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CAST畠 桜子畠 桜子

作者:ゆらのん

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2026.01.29

ここはどこだろう。
私は誰だろう。





ふと顔を上げると、
雲ひとつない青い空。





そして・・・





「起きろよ・・・
なあ。桜子・・・!」





と、泣いているこの人は
一体誰だろう・・・













・*。・ 昨日 ・。*・





ヤッホー! 私は畠桜子!
ニコラ学園の2年生なんだ。





マウミ「桜子ー!
掃除さぼんないで、
ちゃんとやりなさーい!」





この子は、常盤マウミ。
私の幼なじみ!
そして、なんでも相談できる大親友!





輝之介「また怒られてやんのー(笑)」





こいつは小澤輝之介。
家も近くて、幼稚園の時から一緒に
遊んだりしてるの。





桜子「別にサボってたわけじゃないし!
休憩してただけだし!」





マウミ「またまたー! どーせ
隣のクラスの八神リョウスケくんのこと
見てたんでしょー!」





桜子「ち、違うってば!」





マウミ「ほーら。
すぐ赤くなるんだからー。
分かりやすいやつだねー」





『八神リョウスケ』
隣のクラスの、超美形男子。
私が、ひそかに思いを寄せている人。
マウミには、とっくにバレてるみたいだった。





マウミ「見てるだけじゃダメだよ!
もっと積極的にならないと!
ほら、行ってこい!」





マウミに背中をドーンと押されて
廊下に飛び出すと、
思いっきり人にぶつかってしまった。





桜子「ご、ごめんなさい!
・・・・・・!!!」





ゆっくりと顔を上げると、
そこには、私がいつも遠くから眺めている
綺麗に整った顔があった。





桜子「や、八神くん!」





リョウスケ「だいじょうぶ? ケガしてない?」





桜子「は、はい!」





あ、ヤバい。
近い、近い、近すぎるよ。





そう思った次の瞬間、
私はその場から逃げ出していた。





八神くん、かっこよかったな。





そんなことを思いながら歩く私を、
誰かがじっと見つめていた。





こんなことになるなんて、
この時の私は知らなかった。





こんな幸せが、
いつまでも続くと思ってた。













・*。・ 今日 ・。*・





昨日のことがあって勉強もはかどり、
お母さんにもほめられ、
私はウハウハだった。





スキップをしながら歩いていると、
横断歩道の向こう側にマウミの姿があった。





桜子「おーい! マウミー!」





私は、マウミのいるところに行くために、
車道をダッシュした。





マウミ「桜子! 危ない!」





桜子「えっ?」





「キキー! ドーン!」





振り向いた時には、
もう遅かった。





体に激痛がはしった。





思い切り体を、道路に
打ちつけてしまった。





景色が・・・ゆがんだ。













~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*





声が、聞こえる。
救急車の音も聞こえる。





ここはどこだろう。
私は誰だろう。





ふと顔を上げると、
雲ひとつない青い空。





そして・・・





「起きろよ・・・
なあ。桜子・・・!」





と、泣いているこの人は
一体誰だろう・・・





?「ごめんな、桜子。
何度も何度も、こうやって・・・
運命を、変えようとしてたのに」





何だろ。
この、懐かしい感じ。





前にも会ったことがあるような・・・





?「俺は、未来から来たんだ。
中学生の時に、好きだった人が
事故にあって亡くなった。
その子は、俺の幼なじみで、すごく面白くて・・・・
でも、その子は、隣のクラスの八神とかいうやつが
好きだったんだ。叶わない恋だよな」





なんか、その話
聞いたことあるなー。





しかも、身近で
起こったことのような・・・





?「運命は、変えられないかもしれない。
でも、これだけは言わせてくれ」





『好きだ』





すると、頭が割れるように
痛くなった。





桜子「い、た、痛い・・・
助けて・・・」





その時、沢山の記憶が
よみがえった。





桜子 幼なじみ 事故 中学生 八神・・・・・・・





桜子「輝之介・・・・」





そうだ、この人は、輝之介だ。
そして私は、畠桜子。





輝之介「えっ!
こんな奇跡って、あるのか!
よかった・・・ほんと・・・、よかった」





輝之介は、今まで見たことがないくらい
泣いていた。





私は、救急車に乗って、
病院へ急いだ。













・*。・ 1ヵ月後 ・。*・





幸い私は命に別状はなく、
あと1週間で退院できる状態になっていた。





そして今日は、あの人が来るの!





桜子「あっ! 輝之介!
こっちこっち!」





輝之介「おう! 桜子! 元気か?」





桜子「うん!」





あの後、体調が良くなった私は、
八神くんから告白された。





もちろん、八神くんの告白は断った。





だって、あの事故から、ずっと・・・





桜子「ほんとに、あの時は
助けてくれてありがとう!
あと少しで、死んじゃうところだったよー」





輝之介「死ぬとか、そういうこと言うなよ!
ただ俺は、桜子を助けたかっただけ・・・」





輝之介の耳は、
真っ赤に染まっていた。





桜子「あっ、あ、あのさっ!」





輝之介「何だ?」





桜子「1つだけ
言いたいことがあるんだけど・・・」





私は呼吸を整え、
まっすぐ前を向いた。





桜子「ずっと前から、輝之介のことが、
大好きでしたっ!」





輝之介は、手で口を押さえながら
私の方を見てる。





桜子「事故にあった日、私は輝之介に、
すごく大切にされてるなって思った。
うれしかった。ドキドキした。
だから、これは恋かな? って思った。
それから輝之介のことが忘れられなくて。
だから・・・、好きです!」





輝之介「俺の方が・・・」





桜子「えっ?」





輝之介「俺の方が、桜子のことが大好きだ。
だから、こちらこそ、
俺に桜子を守らせてくれ」





桜子「うん!」





私と輝之介は、
両思いになれた。





輝之介「夢が、叶ったよ。
過去に来て、よかった」





輝之介は未来に帰らず、
ここに残るそうだ。





私が言うのも何だけど、
夢が叶ってよかったね!





輝之介。
あなたのおかげで、
大切なものを手に入れたよ。
私のことを思ってくれてありがとう。





本当に、本当に・・・
ありがとう。大好きだよ。







*END*

この作品は過去に投稿された作品をアレンジしたものです。また、掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。

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