芸能人に恋だとか。
作者:ちょこれーと
「人気女優・
多田成美が結婚!
相手は一般人男性!」
登校中、スマホのニュースで
そんな見出しを見つけた。
義斗「へぇー、、、」
こういう恋愛あるけど、
すごいなぁ、、
俺、野口義斗。
ニコラ学園の高1。
女子を好きになったことのない
俺には、絶対できない
恋だろうな、、、
なんて思ってるうちに
学校についた。
義斗「はよー」
光翔「おー義斗。
おはよー。
今日転校生
来るっぽいよ」
こいつは戸部光翔。
俺の心友。
義斗「マジ?」
光翔「あぁ。ほら」
指をさされたほうをみると
昨日まで無かった机と椅子が
確かに置いてあった。
俺の机の隣に・・・
義斗「ホントだ」
光翔「え!
そういう反応?
女子だったら
どうすんだよ!」
義斗「興味ねーよ」
光翔「めっちゃ
べっぴんでも?」
義斗「・・・俺は
・・・多分、
内面で決めるし」
光翔「ふーーん・・・笑笑」
先生「出席とるぞー。
座れー」
生徒達「はーい」
先生「今日は
転校生が来てる。
若林ー入ってー」
生徒達・・・
ざわざわざわ・・・
先生「自己紹介しろ」
?「はい、若林真帆です。
佐賀から転校してきました。
よろしくお願いします!」
先生「若林は
芸能活動をしていて・・・」
花南「あー!
やっぱりだー!
ニコティーンモデルの
マホちゃんでしょ?」
真帆「う、うん!
そうだよ!」
花南「すごーい!」
後々きくと、
ニコティーンとは
JK向けの
ファッション誌なんだそう。
先生「はいはい。
分かった分かった。
若林は同じ高校1年生だ。
仲良くするんだぞ。
若林の席はそこな」
若林「はい」
先生「隣は・・・野口か。
野口、あとで
学校案内してやってな」
野口「俺っすか?」
男子達の視線が痛い。
先生「頼んだぞ。
ホームルームおわりー
解散!」
真帆「よろしくね。
野口くん・・・だっけ?」
義斗「あぁ。
義斗でいーよ。
真帆でいい?」
真帆「いいよ!
ありがとう♪
義斗よろしくね!」
義斗「おぅ・・・!」
話終わった瞬間に
真帆は女子に囲まれた。
光翔「義斗ー、お前
若林さんと
仲良さげじゃん」
義斗「普通に話してた
だけだけどな笑」
光翔「・・・」
義斗「え?
まさかお前、、
真帆のこと・・・」
光翔「・・・(頷く)」
義斗「一目惚れ?」
光翔「まぁ、
そういう感じ?」
義斗「応援するよ」
光翔「さんきゅーな」
キーンコーンカーンコーン♪(チャイム)
光翔「じゃあな」
義斗「あぁ」
☆______________☆
~ 昼休み ~
俺は光翔と食堂にいって
食べるのが日課だ。
ちらりと横をみると
真帆がひとりで
立っていた。
どうやらもう
グループができているようで
入れないようだ。
さっき話してた女子も
真帆を置いて
屋上へ行ってしまった。
光翔「ねぇ、若林さん
1人なんだけど・・・
誘う?」
光翔が小声で
言って来た。
義斗「誘うか?」
光翔「・・・あぁ」
義斗「真帆ー、。
昼さ、一緒にどう?」
真帆「でも義斗は
戸部くんと
食べるんじゃ・・・?」
光翔「困ってる子
ほっとけないよ。
一緒に食べよ?」
真奈「ありがとう」
☆______________☆
~ 食堂 ~
どうやら弁当を
持ってくるのを忘れたらしく、
食堂で食べることにした。
光翔「俺買ってくるから
席とっといて」
義斗「真帆は?」
真帆「戸部くん、
運ぶの大変だよね?
義斗・・・」
義斗「俺はいいよ笑
光翔と真帆で
買ってきて!
