偽りはもういらない

CAST今井暖大

作者：ゆずな

2023.03.08

こんにちは！
今井ハルトです！

今日は、
私立ニコラ学園の
入学オーディションに
来ています！

ニコラ学園は、
女子は小５～高１、
男子は中２～高３の人達が
通っています。

入学したらニコラモデル、
メンズモデルになれる
システムです。

もっとルールなどはありますが、
話すと長いので割愛します！ｗ

さすが、ニコラ学園。
広い・・・

ハルト「失礼します。
今井ハルトです」

審査員「はい。どうぞ」

審査員「まずは
自己紹介を・・・」

・＊。・　審査終了　・。＊・

まあ手応えはあったな～。

けど、終わったあと審査員が
少しニヤリとしてたのは、
なんだろう？

・・・雨？

よかった。
折りたたみ傘。
あった。

???「あっ雨・・・
傘っ、傘っ・・・ない・・・」

ん？
誰か、困ってる？

ハルト「すみません」

???「え？　はい」

ハルト「傘、ないんですよね、
オレの使います？」

???「え？　でも・・・」

ハルト「じゃあ、入って。
家、ここら辺？
オレ、近いんだ」

???「はい・・・近いです・・・」

ハルト「じゃあ送ります。
えっと・・・名前・・・
ん？　川原・・・ミアン？
あのニコモの？」

???「え？
あ・・・ミアンは姉で・・・
私はミアです」

ハルト「へー。
じゃあミアちゃん、
案内して」

???「ありがとうございました」

ハルト「じゃあね」

???「・・・・・・はい。
５番、今井ハルト、○です
・・・はい。わかりました」

＊　‐‐‐　＊　‐‐‐　＊

数日後・・・

オレに、と電話が来た。

審査員「今井ハルトさん、
今すぐ学園に来てください」

ハルト「は、はい！」

ハルト「母さん、
ちょっとオレ、
呼び出されたから
ニコラ学園行ってくる！」

・＊。・　学園　・。＊・

学園につくと、この前の
ミアちゃんが立っていた。

???「この間は
ありがとうございました」

ハルト「あ、ミアちゃん？
姉妹揃って
ニコラ学園にいるの？」

???「あ・・・
えっとちがくて・・・」

ハルト「ん？」

ミアン「あのときのミアは
私・・・ミアンなんです！
嘘をついてしまい
申し訳ございませんでした！」

ミアン「えっと、あのときのは
入学オーディションの一貫で、
道端で困っている人がいたら
助けるかっていう、
性格の面での審査なの。
あそこで声をかけなかった人は
顔がよかろうと、モデル力が高かろうと
みんな落ちてる。
今回、ハルトは、１番親切だったし、
なんかキュンキュンしちゃったから・・・」

ハルト「ホントに!?
ミアンちゃん・・・
じゃあ、あれって、」

ミアン「はい。
あのときのミアは、
私です」

ハルト「やっぱり？」

ミアン「・・・ハルトさん！」

ハルト「え!?」

すごい勢い・・・

ミアン「あのとき、
私はあなたに
一目惚れしました！
よかったら
私と・・・私と・・・」

ミアン「付き合ってください！」

ハルト「え、えっと・・・」

オレは深呼吸して
こう言った。

ハルト「いいよ」

ミアン「あと、学園も
合格と、言うことです・・・」

ハルト「ホントに!?
やったーーー!!!」

あのとき以来、
ミアンとオレはニコモかつ
カップルとなり、
幸せな人生を歩んだのでした。

～HAPPY END～