３年前の幼馴染。

CAST犬飼太陽

作者：a・oちゃん

2022.06.22

モブ１「キャーーーッ」

モブ２「太陽様、
素敵ッッッッッ!!!」

俺、犬飼タイヨウ。
この、私立聖ニコノ学園に通う、
この学園の理事長の息子。

俺は顔がいい。
（ナルシスト）

んまぁ、
俺だけじゃなくて、
俺のガキの時からの、、？
幼馴染てきなやつも、
よくみんなに、
「カッコいいっ！」
って、言われてるんだけどな。

それは、、、
内田レン。

みんなの前では、
毒舌キャラだけど、

彼女の榎本ルミの前では、
甘えん坊で、子犬系な男。

西ユアン。

俺が女子だったら、
絶対惚れてるなーってほどの
イケメンで、
顔だけじゃなくて
性格や、気遣い。
礼儀も正しい。

これぞ、完璧人間。

○・○・○　とある日　○・○・○

タイヨウ「あーあ、居ないかな」

レン「そんな、すぐに
見つかるわけねぇだろ」

タイヨウ「だよねぇ」

ユアン「なあ、タイヨウ。
ルキは本当にこの学園に
いるんだよな？」

タイヨウ「おう。
だから俺も、こんな
うさんくさい父さんの
学校より、
違う学校の方が
良かったけど、
あいつ探さないと」

あ、今の会話に出てきた
『ルキ』『あいつ』
というのは、
俺たちのもう１人の
幼馴染。関谷ルキ。

あいつは、３年前、
両親の仕事の都合が
どーたらこーたらで
県外に引っ越し、
俺たちの前から姿を
消したけど、

ユアンによれば、
もうこっちに戻って、
この学園に
転入してるそうだ。

でも、いない。

父さんによると、
この学園には
『ルキ』という名の人は
いるそうだが、
『関谷』という苗字の人は、
１人も居ないとのこと。

それと、ルキらしき顔の人も、
それっぽい人も、いない。

本当にこの学園に
いるはずなのか？
と、思いながら
歩いていると、
ある１人の女の子に
ぶつかった。

「ごめんなさい」

それだけ言って、
その子は走って
どっか行ってしまった。

ん？　この声。
どこかで
聞いたことある。

あ！　ルキだ！

いやまてよ？
ぶつかった人の苗字は
『伊藤』だったぞ？

どうゆうことだ？

あまりにも
謎に謎すぎたので、
２人に相談してみた。

レン「ルキなんじゃねーの？」

タイヨウ「でも、苗字が
『伊藤』になってたんだぞ？」

レン「んまぁー、
そうだけど」

ユアン「名前が変わった。
とかじゃなくて？」

タイヨウ「あー、ありえる」

レン「今度その女子に
聞いてみたら？」

タイヨウ「そうする」

・、・、・、　翌日　・、・、・、

トコトコ。

昨日はホントに
危なかった。

タイヨウに
忘れてほしくて
わざわざフランスまで
引っ越したのに。

まだ忘れてないのかよ。

てか、ほんとに昨日は
あぶなかったあー。

（タイヨウ）
どこかな。

とりあえず、放課後、
昨日ぶつかったところで
待ってみた。

すると、
予測した通り来た。

タイヨウ「あのっ！」

ルキ「はい」

タイヨウ「あのさ、お前、
ルキ・・・・・だよな？」

ルキ「人違いだと思います！
苗字だって違うし！
私じゃないと思います」

タイヨウ「いや、ルキでしょ。
だって今お前が関谷とか、
そうゆうの一切触れてないのに、
『苗字が違うと思います！』とか、
あとその、バックにつけてる
キーホルダー。
俺が３年前に
あげたやつだろ？」

ルキ「・・・・」

ルキ「あーあ。
せっかく忘れてもらおうと
思ったのに。
これじゃ意味ないじゃん。
やっぱタイヨウはすごいね」

タイヨウ「なんで？
なんでそんなこと？」

ルキ「だって、。
私、本当は親が転勤多いから、
あんまり友達作らなかったり、
好きな人作んないようにしてた。
だけど、どんどんタイヨウに
惹かれて。
だから、タイヨウから
私を消すために、
３人の前から突然きえた」

そうだったんだ。

タイヨウ「こんな時で悪いけど、
俺、お前が好きだから。
だから、俺と
付き合ってほしい」

ルキ「当たり前じゃん」

こうして、３年前の想いは、
無事実りました。

～　後書き　～

ルキの苗字が『伊藤』
になってたのは、
１年前、ルキの両親が
離婚して、ルキはお母さんに
引き取られて、
それでお母さんの苗字に
なったから、
『伊藤』なんだって。

ユアンが言ってたこと
合ってたｗ

＿ＥＮＤ＿