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届け! My voice

CASTかのんかのん

作者:うさぎ

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2026.07.24

私、かのん。
みんなには、かのんって
呼ばれてます!





実は私、同い年で、
同じニコ学に通っている
安藤みお、藤田あおか、
末永ひなたと一緒に
「シュガーマジック」
というボーカルユニットを
組んでいます!





「おはよう、みんな」
私は、シュガーマジックの
3人に声をかけた。





「あっ! かのん! おはよう」
3人も、私に声をかけてくれる。





「あっ! そういえば
今日のレッスン、なくなったって!」
みおが言った。





「おいおい、声でかいぞ」





わっ!
びっくりしたー!





この人は、善如寺ライ。
私の幼馴染で、私たちが
シュガーマジックであることを
唯一知っているんだ。





「正体、ばれてもいいのか?
みお、めっちゃ声でかい」
ライがあきれた顔で言った。





「もう、みおってばぁ」
おっとりあおかが言う。





「そういえば、かのん。
新曲できたの?」
しっかり者のひなたが聞く。





実は、シュガーマジックの曲は
私が作ってるんだ!





「こんな感じの歌詞でどうかな」





私は、3人に新曲の歌詞を見せた。





「いい詞だけど、かのんの書く曲って
片想いの曲ばっかりだよね。
まぁ、そこが共感してもらえるんだけど」





ひなたが言った。





「だって・・・
両想いの気持ちって
分かんないんだもん・・・」





そうです。
私、絶賛ライに片想い中です。





メンバーは、みんな知ってるんだけどね。





だから、片想いの曲はたくさん書けるけど、
両想いの曲はかけないんだ。
それが悩みなんです。





「あっ! いいこと思いついた!」
アイディアマンのみおが言った。





「えっ! なになにー!」
あおかが楽しそうにこたえる。





「あのさ、もうすぐ文化祭じゃん!
だから、そこでシュガーマジックのライブやって、
新曲発表してさ、
曲でライに想いを伝えるのはどう?」





「いいねいいね!」
あおかは、即賛成。





「でも、どうやって
文化祭でライブやるの?」
ひなたが質問。みおは、





「生徒会長のかんなちゃんに
お願いしてみよっ」
と答えた。





かんなちゃんっていう子は
ニコ学の生徒会長。
しっかり者で可愛いんだ。
って、・・・???



「私が想いを伝えるの?
絶対無理無理無理無理!!」





「かのん、何言ってんの!
このままじゃいつまでたっても
変わんないよ?」
あおかがそう言う。





「よーし!
じゃあ、そーゆーことで!
かんなちゃんには、
私が許可とっとくね!」
みおが元気に言った。





「かのん、ファイト!」
あおかとひなたも元気に言った。





「えっ! ちょっと待ってよー」
と言いかけた時にチャイムが鳴った。





・・・まじですか。
絶対無理だよー!













*・*・・・*・・・*・*





家に帰って悩んでいると、
シュガーマジックのLINEのグループに
連絡が来た。
みおからだった。





《かんなちゃんから許可とれた!
かんなちゃん、シュガーマジックの
大ファンらしくて、即了解してくれたよー》





するとあおかからも
《やったー! かのん、頑張って!》
と送られてきた。





《ホントに想いを伝えなきゃダメ?》





すぐにひなたから返事がきた。
《かのんなら大丈夫。やってみなよ!
私たちはずっと応援してるから!》





《そこまで言うなら、
曲を書くだけ書いてみようかな》





3人から《がんばれ!》と
返信が来た。





もう、送信しちゃったし・・・
もう後戻りはできないよね。
よし、書こう!





私が1番伝えたいのは・・・
『小さい頃からずっと好きでした』
っていうこと。





ライへの想いがあふれてくる。
詞はあっという間に書き上げ、
曲も一晩でつけた。





すぐに曲が作れるくらい、
私、ライのこと好きなんだ・・・













*・*・・・*・・・*・*





次の日、レッスン場で
3人に新曲を披露した。





いつもならライにも聴いてもらうけど
今回は秘密にしておいた。





「かのん、すごい」
「さっそく練習しよう!」





3人とも、すごく褒めてくれた。
だから、私も頑張ろうって思えた。
文化祭まで4人で必死に練習した。













*・*・・・*・・・*・*





文化祭当日。





シュガーマジックのライブが始まる前
こっそりとライに言った。





「今日、新曲を発表するの。
サビに私のソロがあるんだ。
それが私の想いの全て。聴いてね・・・」





「・・・分かった。頑張れよ!」





ありがとう。ライ。
そして、私はステージ裏に行った。





「このあとは、シュガーマジックの皆さんの
スペシャルコンサートです・・・!」





かんなちゃんのアナウンスの声と同時に
歓声があがる。
私たちは、舞台へと向かった。





「みなさん、こんにちは!
シュガーマジックです!
今日は楽しんで行ってください!」





またまた、歓声があがる。
最初の曲を歌う。
会場はどんどん盛り上がり、
いよいよ、最後の曲となった。





最後の曲は、私の気持ちを書いた新曲。
緊張してきた。





「最後の曲は新曲です。聴いてください。
『届け! My Voice』」





前半は、私とライの思い出を書いた詞。
そこは順調に進んでいった。





もうすぐ、サビ。
3人が私のためにソロをくれた、
私の想いを込めた大事な部分。





いよいよサビだ。
「――小さい頃からずっと好きでした、
届け! My voice――」





ライ、届いた?













*・*・・・*・・・*・*





アンコールも終わり
舞台裏へ行くと、ライがいた。





「悪い。ちょっと、かのん借りる」





私はライに引っ張られていった。
後ろを振り返ると、3人がジェスチャーで
がんばれって言ってくれた。





私は屋上に連れてこられた。
ふいに私は、
ライに抱きしめられていた。





「ばか・・・俺の方が
かのんのこと大好きなんだよ・・・」





「うそ・・・」





すると、ガチャっと音がして、
シュガーマジックの3人が出てきた。





「あ。バレちゃった笑」





3人とも見てたの!?





「まじか・・・
俺、超恥ずかしいじゃん」





ライが顔を赤らめて、
制服の袖で顔を覆った。





「2人とも、おめでとうー!」





3人の祝福を受け、
私は改めてライに言った。





「大好きっ!」







☆end☆

この作品は過去に投稿された作品をアレンジしたものです。また、掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。

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