君の笑顔
作者:ゆっきん
~無理して笑うなよ~
こんな言葉すら
俺は君に言ってあげられない。
俺は、竹内リュウト。
リコ「リュウト!
昨日の歌番組、見た?
ちょーかっこよかったよね!!」
俺の前で騒いでるのは、リコ。
違うクラス。
小学校の頃から
思いをよせている。
でもリコには
つきあって3ヶ月の彼氏、
ハルトがいるんだ。
だから俺もリコは
あきらめるしかないと思って
何人かとつきあってきたけど、
最高で1週間、
最低で2日くらいしか
つきあえてない。
つまり結局俺は
リコじゃなきゃダメだってことだな。
リコ「そーだ。
相談があってさー」
リュウト「なに?」
リコ「ハルトとつきあって
3ヶ月経つのに、全然話せてないの。
だってね、ずっとそのまと話してるの!
こんなに近くでだよ?」
そのまとはリコと
同じクラスなんだ。
ルックスはいい。
性格が問題なんだ。
大の男好きで
ずっと男子と話してる。
俺は苦手だけど
鈍い男子はカワイイって思ってて
そのまの本性に気づかない。
そのあと好きになるんだ。
そのまは自分のことを
好きっていってくれている男子を
自分の好きな人がダメだった時のための
保険扱いしている。
リコは、そんなそのまが苦手だ。
リコ「うわっ。
そのま来ちゃったから行くわ。
じゃーね」
リュウト「おう」
そのま「リュウト!!!!!!」
ビックリマーク多すぎだろ。
リュウト「ん?」
そのま「あのね・・・
でね・・・でね・・・
やばくない!!!!!!」
リュウト「へー」
そのまが話してる間も
俺はずっとリコのことを
かんがえていた。
そのま「もう!
ちゃんと聞いてた?」
リュウト「お前さー、最近ハルトと
よくつるんでるよな」
そのま「へ? ハルト?
だってさ、ハルト
ちょーおもしろいよ?」
リュウト「リコのこと?
いやいやいやー。
全くしゃべってないから
私がハルトに話しかけてあげてるんだもん」
リュウト「あっそ」
まじありえねーわ。
お前がいるから
話せてねーんだよ。
なんて言えねーや。
・*。・ 放課後 ・。*・
顧問「今日は掃除をするから
雑巾とってこい」
イブキ「掃除かー。めんどくせー」
こいつは部活も一緒で
親友のイブキ。
リコへの気もちも何でも話せる。
リュウト「やべっ!
俺、雑巾ないわ!」
イブキ「まじ? ニヤリ」
リュウト「な、なんだよ!
そんな気もち悪い顔するな!」
イブキ「いいこと考えちった」
リュウト「なに?」
イブキ「はいこれ!
雑巾ないんだろ?
貸してやるよ」
リュウト「さんきゅーって
これリコのじゃん!」
イブキ「ありがたく思えよ?
これで話す機会また増えたじゃん」
リュウト「さんきゅ・・・」
イブキ様、まじ神です。
・*。・ 翌日 ・。*・
リコがきた!
リュウト「よっ」
リコ「よっ。
イブキから聞いたんだけど
雑巾使ったんだって?笑」
リュウト「おう! 借りた」
リコ「持ってきてくれた?」
リュウト「あっ。忘れた」
リコ「バカか」
リュウト「わり!」
リコ「まぁ私やさしいから?
許してあげるわー」
リュウト「はいはい」
リコとこういうやり取りするのが
毎日楽しみなんだよね。
リコ「ねーねー。リリよんで」
リュウト「あいよ。リリー」
リコが毎日、俺のクラスに来る理由。
それは俺じゃないよ?
