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Lovedays ~たとえ離れても~

CAST安藤 冶真安藤 冶真

作者:ちいろなる

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2026.04.25

こんにちは。
僕、安藤イルマです。
中学3年生。





20××年。





30年前に
義務教育が終わって、





留年が小学校、中学校でも
行われるような日々になった。





世間の同級生は、
受験にあわてふためいている
ところなんだろうな。





でも僕には、関係のないこと。





僕は、病気だから。





母「イルマ、おはよう。
調子はどう?」





イルマ「おはよう、母さん。
いたって普通だよ」





母「ならいいわ。
母さん、仕事行くから、
勉強もするのよ?」





イルマ「分かってるさ。
いってらっしゃい」





イルマ「えーと、ここは、
X=56だから・・・」





?「きゃはははははは!」





イルマ「・・・うるさいな。
ここをどこだと思っているんだろう。
すみません」





?「はい?」





イルマ「すみません。
隣の病室のものですけど、
少し声量、下げてもらってもいいですか?
聞こえてくるんで」





リリ「あ、すみませんでした!
気をつけますね。
302号室の中瀬リリです。
安藤さん?
中3だったら、同い年ね。よろしく!」





リコ「リリの友達で、崎浜リコです。
よろしくお願いします」





イルマ「あ、はい。
では、失礼します」





イルマ「リリちゃんか。
かわいい子だったなあ。。」















・*。・ リリside ・。*・





リコ「安藤君って、かっこいいじゃない。
リリが毎日ラインで、
『隣の病室の子が、カッコよすぎてヤバい!』
っていう理由も、わからなくはないよ」





リリ「だよねえ! リコもわかる?
さっすがあ~」





リコ「当然よ、
このリコ様のことなんだから!」















・*。・ イルマside ・。*・





それから、僕とリリは
どんどん仲よくなった。





中学は、本当なら同じ学校だが、
リリも僕と同じく、
長らく病院生活を続けているらしい。





リリ「ねえ、イルマ君」





イルマ「なに?」





リリ「私ね、退院が決まったの。
完全じゃないけど、病気の原因物質が
なくなってきているんだって」





イルマ「それなら、よかったじゃないか!
おめでとう!」





リリ「うん、ありがとう。
イルマ君もがんばって、早く退院して、
同じ学校に行こう!」





イルマ「ああ、約束。
さよならは、次にとっておこう」





そしてリリは退院した。















・*。・ イルマside ・。*・





リリが退院して以来、
胸に、わだかまりがあった。





もやもやしている。





しなければならなかったことを
しそびれた気がす・・・!





イルマ「ゴホゴホッゴホッ!
・・・バタン」





僕は、その場に倒れてしまった。





誰かの気配がするが
もうわからない。















*・・・*・・・*・・・*





ピッピッピッピッ・・・・





心電図の音で
僕は目が覚めた。





いつもの病室。天井。





ひとつ違ったのは、、
隣にリリがいること。





なぜだろう。





目覚めた僕を見て、
リリは涙を流して
抱きついてきた。















・*。・ リリside ・。*・





久しぶりに、
イルマに会っていこう!





近くのお花屋さんで、
イルマの好きな向日葵を買った。





秋なのに、大輪を咲かせている。
目立つ。





こんこんっ。





イルマ・・・?





返事がない。
ガラっ!





私は、自分の顔から、
血の気が引くのが分かった。





イルマが、倒れていた。
意識がない。





「先生っ! 先生!」





イルマの顔はひどく歪み
青ざめていた。















・*。・ イルマside ・。*・





母「・・・てなわけで、
リリちゃんが救ってくれたのよ。
リリちゃんがあと5分遅れてたら、
あんたは死んでたのよ」





イルマ「じゃあ、リリに感謝しないと・・・」





母「ふふっ!
いいお知らせよ、イルマ。
今回のこの病状が収まったら、
退院して言いそうよ」





イルマ「まじでっ! やった!」















*・・・*・・・*・・・*





それから4カ月。





僕は、中学3年生を
やりなおす。





ひとりだけ、浮くかもしれない。





そう思いつつも、
桜の舞う校門をくぐる。





リリ「イルマっ!」





イルマ「リリっ!?
おまえ、高校は・・・?」





リリ「私も、中学3年生をやり直す。
元のクラスに戻ったの、2月だったの。
それまでは違う病院で、
検査入院してたから・・・」





イルマ「じゃあ、これからは
いっしょだな」





リリ「そゆことだよ!
ねえ、イルマ」





イルマ「まって、
俺も言いたいことがある。
リリ、お前が助けてくれたおかげで、
今、俺はここにいる。
そしてリリ、お前のやさしさにほれた。
リリ、俺とつきあってくれ!」





リリ「もちろんだよ、イルマっ!
ダブり同士、仲よくリア充しよう!」





イルマ「おう!」





とある1室での出会いは、
一生のパートナーになった。







*end*

この作品は過去に投稿された作品をアレンジしたものです。また、掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。

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