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クールでホットな委員長

CAST久野 渚夏久野 渚夏

作者:まるぱん

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2026.05.01

リリカ「そこっ、雑談しないっ!」





頬杖をつきながら
担任の話を聞く俺、ナツ。





帰りの会が長引くって
本当につまんねーよな。





みんなが疲れて
だらだらしてきている中、
ひとりだけピシッと
渇をいれているクールな美少女・・・





まあ、うちのクラスの
委員長のリリカ。





女子たちがカッターシャツの
第一ボタンを外したり、
スカートを何段か折ったりしている中、





いつも100点満点に
制服を着こなしている。





行事ごとでも
クラスの女子たちが
奇抜な髪型にしている中
リリカだけはポニーテール。





そんなリリカのことを
みんなは、





ユアン「厳しすぎて萎えるわー」





ヒナノ「そんなんじゃ
せっかくの学校生活
楽しめないよー」





などと、敬遠していた。





みんなから距離を取られる
リリカだけど、





みんなは知らない
リリカのいいところを
俺はたくさん知っている。





日直が仕事を忘れてしまったら
こっそりやってあげていて、
しかも自慢なんてしない。





提出物をいつの間にか
名前の順にそろえている。





ものすごい量の文房具を持っていて
忘れてしまった人がいたら
さりげなく貸してあげる。





体調が悪くなった人がいたら
保健室まで連れていってあげる。





そんなリリカのことが
俺はずっと気になっていた。













* ‐‐‐ * ‐‐‐ *





ある冬の日。





外で持久走の練習をしていたとき、
頭がぼーっとしてきて、
くらくらして立っていられなくなった・・・





と感じたときには、もう遅かった。





リリカ「ナツ!」





愛しき人の叫びを遠くに聞き、
柔らかい感触を肌に感じながら、
俺は意識を失った。











──────────────────
─────



ナツ「あれ・・・ここは・・・?」





リリカ「やっと目覚めた!
だいじょうぶ・・・?」





ナツ「もうだいじょうぶ!
リリカは授業だいじょうぶなのか?」





リリカ「うん、いま休み時間だからね」





ナツ「そうか、なら良かった」





リリカ「もう動ける?」





ナツ「うん」





リリカ「じゃあ、ちょっと
私についてきてもらえる?」





ナツ「いいけど・・・どこに行くの?」





リリカ「ふふっ、私の秘密基地」





リリカの秘密基地!?
どんなところなんだろう。





少し歩いて、たどり着いたのは
学校の裏山。





雪がたくさん積もっている。





リリカが、持っていたかばんから
何かを取り出した。





けっこう大きかったから
何が入っていたのか気になっていた。





リリカが出したのは、
・・・ふたり分のガラス容器と
かき氷シロップだった。





ナツ「どうしてかき氷シロップ!?」





リリカ「私ね、ここで雪に
かき氷シロップをかけて
かき氷にして食べるのが好きなの」





ナツ「どうして俺を
連れてきてくれたの?」





リリカ「うーん・・・
ナツと一緒に来たかったから!」





ふたりでいつもより
刺激の強いかき氷を食べた。





ナツ「あのさ、リリカ」





リリカ「ん? どうしたの?」





今が絶好のチャンスだと思って
俺は口を開いた。





そう、告白するのだ。





ナツ「リリカはよくみんなに
クールに見られることが多いけど
俺はリリカのあたたかい一面も
いっぱい知ってる!
今日もリリカの秘密基地に連れてきてもらえて
とてもうれしかった!
俺は、・・・リリカのことが好きだ!
よかったら俺と、・・・つきあってほしい」





リリカが口を開くまでの間が
とても長く感じた。





リリカ「私も・・・ナツのこと好きだよ・・・!
私の秘密基地にナツを連れてきたのも
ナツのことが好きだから。
ナツは私にとって他のみんなとは違う、
特別な存在だよ。
こちらこそ、つきあってください・・・!」





真っ赤な顔で「好き」を連呼するリリカが
とても・・・かわいかった。





ナツ「やーい、照れてやんのー!」





リリカ「寒いからだし!
ナツだって顔赤いし!
ほら、早く学校に戻るよ!」





俺の彼女はクールだけど
ホットな委員長。





今のところ、クラスのみんなには
リリカの内面に気づいてほしくない。





キーンコーンカーンコーン、と
ニコラ学園の昼休みを終えた
チャイムが聞こえた。







*end*

※雪を食べることは、物語の世界で楽しんでね。雪には有害物質・汚染物質・ウィルスの混入等の危険があるから、実際には食べちゃだめだよ。

※掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。

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