モデルの娘
作者:くぼっちゃん
私には、みんなに
知られてはいけない
秘密がある。
それは、お母さんが
トップモデルだということ。
・*・―――・*・―――・*・
リミ「おはよー」
みんな「おっは~」
リミ「みんな、何見てるの?」
みんな「あっこれ? 雑誌!
安村真奈、美人だよね~」
リミ「う、うんそだね!
(これ私のお母さんなんだよな~)」
コウショウ「お前ら何見てるの?」
リミ「『大人美人』!(雑誌)」
コウショウ「ふーん
(なんか安村真奈に
リミって似てるな)」
リミ「男子には
わかんないよね~」
*。・ 家 ・。*
リミ「お母さーん
ただいま~」
真奈「おかえり♪」
リミ「今日も絶賛だったよ、
大人美人」
真奈「あっそう!
よかったわ~♪
でも言っちゃだめよ、
私が安村真奈だってこと」
リミ「わかってるよ」
*。・ 電話 ・。*
コウショウ「あっリミ?
今度皆で
遊びに行くんだけど、、、
いく?」
リミ「行くいく!
でも私、オシャレな服
持ってないし、、、」
コウショウ「(真顔で)
お前の母さん
安村真奈だろ」
リミ「えっ」
コウショウ「だから
教えてもらえば
いいじゃん!」
リミ「う、うん」
*。・ 部屋 ・。*
リミ「お、お母さん?」
真奈「うん?」
リミ「私、お母さんが
安村真奈って
ばれたかも(^^;)」
真奈「それ本気で言ってるの。?
(真顔で)」
リミ「クラスの
コウショウっていう
男子なんだけど、、、」
真奈「なら良いわ♪
あなたと付き合えば
いいだけだもの♪」
リミ「何言ってんの!?」
真奈「だってそういう決まりなのよ、
うちは。まあよろしくね!
1か月のうちに、今言ったことを
すればいいだけ。ただそれだけ」
リミ「は、はい!」
*。・ ショッピングセンター ・。*
リミ「コウショウ、
ちょっときて」
コウショウ「オウ!」
リミ「なんでお母さんが
安村真奈って
わかったの?」
コウショウ「だってリミが
安村真奈みたいに
可愛いから」
リミ「あぁ~ってえっ!」
コウショウ「俺と付き合って」
リミ「うん、私もそれ
言おうとしてたから(笑)」
コウショウ「よかった~」
リミ(それにはある秘密が
あるんだけど、、、
まっいっか!)
*。・ 家 ・。*
リミ「ただいま~
付き合ったよ!」
真奈「あら~早いわね!
さすが私の娘♪」
私は付き合っていくうちに
秘密があるからと思っていたけど
コウショウを心から
好きになった。
リミ「コウショウ!
私、コウショウがすき!」
コウショウ「えっ、知ってるけど?」
リミ「まぁほんとに好きなの!」
*end*