登校時の告白
作者:のんのん
俺は、懸樋大晴空です!
中2です!
俺は、ひとりっぼっち。
信用できる友達なんて
いない。
まず、作りたくもない。
でも、毎日学校に行ってると、
誰か俺に挨拶して
くれないかなって思う。
まあ登校するときは、
こんなことを
考えながら歩いてる。
でも、そんなことを
考えているとき
「おはよー!」って言う
明るく元気な声が聞こえた。
その声は、だんだん
近づいてくる。
そして、ついに
俺のところに来た。
?「おはよー!
おおぞら君!
私の隣の席だよね?」
おおぞら「まあ、
そうだけど?」
?「まあって何よ?笑笑」
相変わらずこいつは、
元気なやつ!
名前は、北川花音。
かのん「おおぞら君は、
1人で来てるの?」
おおぞら「そうだけど何か?」
かのん「もう、冷たいなぁ」
おおぞら「良いじゃん!」
かのん「あっ、
明るい声になった!」
おおぞら「お前!
それ狙ってたのかよ!」
かのん「1人なんて寂しい!
私と行こっ!」
おおぞら「お前さぁ、
俺と話したことないのに
いきなりなに?」
かのん「えっ?
なにって、
1人の子を作りたくないの」
おおぞら「俺は、1人が好き」
かのん「えー、
つまらないなー」
なんだよ、こいつ!
めっちゃ言ってくるじゃん!
っていうか、
あいつの話すペースに
ついていかれてた。
おおぞら「いいから、
先に行って!」
かのん「嫌だよーだ!」
おおぞら「はぁ!!」
かのん「おおぞら君の怒った顔、
結構ハンサムだった」
おおぞら「なんだって?」
かのん「今、照れたでしょ!」
おおぞら「照れてないし!」
ハンサムって
ほめ言葉?
なんだよあいつ!
かのん「おおぞら君って
面白いね!」
おおぞら「どこがだよ!」
かのん「えー!
面白いじゃん!
私、元気出ちゃった!」
おおぞら「お前、
元から元気なくせに!」
かのん「さっきから、
お前って言うけど
かのんって呼んでよー!」
おおぞら「なんでだよ!」
かのん「良いじゃん!
お願い!」
もう、めんどいから
いいや!
おおぞら「分かったよ!」
かのん「やったー!!
嬉しい!」
なんで、こいつ
こんなに喜ぶんだ?
おおぞら「かのん、」
かのん「早速呼んでくれたね!」
おおぞら「なんだよ!
お前が呼べって言ったから!」
かのん「命令は、
してませーん!」
なぜか、かのんの言うことに
あんまり腹がたたない!
正直ちょっかい
出されてる感じ?
なんでだ?
おおぞら「学校まだかよー?」
かのん「遠回りしてるからねー!」
おおぞら「うん?
ほんとだー!
どーするんだよ!」
かのん「ほんとは、そのまま
いくつもりだったけど、
おおぞら君が私のこと
好きだから!」
何言ってるのこいつ??
おおぞら「何言ってるの?」
かのん「おおぞら君!
私のこと
絶対好きでしょ?」
おおぞら「そんなわけないでしょ!
だって話したばっかりなのに!」
かのん「いやいや、
絶対好きになったでしょ!」
そんなこと言われてると
そう思えてきた!
おおぞら「かのんは、
何が言いたいの?」
かのん「かのんは、
おおぞら君のことが
好きになっちゃった!」
ドキドキ!
なぜか、ものすごく
ドキドキする。
かのん「かのんでよければ
付き合ってほしいなー」
可愛すぎる、
かのんが可愛い!
やばい緊張して、
ふるえてきた!
おおぞら「こんな可愛い子と
付き合わないやついる?」
かのん「おおぞら君!
大好き!」
おおぞら「かのん、
すごいよな!
登校時に
好きになるなんてよ!」
かのん「おおぞら君こそ!」
おおぞら「それは、かのんが
好きにさせたんだろ?」
かのん「へへん!
すごいでしょ!
かのん!」
おおぞら「まあ確かに!」
かのん「そこは、
認めるのね!」
おおぞら「認めなかったら、
また冷たいとか
言うくせにー!」
かのん「えへへ、
ばれちゃったか!」
*END*