夏の名前
作者:ゆあ
僕は、ユアン
いま、僕は“恋”をしている。
でも
僕は、過去に忘れられない
“恋”をした。
だから、少し怖い。
* ‐‐‐ * ‐‐‐ *
初めて恋をした季節は、夏
あぁ
僕は君を忘れるために
“恋”をしたのかな?
あのときと同じような
風が吹いた。
キミの笑顔が
・・・いつまでも来ない。
きっと僕たちは
これからもずっと一緒
それはずっとここから先
変わらないはずだった。
1番好きな服だけを
昨日の夜、カバンにつめた。
おそろいで買った
スニーカーはいてきた。
キミは、ほめてくれるかな?
夏の名前、かぞえた
プールに立つ波を見つめ
ふたり肩よせて決めた。
“2人でずっと一緒にいよう”
うなずいたキミの横顔見つめ
そっと指を重ねてく。
少しはにかむように
・・キスをした。
バスの行くアナウンス
流れてきた。
もう1枚の切符
右手に残る。
僕の名前を呼ぶ声が
聞こえてきた。
君の電話がつながって
小さな声がした。
目の前が
まっくらになる。
でも
多分もう戻れない。
バスのステップ
足を乗せて
未来は行く。
夏の名前おしえて
2人歩いた橋のたもと
近づいていく想いとまる。
窓を開け
君の名前叫んだ。
胸の奥が音を立てた。
少し涙でにじむ
街を見た。
いま降り立つと
草の薫り
季節も僕も、青い。
記憶をたどって、
記憶の糸を巡って
景色が運ぶ、君の香り
光を背負って
影が向いた。
心の中は
何故か熱い。
肩に気づく、
汗がついた。
あの頃のように
またひとつ風が吹いた。
君と出会ったこと
離れても忘れない。
いくつか過ぎてた
夏の名前。
忘れないだろう。。。
* ‐‐‐
えっ
また、あの駅で
君と出会った。
キミと見た景色
キミとみた海
キミと見た物
僕の胸の中には
君が残る。
ほら。また、
キミの思い出が
キミは僕とまた
新しい思い出を
作ってくれるかな?
僕は、君と
思い出を作りたいな。
やっぱり忘れられない
キミのこと
ユアン「ねぇ。覚えてる?
あんな」
あんな「えっ? ユアン?」
ユアン「そうだよ。
久しぶりだね」
あんなは
いきなり泣いた。
“ごめんね”って
言いながら。
ユアン「泣くなよ。
どうしたの?」
あんな「私ね? ユアンの
そばにいたかった。
でも、ユアンのそばにいるのが
怖かった」
ユアン「なんで?
僕はずっとあんなの
そばにいるよ」
あんな「ねぇ。
私のこと好き?」
ユアン「えっ」
あんな「ごめんね。
びっくりした?」
ユアン「好き」
あんな「えっ?」
ユアン「あんなのこと
ずっと好きだった」
あんな「・・・・・」
ユアン「つきあって?」
あんな「うっ。。。うん」
ユアン「やっぱ、
忘れらんねーや」
僕とあんなは
やさしく
ときに甘く甘く
甘く辛く
だからこそ
儚く
キスをした。
*END*
この作品は過去に投稿された作品をアレンジしたものです。また、掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。




























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