学校なのです。





なのに、海に合宿。
遊ぶ気満々なんですね、センセー。





私は、藤田あおか。
中2の中でも一番ヘタクソで
何かと苦手なことばかり。





だから夏合宿で、ガンバろう!!!
とか思ってたのに、近くに海なんか
あったら集中できるかーっ!!





まー、去年までの合宿が
山ん中だったからってのもあるけど
先輩たち大喜び。





同輩もむっちゃ喜んでますよ。。。





うちだってうれしい。





けど、今年は男バスも
合宿場一緒だから・・・、





イブキにいいとこ
見せたいんだよね・・・





イブキっていうのは、男バスの中でも
飛び抜けてうまい中2男子。





つか、うちの好きな人。
かわいいし、かっこいい。





けど、うちのほうが
デカいってのが・・・
コンプレックス?





で、合宿!!!





さんざん文句言ってたけど、
やっぱ海いいね~!!





入りたいけど、高校生が厳しくて
絶対無理っぽい。





合宿が中高一貫だと、大変なのです。。。





ってことでバスケに集中、
したいんだけど





隣のコートで、イブキが
プレーしてると思うと・・・、、、
にやけ笑いがとまりまてん!!!





「どしたの・・・?
あおか、顔死んでるよ・・・」





「はい!?」





いきなり話しかけてきたのは
ひなただった。





顔死んでるって・・・危ない危ない。





「いやあ。隣のコートに・・・」





どうやらうちの言ってることが
わかったらしく、ひなたが
にっこりと笑った。





「あ、イブキくんね。
ま、がんばりなよ。あおか」





「さんきゅ、ひなた」





と、いうものの・・・





ヘタクソなうちと、天才・イブキとの距離は
マラソンコースより遠いわけで、





おきまりのラブラブ展開に
発展するわけもなく
4泊5日の合宿の2日が過ぎ、
3日目の夜・・・





「あおかせーんパイっ!!」





「はわっ!? リュ・・・リュウト!?
なにすんのよーっ」





旅館の階段を登っているうちに
リュウトが後ろから
攻撃をしかけてきたのだ。





「あのさ、あおか先パイ。
海、行かない?
今なら中学も高校の先輩も風呂入ってるし。
チャンスじゃん。せっかく今年は
海なんだから、お願いです」





「えっ!?」





まさかの、誘いだった。





(ホントは、イブキと
行きたいんだけど・・・)





そんな本心が、かわいい顔した
中1のクセに俺様ドSのリュウトに
伝わるわけもなく、





「じゃ、れっつごー」





ってことに。
で、海に来たんだけど。





無言―――っ!





リュウトから誘ったんだから
リュウトから話すだろー!!





そして、沈黙がつらくなってきた頃、





「なんとなく勘づいてたかもだけどさ、
俺、あおか先パイのことが・・・好きだ」





「えっ・・・」





ぎゅっと抱きしめられて
顔が耳から熱くなった。





「先パイの全部が好き。
バスケの才能がイマイチなとこも、
それカバーしようとがんばってるとこも、
クラスではキャラじゃないのに
いいんちょやってるとこも、
全部・・・好き」





