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スカイツリーの奇跡

CASTかのんかのん

作者:はむ太郎

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2026.06.03

かのん「もうリヒトなんか、知らない!!」





バシン!!





リヒト「・・・」





タッタッタッタッ





とうとうやってしまった。





とうとう私は・・・
彼氏を叩いてしまった。





リヒトが悪いんだもん・・・





でも・・・なんでだろ。





なんでこんなに胸が傷つくの??





キッカケだって・・・
ささいなことだった。











――――――――――――――――――
―――





かのん「え? ペアリングなくした?」





リヒト「わりぃわりぃ(汗)
まぁでも、また買えばいんじゃね??」





かのん「・・・ひどい」





リヒト「だから、ごめんって~!
また買ってやるから、いいだろ??」





かのん「もうリヒトなんか知らない!」





バシン!!











――――――――――――――――――
―――





これが、ことの次第。





また買ってくれるって
言ってくれたのに・・・





なんで叩いちゃったんだろ??





ウチが我慢してればよかったのに!!





あれから、あまり寝れないまま登校した。





リヒトと会うの気まずいな。





やっぱり、あやまろっかな。





あっ、リヒトだ・・・





ひなた「リヒト!! おはよっ」





――――ひなただ。





前まではリヒトと
全く関わりなかったのに。





リヒト「ひなた! はよっ!」





ハル「何だよ!!
お前ら、つきあってるみてぇだぞ(笑)」





なわけないでしょ。





一応、まだウチが彼女なんだか・・・





ドキン――――





一瞬、胸がドキっとした。





ひなた「あ・・・のね、大野君」





リヒト「俺達、つきあってるんだ」





・・・・・え?





うそ。まさか・・・
そんなはずないよ





ハル「お前、かのんは?」





リヒト「別れた」





自然と涙が頬をつたった。





もうイヤだ。
なんでこうなっちゃったんだろ!?











*...・・・*...・・・*





あおか「かのん、元気ないよ??
何かあった??」





かのん「昨日ね・・・」





・・・・・あおかに全てを話した。





あおか「そうなんだ。
とりあえず忘れてさ、元気出して!!」





かのん「ありがとう。
あおかに話せて、気が楽になった」





あおか「そっか。よかった」
それよりさ、次の土曜日
スカイツリーの特別イルミネーションが
あるんだって!!
7時から1時間、きれいに
ライトアップされるらしいから
一緒に行こうよ」





かのん「いいね! ウチも行きたい」





あおか「じゃあ5時にニコラ駅で
待ち合わせね☆」





かのん「OK。楽しみだね」













・*。・ 土曜日 ・。*・





あおか「もうすぐ、ライトアップの時間だよ!!」





かのん「写真写真」





・・・そういえば今日、
ほんとだったらリヒトと
1年目の記念日なんだっけ。





つきあい始めた頃は春。





校舎裏で告白されたんだよね。





夏は、ふたりで海行ったっけ。





初めてかわいいって
言ってくれたんだよね。





秋は、ふたりで
ペアリング買ったよね。





冬は、リヒトが雪投げてきて
口ゲンカになったっけ。





もうふたりで過ごす時間は
ないんだよね。





取り戻せないんだよね。





また涙が出て来た。





メイク落ちちゃうじゃん・・・





かのん「あおか、ちょっと
トイレ行ってくる」





タッタッタッ





あおか「わかった!
始まっちゃうから早めにねー!」





――――――ウチは、泣いてることが
バレないように、走って行った。





かのん「ライトアップも、
リヒトと見たかったな」





ひとり言をつぶやいた。





・・・その時





リヒト「かのん!!」





聞き覚えがある声。





かのん「リヒト」





ギュッ





リヒト「ごめんな、俺、
ペアリングなくしたりして」





かのん「リヒトのバカ・・・離れてよ!!
ウチなんかいいよ! 気つかわないでよ!!
今日だって、ひなたと来てるんでしょ??
こんなとこ、ひなたが見たら怒られるよ??」





リヒト「別れた・・・」





かのん「えっ?」





リヒト「ひなたとは、別れた!!
俺・・・気づいたんだ。
ひなたじゃ、ダメなんだって・・・
やっぱ、お前じゃなきゃいけねんだよ!!」





かのん「叩いたりしてごめんね。
リヒト・・・痛かったよね」





リヒト「かのん・・・
もう1回、俺とつきあってくれ」





かのん「うん。よろしくね。大好き」





リヒト「俺も。一生愛してやるから」





かのん「もう、恥ずかしいじゃん////」





ぱっ





その時、スカイツリーが、
ウチとリヒトを祝福してくれるかのように
ライトアップされた。





かのん「ウチ、今幸せ」





リヒト「俺も」





あおか「か~の~ん!」





ハル「リ~ヒ~ト~!」





あおか「何してんの?
始まったよ!?」





ハル「何してんだよ。始まってるぞ」





あおか「あ・・・れ?」





ハル「俺ら、邪魔じゃね?」





あおか「そっとしとくか」











・ ・ ・ ・ ・ ・ ・





あの日、スカイツリーが
ライトアップされてなかったら





ウチらはこのままだった。





でも、、スカイツリーが
奇跡を起こしてくれた・・・











・*。・ 番外編 ・。*・





ハル「あおか・・・
俺らもつきあおうぜ?」





あおか「え?/// ウチも好き・・・」





ハル「じゃあ決定! よろしくな」





Chu





あおか「/////」





・・・そう。
このふたりがカップルとなったのも





『スカイツリーの奇跡』







*end*

この作品は過去に投稿された作品をアレンジしたものです。また、掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。

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