嘘つきは恋の始まり

CAST稲垣 来泉稲垣 来泉

作者:lovedevil

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2024.05.11

ヤッホー。
私、稲垣クルミですっ!





ニコラ学園に通う
中学2年生だよぉ。





今は親友の白尾ルナと一緒に
学校に向かってるんだー!







・*。・ 登校中 ・。*・





ルナ「ねぇークルミって
好きな人いないの?」





クルミ「い、いないに
決まってるじゃん笑」





本当は嘘なんだ。





親友のルナにも
言えない恋なの。





だって・・・





クルミ「なんでぇー。
ルナはいるの?」





ルナ「いるよー。
八神リョウスケ君」





クルミ「そ、そうなんだ~・・・」





そう。
私の好きな人は
八神リョウスケ。





私の幼なじみなの。





ずーっと小さい頃から
2人で遊んでて、
いつしかリョウスケのこと
好きになってた。





リョウスケの笑顔も
優しさも全部・・・





でも、親友の恋だから
応援しないとって。





だから、言えない。





私はリョウスケに
恋しちゃいけないって
神様が教えてくれてるんだよね・・・
きっと。





クルミ「私、ルナの恋、
応援するね・・・!」





ルナ「ありがとぉっ。
やっぱ、クルミは
私の親友だね!」





これでいいんだ。





そうだよ、
これでいいんだよ!

















・*。・ 学校 ・。*・





リョウスケ「クルミっ、
ルナちゃん、おはよー」





クルミ「おはよー!」





ルナ「オハヨーっ、
リョウスケ君!」





リョウスケ「なぁ、クルミ、
プリント見せろー」





クルミ「はいはいっ・・・
あ、やっぱりルナに
見せてもらいなよっ!
ルナの方が頭いいから!・・・」





リョウスケ「う、うん。わかった。
ねぇルナちゃん、
プリント見せてくれない?」





ルナ「うん! いいよー」





はぁ、私に出来ることは
これぐらいだよね・・・





もぉ、私、
なにやってんだろ。















・*。・ 帰り道 ・。*・





私、どうしたらいいんだろ?





親友を取るべき?
恋を取るべき?





神様はどうして
こんなに辛い選択肢を
あたえるの?





私、疲れたよ・・・





クルミ「はぁ・・・」





タッタッタッ





リョウスケ「クルミっ!
ここにいたのか。
ルナちゃん探してたよ。
ハァハァハァ」





そうだ、ルナ
おいてきちゃったんだ。





ごめん・・・





ってゆうか、リョウスケ
走って探してくれたの!





もぉ、
もっと好きになるじゃん・・・





ルナの好きな人なのに。





やだ、私、
なに泣いてんだろ。





こんな姿
リョウスケに見られたくない。





クルミ「・・・泣泣」





リョウスケ「クルミ? どうした?
俺なんかした?」





なんでこんなに
心配してくれるの(泣)
やめてよ・・・





タッタッタッタッ





リョウスケ「クルミっ! 待てよ!」





どうしよ。





大好きな人と
大切な人を
傷つけちゃった。





私って最低!

















・*。・  自宅  ・。*・





ピロリンッ
ピロリンッ。





ルナ《クルミごめん!
リョウスケ君から
元気ないって聞いた。
きっと、私のことだと思った。
私、嘘ついてた・・・
好きな人、リョウスケ君じゃないの。
クルミがリョウスケ君好きなの、
本当は知ってたんだ。
でも、私がリョウスケ君のこと
好きだって勘違いしてて、
言ってくれなかったから、
リョウスケ君のこと好きって嘘ついて
クルミから言ってもらおうって思ってたの。
でもまさかこんなことになるなんて・・・、
本当にごめんなさい!
クルミはリョウスケ君と幸せになっていいんだよ》





クルミ「そうだったんだ。
私、リョウスケのこと
好きになっていいんだ。
ありがとう、ルナ」





クルミ《ルナ、こちらこそごめんね。
私リョウスケに告白するね!》





ルナ《よかった・・・(泣)
応援するから!
クルミなら絶対大丈夫だよ》

















・*。・ リョウスケ ・。*・





俺、なんか
クルミにしたかな?





今日も元気なかったし、
あぁーもぉ!
俺やっぱりクルミのこと・・・





ピロリンッ





クルミ《今からニコラ公園に
これない?
大事な話があるの》





リョウスケ「なんだ?
大事な話って?」

















・*。・ ニコラ公園 ・。*・





リョウスケ「クルミっごめん!
待った?」





クルミ「ううん。
私も今来たところだから。
こんな時間に呼び出して
ごめんね・・・」





リョウスケ「いや、いいんだ。
それより大事な話ってなに?」





クルミ「私、リョウスケのことが好き!
ルナがリョウスケのこと好きって
勘違いしてて、遠慮してたの。
でも、違うって聞いて。
やっぱりリョウスケのことが
好きって思ったの。
だから!・・・」





リョウスケ「僕と付き合ってください!」





クルミ「え!」





リョウスケ「ちいさい頃から好きだったんだ。
クルミのこと。
だから付き合おう!」





クルミ「はい! お願いします!」





CHU///





ずーっと一緒だからね・・・
リョウスケだーい好きっ!





~*HAPPY END*~

P.S.

その後、ルナとは仲直りして
今はちょー幸せだよ。

嘘はほどほどにねー(笑)

─ ニコ学名作リバイバル ─
この作品は過去に投稿された作品をアレンジしたものです。

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