この想いを桜にのせて

CAST懸樋 大晴空懸樋 大晴空

作者:rina

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2019.03.12

「ふふ、花びら」





そう言って彼女は
俺の頭についた
花びらをとった。





「・・・桜、綺麗だね」





愛おしい横顔は
校門前の桜の木を見つめる。





「卒業おめでとう」





一生懸命に想ってきた
この大切な気持ちも伝えられず





俺は彼女の門出を祝った。











*・。+ *・。+ *・。+ *・。+ *・。+





「中学・・・
行っても頑張って」





必死に涙を堪えている俺、
懸樋大晴空、小5。





その表情がおかしいのか
1つ上の幼馴染、
真奈は笑って
僕の頭を撫でた。





「大晴空、
中学なんて
そう遠くないんだよ?
いつだって会えるよ」





(嘘つき、
2駅も向こうだろ)





学校じゃ
毎日会えていたのに





来月には彼女のいない
生活が始まる。





(せめて同い年だったなら)





1年早く生まれてたなら





もっと傍にいることが
出来たし





同じ中学に
進学してたかもしれない。





・・・けど、そんなこと
言ってられない。





俺は俺なりに
頑張らなきゃ、ね。





「真奈」





「うん?」





「俺、絶対同じ
中学に行くから」





「・・・大晴空」





「それまでに
すげーかっこよくなって、
真奈の身長なんか
とっくに追い越してみせるよ。
そんで・・・」





思わず言葉を詰まらせた。





1年後の今頃、
もしそうなっていたとしても





彼女には大切な人が
いるかもしれない。





(今だって弟のようにしか
思われていないのに)





「ねえ、大晴空」





「・・・ん?」





「中学で待ってるね。
真奈も、すっごーく魅力的になって、
大晴空が来てくれるの
楽しみにしてるから」





(今でも十分魅力的だって)





彼女なりに
励ましてくれたのか





さては意味が
込められているのか





それは定かではないけれど





どっちにしろ、
真奈が待っててくれるのなら





「・・・うん、絶対約束」





1年後、同じ桜舞う中で





(君に伝えたいことがあるんだ)







*end*

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