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本当は世界一大切な人

CASTしゅりしゅり

作者:デイジースター

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2026.01.12

「しゅりのバーカ! ドジ!」





「うわぁーん!」





転んだだけでバカ、ドジと
ののしるコイツ。





意地悪でいじめっ子の
コイツなんて大っ嫌い!





これは、私が5歳の頃の話。





今は違うんだけどね。





申し遅れました。
しゅりです!





9年も経ったら
大人になるはずなのに・・・





「お前、相変わらずおそいな!
カメみてぇ!」





笑いながら私の横を
すり抜けていく、コイツ。





隣に住んでるいわゆる
幼なじみの堀口イブキ。





「イブキのバカ~!」





イブキなんか
おそくてバカでガキで、
放っておけない。





「またケンカしたの?
ホント仲よいよね」





後ろから声をかけてきたのは、
ちさとリュウト。





この2人は、つきあってる。





2人は、隠してるつもりらしい。





「ホントにさ、
つきあっちゃえよ!」





「やだやだ!
あんなバカなんて!
せめてミサキ先輩がいい!」





ミサキ先輩は
同じ陸上部。





もうすぐ卒業だから、
ちゃんと告りたいんだけど・・・





うわさだとそのま先輩と
つきあってるらしい。





「しゅり、放送当番だよね?」





「あっ! ヤバい!
急がなきゃ!」





すっかり忘れてた!





全力ダッシュで
かけぬける通学路。





「イブキ、おっそ!」





あっという間に
イブキを追い越し
学校に着く。















*。。・*。。*。。・*。。・*。。・*。。*。。・*。。*





放送を終えて、
授業も終わって昼休み。





「ヒマ・・・」





日誌書いてないことに気づかず
寝てしまった。





「・・・・しゅり!
おい、起きろ!
バカしゅり起きろ!」





「ん~?」





目をこすりながら
起き上がる。





「お前、日誌書いてないくせに
寝てんなよ」





そういや、今日
イブキと日直だった。





「あっ! ゴメン!」





私のバカ! バカ!





「もう書いといたから」





日誌で私の頭を叩き、
その場を去った。





あいつ文才0だもんな。
チェックしとこ。





たしか、国語
20点だった気が・・・





「ん?」





見間違い?





目をこすってみたが
間違いないかも。





「『好きな人に告白することにした。
呼び出しの手紙渡すだけで緊張した。』
え?」





さっき、イブキから
呼び出しの手紙をもらった。





どういうことなの?





状況が全く読めない。





あ、そろそろ時間だ。
行かなきゃ。















*。。・*。。*。。・*。。・*。。・*。。*。。・*。。*





屋上に行くと、
イブキが待っていた。





「日誌、見ただろ?」





なんでバレてんの?





「どうせ俺がバカだから
チェックしといたんだろ」





昔からこうだ。





バカなのに
心を見透かされてる。





「俺さ、しゅりが好きなんだ」





突然の告白に
どうしていいかわかんない。





「意地悪なあんたなんて、
大っ嫌い!」





なんでこんなこと
言っちゃったんだろう。





本音とは真逆のことを
どうして言ったんだろう。





そのまま
逃げ出してしまった。





何てことしたんだろう。















*。。・*。。*。。・*。。・*。。・*。。*。。・*。。*





その日の夜、





イブキからのLINEも
無視してしまった。





学校に行きたくない。





布団にもぐりこんだ。















*。。・*。。*。。・*。。・*。。・*。。*。。・*。。*





いつもなら
起きている時間なのに。





イブキが迎えに来る
時間なのに。





コンコンコン。





「しゅり?」





イブキの声が
ドア越しに聞こえた。





ドアが開き、
部屋に入ってきた。





「昨日のこと、忘れて。
しゅり、俺が嫌いなんだろ?」





違うのに・・・





どうして違うって
言えないの?





こんな弱い自分、
大っ嫌い。





「違う・・・違うの・・・」





昨日の夜、号泣して
目が腫れてる。





こんな顔、
見せたくない。





「嫌いなのは、
素直になれない
弱い自分なの・・・」





ベットに腰をかける
イブキ。





その背中に
抱きついてしまった。





「大好きだよ、イブキ」





昨日泣きつくした
はずなのに・・・





一生分泣いたのに、
どうして泣いてるの?





イブキは私を引き離して、
こっちを向いた。





「ありがとう、しゅり」





子どもだったのは
私だったんだ。





イブキは、私を守れるくらい
大人になってた。







*END*

この作品は過去に投稿された作品をアレンジしたものです。また、掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。

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