俺、カツカレーで」
光翔「了解」
真帆「OK!」
そういって、
2人は楽しそうに話して
注文口へ向かった。
・・・
やっと見つけて
軽くため息をついて
座った。
数分後、
光翔達が来た。
光翔と真帆は
隣に座った。
光翔「いただきます」
義斗・真帆「いただきます」
真帆「ここの食堂すごいね。
種類めっちゃある」
と、いいながら
オムライスを
パクッと食べた。
真帆「・・・んっま!笑
おいひー!」
義斗「そんなにか?笑・・・」
(なんだこの気持ち。
なんか・・・)
光翔「それなー!
うまいよな、
ここのオムライス。
っていいながら
今日はラーメンだけど笑」
真帆「光翔のラーメンも
美味しそうだよ?」
光翔「今度食べてみ?」
真帆「うん!
そうする。
義斗のカツカレーも
美味しそう!」
義斗「・・・うっ、うまいよ」
なんか、光翔と真帆が
話してると
羨ましく感じる・・・
つか、いつから
名前呼び?? え?
俺もなんか
話さなきゃ・・・
義斗「真帆って
モデルなんだよな?」
真帆「まぁね♪笑」
義斗「なんかさ、モデルって
もうちょっとツンツンきてて
話しにくい感じなのかと
思ってた」
光翔「分かる。
真帆は普通っつうか・・・笑
いい意味で!笑」
真帆「ありがと!
転校、前にもしたんだけど、
そのときは”芸能人だから”とか
“立場が違うから”とか言われて
友達いなかった。
・・・けど、この学校のみんなは
優しく話しかけてくれて。
マジで嬉しい。
本当にありがとう」
光翔「俺らで良ければ
こちらこそ嬉しいよ」
義斗「うん。
ありがとな」
真帆は小さく笑って
恥ずかしそうに下を向いた。
☆______________☆
それからは3人で
過ごすことが多くなった。
真帆は優しくて、
でも面白くて、
だんだん自分でも
自分の気持ちが
分かってきた気がした。
ある日の放課後、
光翔に聞かれた。
光翔「あのさ・・・
真帆のこと好き?」
義斗「・・・分からない」
光翔「俺、告白したんだ」
義斗「え?」
光翔「だけど・・・
振られた。
“好きな子がいるから”って」
義斗「俺さ、自分の気持ちが
分かんないけど、
真帆みてるとドキドキするし、
嫉妬? するし・・・」
光翔「それって好きだよ笑」
義斗「え?笑
そうなん?」
光翔「そうだよ。
今なら間に合うよ。
真帆、さっき教室
出たばっかりだし。
いってきたら?」
義斗「でも光翔・・・」
光翔「俺はいいから!
ほら!」
そういって
背中を押された。
義斗「あぁ!」
俺は全力で走った。
真帆の元まで。
義斗「はぁはぁ・・・
真帆っ!」
真帆「よ、義斗?!
どうしたの?
そんな汗ながして」
義斗「好きだ。
それ言うために
走ってきた」
真帆「え?」
義斗「ごめん笑・・・
俺は真帆のことが好きだ。
真帆に好きな人がいるのは
知ってる。
けど、言うなら・・・」
真帆「義斗だよ。
私の好きな人は
義斗だよ!」
義斗「真帆・・・!
付き合って
もらえませんか?」
真帆「私で良ければ・・・!
よろしくお願いします・・・!」
義斗「おぅ!」
?「青春だねー」
義斗・真帆「光翔!?」
光翔「おめでとう」
義斗・真帆「ありがとう」
光翔「では!
俺はここで!
またな!」
義斗「またな!」
真帆「じゃあね!」
義斗「俺たちも帰るか!
(手を繋ぐ)」
真帆「・・・うん!!」
俺はやっと
気持ちに気づけた。
芸能人に恋だとか、
できないと思ってた。
でも、君のおかげで
恋というものが、
初めてできた。
ありがとう。
*end*
野口 義斗

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