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もう遅いですか・・・?

CAST上野 みくも上野 みくも

作者:愛柚

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2026.04.11

私、上野みくも。
今年から中学生になりました。





・*。・ 入学式の日 ・。*・





小学校の時の親友、しゅりに
もらった大事なストラップを
どこかに落としてしまい、





私は学校の中で
迷子になっていた。





職員室前の廊下を
あせって歩いているとき。





ドンッ。





「あっ。
ご、ごめんなさいっ!!」





「すいません。
俺が前向いて歩いてなかったから・・・
あの、けがとかないですか?」





「あ、だいじょうぶです」





「よかった。あの・・・
もう入学式始まるそうですよ」





「えっ!? でも・・・
私、探し物してて」





「探し物って?」





「小学校の時の友達にもらった
ストラップ・・・
さっきどこかで落としちゃって」





「あ。それだったら、
俺が探しとくから、
急いで体育館行きな」





「えっ? でも・・・」





「あー。俺、中2の竹内。
背が低いから、よく1年と
間違えられるんだ。
だから、俺のことは気にしないで
はやく体育館行きな」





「あっ、ありがとうございます!
じゃあ、入学式行ってきます」





「おう。
終わったら、またここで」





「はいっ」















*....*....*....*





入学式を無事に終えた私は、
急いで職員室前の廊下に向かった。





「あっ。みくもちゃん」





「先輩。遅くなってごめんなさい。
・・・あれっ?
どうして、私の名前・・・」





「あー。入学式見てたから。
って、それより。
ストラップ見つかったよ。
この、ウサギのやつだよね・・・?」





「あっ!
ありがとうございます!!」





私は何回もお礼を言った。





「いや、いいって。
これからよろしくね」





「こちらこそ、
よろしくお願いします」















・*。・ 次の日 ・。*・





教室に入ると、隣の席の男の子に
声をかけられた。





「あ。お前が上野?」





「えっ?
うん。そうだけど・・・」





「へー。結構かわいいじゃん。
俺、小澤。
これからよろしくなっ」





「うんっ。よろしくね」





小澤くんにかわいいって
言ってもらえたとき、
私、すごくうれしかった。





私は今まで、『ガサツ』とか
『女子力低い』って女子にまで言われて、
『かわいい』なんて言われたことがなかったから。





このとき、私は思った。





『私、小澤くんに
一目惚れしたのかな?』と。















・*。・ 休み時間 ・。*・





「ねーねー。小澤くんって、
どうしてこの学校に入ろうと
思ったの?」





「俺、小っちゃいころからバスケ大好きで、
いつかすっげー選手になりたいと思ってんだ。
だから、憧れの竹内先輩がいる、
この学校でバスケの腕を磨きたいと思ったんだ」





いつもふざけてる小澤くんが、
突然真面目な顔になった。





「竹内先輩って、
そんなにすごいの?」





「え? お前知らないの?
竹内先輩は、高3の全国大会1位の先輩と
勝負して、余裕で勝ったんだぞ」





「えっ? そうなんだ・・・」





今度、バスケ部の練習、
見に行ってみようかな・・・















・*。・ 放課後 ・。*・





私は、ひとりで
体育館にやってきた。





「あっ! 上野!
お前、見に来たんだ」





「うん。さっきの話聞いて
気になっちゃって・・・」





「あっ! みくもちゃん。
見に来てくれたの?」





「先輩っ! ・・・はい。
あの、私も、1回シュートしてみても
いいですか?」





「もちろん。じゃあ、
ここの線からやってみて」





私は、3本の線のうち、
1番真ん中の線からシュートをした。





バンッ。





「あ。入らなかった・・・」





「だいじょうぶだよ。
俺も最初そうだったから。
でも、こうやって毎日欠かさず練習してたら、
出来るようになったんだ」





「えっ? 先輩が!?」





そう言いながら先輩は、私の前で、
お手本のようなシュートをしてくれた。





「みくもちゃん、今日、
遅くなってもだいじょうぶ?」





「はい。全然だいじょうぶです」





「じゃあ、一緒に
帰ってもいいかな・・・?」





「はい///」















・*。・ 帰り道 ・。*・





「みくもちゃん、実は俺さ・・・
転校することになったんだ」





「え? 本当ですか?」





「うん・・・
来週、大阪に行くんだ」





ここは東京。





大阪ってことは、
もう会えないの・・・?





この日、先輩の目には
涙があふれていた。















・*。・ 次の日 ・。*・





私は、休み時間に
小澤くんに呼び出された。





「俺、上野のことが好き」





「えっ?」





「いきなりゴメンな。
返事はいつでもいいから」





「わかった。考えておくね」





え? なんで? なんで??





この前まで、小澤くんのことが
好きだったのに・・・





なんですぐに「私も好きです」
って言えなかったんだろう・・・





今、頭の中にあるのは・・・!!





先輩のことだけだ・・・





私、先輩のことが好きなんだ・・・





あっ!
はやく先輩に伝えなきゃっ!
手遅れになっちゃう・・・





「先輩っ!」





「あっ。みくもちゃん///
どうしたの?」





「あの・・・私・・・」





よしっ!
ちゃんと言おう。





「先輩のことが好きですっ」





・・・言っちゃった。





「みくもちゃん・・・」





「あっ! すいません。
今のは気にしな」





「俺も」





「え?」





「俺も、みくもちゃんのこと、
好きです///」





「えっ!?」





どうしよう。
涙が止まらないよ・・・





「どうしたの・・・?」





「私、うれしくて・・・」





そう言った私を
先輩は抱きしめた。





「みくもちゃん。大好きだよ」





「私も、大好きです。先輩っ!」





Kiss





「リュウトって呼んでいいよ///」





「じゃあ・・・
リュウト、大好きだよ」





Kiss





リュウトくんは家族に交渉して、
転校の話はなくなりました。





そして、私たちは
ふたりで手をつないで登校する、
幸せなカップルになりました///





(そのあと小澤くんには、ちゃんと
ごめんなさいと断りました・・・)







*END*

この作品は過去に投稿された作品をアレンジしたものです。また、掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。

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