ああもう。
こんなに言葉攻めされたら
恥ずかしくてたまらないじゃん。





でも・・・





「返事は、合宿終わるまで待ってほしい」





「俺は・・・しつこいよ・・・?」





うーん、やっぱりドS。





「じゃ、また明日。先パイ」





「うん。また明日」





火照った顔を冷やすのに
海風がちょうどよかった。





まっ、その後うちが
先輩にきつーく絞られたのは
いうまでもないけど。













* ‐‐‐ * ‐‐‐ *





正式に4日目。





「今日の花火、楽しみだねー!
あおかは、イブキくん狙い?」





「うん・・・」





実は昨日、告白のこともあって
よく眠れなかったんだよね・・・





「うちか誘ってきてあげるよ!
あおかの優柔不断見てたら
イライラしてきた!!」





「えー! それまじ・・・?」





ひなたは昼休みにダッシュで
男バスのコートへ行くと
イブキを呼び出した。





こう見ると・・・バスケうまいし、
かわいいひなたは
イブキとお似合いなんだよね。





ずきっ・・・
胸が少し痛んだ。













・*。・ ひなた ・。*・





その頃ひなたは・・・――――





「あ、ひなた。ちょっと相談が」





「うちも! ちょっと来て・・・」





イブキくんを呼び出そうとしたのに
逆に呼び出されてしまった。





てか、イブキくんとは幼なじみだから。
勘違いしないでね、あおか。





「あのさ、ひなた。
俺、藤田に今日告ろうと思うんだけど」





やっぱり・・・
よかったじゃん、あおか。





「うちも・・・、」





「えっ、おまえも藤田に!?」





「ちっ、ちがうっつーの!!」





バカなんだか、天然なんだか。





「うちは、リュウトに告ろうと思ってる。
あの、1年の」





「えーーっ!!? おまえ、年下好き?」





あー・・・でかい声だしちゃって・・・





「とにかく、協力してよね」





「ひなたも協力しろよっ!!」













* ‐‐‐ * ‐‐‐ *





夜―――





「藤田、ちょっと・・・」





「イ・・・イイ、イブキくん!?」





うち、噛みすぎだよーっ。





「ねぇ、今日の花火一緒にやろ」





「はは・・・は、はい!!」





やべ、ハッピーエンドの予感。





「リュウト!!」





「あれ、ひなた先輩。どうしたんすか?」





「今日の花火、一緒にやろーっ」





うっそ・・・!!
こんなにかわいい先パイと・・・?





でも・・・、俺にはあおか先パイが・・・





「・・・いいっすよ」





「わ。ありがとー!!」













・*。・ あおか&イブキ ・。*・





「星、きれいだね」





「う、うん」





うまくしゃべれん・・・





つか、チャンスじゃん!
あおか、当たって砕けろ!!





「いきなりだけど、
私、イブキのことが・・・――」





え・・・?





イブキくんは、うちの口を
手でぎゅっと押さえると
「しーっ」と言った。





「それ、俺のせりふだし。
好きだよ。あおか」





あー・・・
2日連続はなかなか辛い・・・





つか、両想いなら・・・





ずきっ





あれ・・・?





なんで頭んなかに
リュウトばっかでてくんのよ!!!!





リュウトの、あの声・・・





───────────────
───

『先パイ!!』



『あおか先パイー!!』



『先パイの全部が好き。
バスケの才能がイマイチなとこも、
それカバーしようとがんばってるとこも、
クラスではキャラじゃないのに
いいんちょやってるとこも、全部・・・好き』



『俺・・・しつこいよ・・・?』

───
───────────────





ああ、うち・・・
イブキの外見だけで好きになってた。





けど、リュウトは私の中までみんな、
好きになってくれてたんだ。





「藤田っ・・・! 泣くなよ・・・」





「ごめん・・・イブキ・・・
私、好きな人がいるの・・・」













・*。・ ひなた&リュウト ・。*・





「リュウト! お待たせ!
自主練してたら遅くなっちゃった!」





「偉いなぁ、ひなた先パイは」





「えへへ。そっかな?」





ひなた先パイ・・・
やっぱかわいい。





ずきっ





あれ・・・?





やっぱあおか先パイのこと
考えちゃうなぁ・・・





「リュウト?」





「うん・・・なんでもない」





「あのさ、あたし、
リュウトのことが好きっ!!」





「え・・・」





どうしよう・・・





俺はあおか先パイのことが
好きなわけで・・・!!





「ごめん。俺、あおか先パイが好きなんだ」





「・・・! そっか。残念。
あおかのやつ、モテモテじゃん・・・」





そして、旅館に戻ると
あおか先パイ&イブキ先パイにばったり。





「リュウト。私、リュウトが好きだ!」





「やった! まじ、先パイ大好き」





「ひなた、俺、ふられちゃった」





「あたしもだよ。あはは・・・、
ふられたもの同士、つきあってみる?
実はあたし、イブキくんのことけっこー好きだし」





「俺もひなたのこと好きだよ。
それに、俺のことはイブキって呼んでよ」





「うん! これって意外と
ハッピーエンドかもね」





「じゃ、めでたく俺の彼女になった
あおか先パイには、俺から直々に
バスケ特訓してあげるよ」





「はぁ!? なにそれっ」





これって・・・
なんちゃってハッピーエンド?







*FIN*

この作品は過去に投稿された作品をアレンジしたものです。また、掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。

Like

この物語に投票する

藤田 蒼果が主人公の物語が主人公の物語

NEWS!NEWS!

nicola TVnicola TV

物語募集

「ニコラ学園恋物語」では、ニコ読の
みんなが書いたニコモを主人公にした
オリジナルラブストーリーを大募集中!

応募する

主人公別 BACK NUMBER主人公別 BACK NUMBER

  • nicola TV
  • 新二コラ恋物語 恋愛小説を大募集!