付き合うまでの3週間
作者:みなな
俺は中学2年生、
今井暖大。
好きな女子のタイプは、
髪はできればセミロングくらい。
メイクはナチュラル。
メイクはしない方が
可愛いと思う。
前髪はありなしどっちも
似合う人が良い。
身長は高い方が良い。
163㎝くらいかな?
可愛い系より
クール系が好き。
服の系統は
ストリート系がいいな。
彼女ができたら
おそろコーデしたいなぁ。
そんなことを考えながら、
今日もゲームをしていた。
ハルト「明日は学校かぁ」
姉が部屋に入ってきた。
姉「ゲームなんか
してないでさぁ。
宿題やったの?」
ハルト「やってないよ」
姉「早くやりなよ」
ハルト「えぇ~」
姉「そういえばさ、
ハルトの友達から
聞いたんだけど、
隣のアパートに
ハルトと同い年の女の子が
引っ越してきたらしいよ」
ハルト「えぇ!」
姉「明日ハルトのクラス来たら
どうすんの?
第一印象、宿題忘れてきた
男子になるよ?」
ハルト「いいよ別に」
姉「へぇ~いいんだね??」
ハルト「別にいいよーー?」
・:*+・/ 翌日 /・:+
結局宿題は
ちゃんとやった。
俺、偉すぎだろ。
学校に向かう。
・:*+・/ 朝のHR /・:+
先生「おはようございます。
今日は、転校生を紹介します」
教室がざわついた。
先生「入ってきてください。
自己紹介をお願いします」
転校生「こんにちは。
有坂心花です。
よろしくお願いします」
俺の学校は私服登校で、
メイクもして良いことに
なっている。
転校生の子は、
ストリート系ファッションで、
身長も162㎝くらいだと思う。
メイクもナチュラルで可愛い。
俺のタイプじゃん!!
先生「では、今井の隣
空いてるから、
今井、手上げて」
ハルト「はい!」
先生「そこの隣に
座ってください」
先生ナイス!!!!!
先生「では、宿題を回収します。
出席番号順に
持ってきてください」
宿題はちゃんと
やったもんね~。
ファイルの中を探す。
あれ、ない。
あ!!! そういえば、
宿題をやった後、ゲームをして、
モニターの下に宿題置いたまま
来ちゃったんだった、、。
先生「今井ー?
忘れたのか?」
ハルト「ちゃんとやりました!
でも家に置いてきました!」
みんなに爆笑された。
本当はやってるのに。
・:*+・/ HR後 /・:+
HR後、すぐに
転校生の席の周りに
人が集まってきた。
これじゃ当分
話せそうにないな、
と思っていたとき。
ミユウ「ねーハルト。
ちゃんとコハナちゃんに
教科書とか見せてあげなよ?
隣の席なんだから」
ミユウはこのクラスの
学級委員だ。
おしゃれで
女子のみんなと仲が良い。
コハナ「ミユウちゃんありがとう。
私は大丈夫だよ。
ハルトくんも、、、
よろしく」
よろしくって言いながらも
全然こっちのことを
見てくれない。
俺のことは
興味ないのかな?
女子たちは
すぐにおしゃべりを始めた。
・:*+・/ 授業中 /・:+
転校生の有坂は
教科書を持っていないので、
机をくっつけて
教科書を見せてあげていた。
そしたら急に有坂が
近づいてきて、
俺のノートに
何か書き始めた。
『名前なんていうの?』
俺は、
『今井暖大』と書いた。
『なんてよむの?』
と書かれたので、
『はると』と書いた。
ちょうど授業が
話し合いの時間になった。
コハナ「じゃあ、
ハルトって呼ぶね!」
ハルト「え?」
コハナ「嫌だった?」
上目遣いしてくる。
ずるい。
ハルト「べ、べつに」
コハナ「私のことも
コハナって呼んでね」
ハルト「コハナ、
良い名前だね」
コハナ「ありがとう」
そう言ってにこっと
微笑んだ。
胸がきゅんとした。
これが
恋というものなのか。
・:*+・/ 放課後 /・:+
放課後、コハナは
ミユウ達とカラオケに
行くみたいだ。
ハルト「コハナ、
また明日!」
爽やかに挨拶をできた!
と思ったのに、
コハナは会釈をして
帰って行ってしまった。
授業中の態度は
なんだったんだろう。
でも、俺はそのくらいの
ツンデレが好きだから
別に良い。
明日も話しかけるんだ!
・:*+・/ 2週間後 /・:+
一気に2週間も飛んで
読んでいるみんなも
びっくりしただろう。
この2週間、2人の時は
話しかけてくるのに、
みんなの前では
あまり見てくれないの
繰り返し。
でも、諦めない!
今日はデートに
誘おうと思う。
一応LINEは交換した。
今から連絡しても
大丈夫かな?
電話してみる。
プルルルプルルル
コハナ『はい、ハルト?』
ハルト「うん。あのさ、
今日今から
出かけられる?」
俺、誘うの下手かよ!
コハナ『うん、
暇だから、会えるよ。
どこがいい?』
コハナは、ちゃんと
デートのお誘いだと
わかってくれたみたいだ。
ハルト「ニコラ商店街とかはどう?」
コハナ『いいね!
まだ来たばかりで
あまり分からないから
案内してね!』
ハルト「じゃあ
今から向かうね。
商店街の入り口
待ち合わせで!」
コハナ『りょうかい!』
これは、
脈ありじゃない?
とりあえず俺は姉に
プレゼントしてもらった
パーカーを着て、
髪をセットして出かける。
俺が商店街の入り口に
着いてから15分後に
コハナは来た。
今日の服も
ストリート系で好みだ。
コハナ「ごめん。待った?」
そう言って
上目遣いで聞いてくる。
ハルト「全然。
じゃあ行こうか」
スマートに答えることを
意識して
俺は答える。
その後は、2人で
色々なお店を見た。
お揃いのパーカーと
キーホルダーも買った。
そうしてついに、
帰る時間になってしまった。
コハナの家は門限があって
19時までに
帰らなければならないそうだ。
今は6時30分。
もう帰る時間だ。
コハナ「もう帰ろっか。
ハルト、私、最後に
言いたいことがあるの」
もしかして、告白?
だったら俺から言いたい。
ハルト「コハナ、俺も。
先に言っていい?」
コハナ「うん」
ハルト「一目見た時から
コハナのことが
好きになってました。
付き合ってください」
コハナ「よろしく!」
ハルト「本当に?」
コハナ「うん!! 嬉しい!
私も好きだよ」
ハルト「俺も大好き!」
こうして、
付き合うことができました。
・:*+・/END/・:+
今井暖大
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