キミとの出会いは部活動見学

CAST安藤 冶真安藤 冶真

作者:non

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2024.10.06

俺、安藤イルマ!
美術部に所属している
高校2年生!





今日は、
部活動見学の日!





1年に見られるとか
ちょ~だるいよねぇ!





でも、でも、
1つだけ楽しみなことがある!
それは・・・





イルマ「かわいい1年生を
探すことだ~!」





テルノスケ「ちょっとイルマ、
声大きすぎw
どんだけ楽しみなのw?」





そうつっこんで笑うこいつは
小澤テルノスケ。





俺の親友で、
俺とは正反対の真面目系。
でも、気が合う。
同じ美術部。





みんな「テル」って
よんでいる。





テルノスケ「でも、今年の1年、
顔面偏差値
全体的に低いらしいよ。
かわいい子、いるかな?」





イルマ「えっ! そうなの?!
でも・・・」





テルノスケ「でも・・・?」





イルマ「その中でも
宝石のように
かわいい子を探す!!!」





テルノスケ「はいはい、
そんなことより、
早くいかないと遅刻しちゃうよ」





イルマ「まじで?!
あ、ホントだ! 急げ!」





そして、放課後になり、
部活動が始まった。





俺は、口角の緩みが
止まらなかった。





テルノスケ「おい、
口角緩みすぎて
怖いんだけど」





イルマ「だってぇ、
あの子メチャメチャ
可愛いんだもん」





テルノスケ「恋する乙女みたいな顔してる」





イルマ「やばい、目が合った。
そうだ、名前見ないと!」





イルマ「小、松、崎、
ふ、た、ば!
めっちゃかわいい名前!
あ、誰かの後ろに隠れちゃった」





テルノスケ「見られすぎで
怖かったんじゃない?
それぐらいにして、
課題進めるぞ」













・*。・ ふたば’s サイド ・。*・





私、小松崎ふたば!
高校1年生!





今日は、
部活動見学の日!
楽しみだなぁ!





どんな感じなんだろう!





コハナ「おはよう、ふたば!」





ふたば「コハナ、おはよう!」





コハナ「今日さ、一緒に
美術部見に行かない?」





ふたば「いいよ! 行こう!」













・*。・ 放課後 美術部 ・。*・





ふたば「ね、ねぇ、コハナ・・・」





コハナ「どうしたの?」





ふたば「あの2人の先輩がさ、
さっきからずっと
こっち見てて
怖いんだけど・・・」





コハナ「ふたばが
可愛いからじゃない?
とりあえず、私の後ろに隠れて」





ふたば「・・・ありがとう」













*...・・・*...・・・*





今日は、部活動1日目!





私とコハナは
美術部に入ることにした。





ただ、1つ心配なことが・・・





ふたば「コハナ、あの先輩に
なんか言われたらどうしよう・・・」





コハナ「大丈夫だよ!
この前は、
ふたばがかわいいから
一目惚れしてたんだよ!
ふたばがなんか言われたら
私が守ってあげる!」





ふたば「・・・ほんと?
ありがとう!
コハナには
助けてもらうばっかだよ!」













*...・・・*...・・・*





先生は、「ミオコ先生」
というらしい。





優しそうな先生でよかった!





ミオコ先生「では、
グループ分けをします。
3年生は課題で追われてるから、
1年生と2年生で4人組にしましょう。
じゃあ、安藤さんと小澤さんのグループは、
小松崎さんと有坂さんね」





イルマ「(小声で)まじか!
やばい、うれしい!
絶対LINE交換する!」





コハナ「よろしくお願いします。
1年E組の有坂コハナです」





ふたば「あ、え、えっと・・・
同じく1年E組の
小松崎ふたばです。
お願いします」





イルマ「コハナちゃんと
ふたばちゃんね!
よろしく!
俺は、2年E組の安藤イルマ!
同じE組だな!
んで、こっちのやつが同じクラスの」





テルノスケ「小澤テルノスケです」





イルマ「ふたばちゃん!
好きなタイプは?」





テルノスケ「おい、イルマ!
初対面から何聞いてんの?」





イルマ「別にいいじゃん!
それよりさ、LINE交換しよ!
グループライン作るよ!」





ふたば「あ、はい」





なぜか私は、うれしかった。





その理由は、まだこのときには
わからなかった。













*...・・・*...・・・*





その日の夜、LINEが来た。





イルマ「やっほ~!
個チャ繋がせてもらったよ!
あのさ、突然だけどさ、
明日の昼休みに
屋上に来てくれない?」





ふたば「質問に答えてくれたら
行きます」





イルマ「なぁに?」





ふたば「部活動見学の日、
私の方を見て笑ってましたよね?
なぜですか?
私、変なことしましたか?」





イルマ「それを明日言うんだよ!」





ふたば「わかりました。
明日必ず教えてくださいよ」





イルマ「OK(スタンプ)」













*...・・・*...・・・*





次の日の昼休み、
屋上に行った。





まだ先輩は来てなかった。





イルマ「ふたばちゃ~ん!
遅くなってごめん!」





ふたば「大丈夫です。
それで、話ってなんですか?」





イルマ「実は・・・あの日、
あの部活動見学の日に
ふたばちゃんを見ていたのは、
一目惚れしたからなんだよ!」





ふたば「そうなんですね・・・
でも、すごく不安でした」





イルマ「ならごめん。
でさ、俺、ふたばちゃんに
運命を感じたんだ。
この気持ちは、絶対に正しい!
俺と付き合ってくれませんか?」





ふたば「実は、昨日LINEを
交換したとき
なぜかうれしかったんです。
まだ、気になる程度なんです。
それでもいいですか?」





イルマ「いいよ! 全然!」





ふたば「先輩・・・」





イルマ「どうしたの?」





ふたば「絶対に浮気しないでくださいよ」





イルマ「あたりまえじゃん!
じゃ、これからよろしく!」





こうして、2人は喧嘩したり、
笑い合ったり、
親友のような日々を過ごしました。







*end*

※掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。

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