ずっと一緒にいてね。

CAST南龍和

作者：ハニオレ

2022.11.27

初めての告白をした・・・
つもりだった。

告白をした直後に
俺は、事故に遭った。

：：＊　１時間前　＊：：

『俺と付き合ってください』

「はいっ！
これからよろしくね！」

俺の告白に
返事をしたのは
幼馴染の有坂心花。

ちなみに、俺の名前は
南龍和。

しばらく近くの公園で
心花と話して・・・

コハナ「龍和君、
私もう、帰らないと
いけなくって。
じゃあね！」

ルワ「おう。
気を付けてな」

コハナ「うん！
バイバ～イ！」

そうして
心花は帰った。

ルワ「さてと、
俺も帰ろっかな」

そう呟いて
俺は公園を出た。

歩き始めた。

信号を渡ろうとした
その時・・・

キキィー!!!

ドンッ！

頭に衝撃があった。

きっとトラックかなんかが
俺に当たって
俺は、はねられたんだな。

周りの音が
すごくうるさい。

運転手「大丈夫ですか!?
救急車・・・」

運転手の人が
救急車を呼ぼうと
電話してる。

運転手「大丈夫ですから。
今、救急車
呼びましたから。
ごめんなさい」

そう言われて
俺は目を閉じた。

そして、俺は
病院に運ばれた。

意識はまだ戻らない。

？「龍和君・・・
いつまで寝てるの？
もう朝だよ。
もう起きてよ・・・」

俺は２日も意識が
戻らないまんまだった。

心花らしき声が
ずっとしていた。

ルワ「心・・・花」

俺は声で
心花の名前を呼んだ。

コハナ「龍和君？
安心して戻ってきて」

心花が俺の手を
握ってくれた。

少し時間がたったが
俺は意識を戻した。

ルワ「心花」

コハナ「龍和君！
もぉ、心配したんだから！」

ルワ「・・・ごめん。
けど、なんで心花がここに？」

コハナ「龍和君がトラックに
はねられたときに
意識がなくなる前に
心花って私の名前を
呼んでたみたいで。
それで、運転手さんが
私の通ってるダンス教室の先生で、
私に電話してくれた。
で、今に至るって感じ。
それと、覚えてないかもだけど、
私、龍和君の彼女だから」

ルワ「知ってる。
だって俺、
心花に告白したから。
けど、もう１回
ちゃんと告白させて」

コハナ「なんでよ！
けど、いいよ。
告白、して」

ルワ「心花、
俺と付き合ってください！」

コハナ「もう私のこと、
心配させない？」

ルワ「うん」

コハナ「いいよ！
これからよろしくね！」

俺は事故に遭って
運ばれた病院で
心花と付き合い始めた。

あれから俺は、退院して
心花とたくさんデートした。

原宿行ったり、
水族館や
遊園地も行った。

心花に心配かけたから
その分、心花を
喜ばせてあげようとした。

コハナ「龍和君。
今日は、何の日でしょう？」

ルワ「俺たちが
付き合い始めて１年の日。
知ってるよ」

コハナ「そうだよね。
けど、あの時は
不思議だったな」

ルワ「何が？」

コハナ「龍和君が
事故に遭って、運ばれて、
告白されて・・・って
今考えると、まあまあ
いい感じだったのかもね」

ルワ「それ、なんか
俺のこといじってない？
けど、あん時は
起きたら告白するって
決めてたの！　いいだろ」

コハナ「いじってない！
起きて、告白していいか
確認された。
あれ、なんか好きだな～」

ルワ「じゃあ、今から
心花に言いたいこと
あるんだけど、
言っていい？」

コハナ「いいよ。
確認したね。（笑）」

ルワ「これからもずっと
一緒にいてくれますか？」

コハナ「はいっ！
ずっと一緒にいてね！」

ルワ「うん。
約束したからな」

こうして俺たちは
ずっと一緒にいました。

・・・・・そして５年後

俺たちは、結婚した。

今もずっと仲良く
暮らしてます。

：：＊ＥＮＤ＊：：