俺と同じクラスのリリとリコは
親友なんだ。
だからいつもくるんだ。
・*。・ ある日の放課後 ・。*・
相変わらずハルトは
そのまとベタベタ話してやがる。
リュウト「イブキ帰ろーぜ」
イブキ「うん。・・・
あれ? リコじゃね?」
リュウト「まじ? ほんとだ・・・
泣いてね?」
イブキ「だよな。リリに
なぐさめてもらってるけど・・・」
リリ「だいじょうぶだいじょうぶ。
私、自転車とってくるから
まっててね」
イブキ「どうしたの?」
リコ「・・・イブキに
いじめられたわー」
なんで無理に笑うんだよ。
なんで無理に変なこと
言おうとするんだよ。
そんなこと、ひと言もいえない。
リリ「リコ行こ?」
リコ「うん。バイバイ・・・!」
イブキ「どうしたんだろうね」
リュウト「うん・・・」
俺は家に帰ってから
LINEをしてみた。
リュウト《今日、どうしたの?》
リコ《え? なにが?》
リュウト《泣いてたじゃん?》
リコ《あぁーあれね。友達にさ
裏切られてね・・・》
リュウト《そっか。。》
リコ《あっ、雑巾な》
リュウト《おう!》
わざと話題変えやがって・・・
・*。・ 翌日 ・。*・
今日、学校に来てわかったこと。
リコが泣いてた理由は
ハルトと別れたからだったんだ。
それなのにリコは
ずっと笑っている。
がんばって元気に
振る舞おうとしてるんだ。
そんなリコに俺は
何もしてあげられない。
リリ「リュウト。
リコの話、知ってる?」
リュウト「うん。聞いた」
リリ「リコさ、
友達に裏切られたって言ったけど
ほんとはリュウトに
心配かけたくなかったんだと思う」
リュウト「そーなのか」
リリ「うん。だからね、
リコを助けてあげて?
助けてあげられるのは
リュウトしかいないの!
おねがい!」
リュウト「俺が?
・・・わかった。任せとけ」
任せとけなんて言ったけど
ほんとはどうしたらいいのか
わからない。
俺が言ったひと言が
もっとリコを傷つけたら?
それでも、リリが俺に
たくしてくれたんだ。
なら、なんとしてでも
リコを心からの
笑顔にしてやりたい。
リュウト「リコ」
リコ「んー? どーした?
あっ、雑巾持ってきた?」
リュウト「あっ、忘れた」
リコ「ほんとバカだね」
リュウト「それが俺の取りえだし」
リコ「はいはい」
リュウト「でさ、ハルトとのこと・・・」
リコ「あぁー別に気にしてないよ?」
リュウト「でもさ・・・」
そのま「リュウト!」
来やがった。
リュウト「ごめん。俺、今・・・」
そのま「あのね! ハルトと
つきあうことになったの!」
リコ「・・・リュウト、
私、行く、ね?」
リュウト「待って」
リコ「え・・・?」
リュウト「そのま・・・」
そのま「なにー?」
リュウト「いい加減にしろよ。
お前の行動にどれだけリコが
傷ついてきたと思ってるの?」
そのま「え・・・何言ってるの?」
リュウト「大体さ、リコの前で
ハルトとつきあうことになったとか
ふつう言わないよね?」
リコ「リュウト、いいよ」
リュウト「よくない!
俺は、もうリコに
傷ついてほしくないんだ」
リコ「リュウト・・・」
そのま「別にいいじゃん!
ハルトに嫌われたリコが
いけないでしょ!」
リュウト「お前がずっとハルトといたから
リコは話しかけたくても
話しかけられなかったんだ」
そのま「なによ!
ほんとはリュウトだって
私のこと好きなんでしょ?
だから嫉妬してるんでしょ!」
リコ「リュウト、
そのまが好きだったの?」
リュウト「そんなわけねーだろ。
俺がずっと好きなのは・・・
リコ。リコだよ」
リコ「え・・・」
そのま「なによ!」
そういってそのまは
その場を立ち去ろうとした。
リュウト「もう二度とリコを傷つけるなよ」
そのま「わかったわよ!」
そのま、わかってくれたのかな?
リコ「リュウト・・・ありがとう。
リュウトのおかげですっきりしたよ」
リュウト「俺もカチンときたから」
リコ「あのさ、
さっきの返事なんだけど」
リュウト「あぁいいよ。じゃーな」
俺は返事を聞くのが怖くて
逃げようとしたら。
リコ「私、いつの間にか
リュウトのこと
好きになってたみたい」
リュウト「ほんとに?」
リコ「うん」
リュウト「つきあってください」
リコ「はい!
幸せにしてね?」
リュウト「もちろん」
俺はもう二度とリコを
無理して笑わせない。
心からの笑顔にしてやるんだ。
そうひそかに心に誓った。
*END*
この作品は過去に投稿された作品をアレンジしたものです。また、掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。




























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