僕を描いてくれたあの子

CAST宮本 龍之介宮本 龍之介

作者:あめあめ

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2022.09.11

リュウノスケ「うっうっ・・・」





カホ「リュウノスケ、
落ち着いて、大丈夫。
リュウノスケの隣には
私がずっとそばにいるから」





俺は交通事故で
両親を亡くした。





そんな時、ずっと
隣にいてくれたのは
カホだった。





カホ「そーだ!
気分転換って感じで、
私の特技見てくれない?」





リュウノスケ「え・・・」





カホ「ほら行くよ!」











・歩いて10分・





カホ「はいここ!
私の習い事の
場所なんだけど、
ちょっと見てってよ」





リュウノスケ「え、あ、うん」





先生「お、河村。
準備してあるぞ」





カホ「ありがとうございます。
じゃ、見てて」





――――





スパッ





カホはサラサラと
描きはじめた。





カホ「これは
『水墨画』というの。
これが私の特技」





リュウノスケ「そうなんだ」





カホの作品を見て
俺はその素晴らしさに
魅かれてしまった。





先生「なんだ?
新人か?」





カホ「私の幼馴染です」





先生「そうか。
もしよかったら
俺の弟子になるか?」





リュウノスケ「はっ!?」





カホ「新しい、
みたことのない世界に
チャレンジしてみたら?」





リュウノスケ「う、うん。
俺、やってみたいです!
よろしくお願いします!」





俺は、先生の弟子に
なることになった。
いつまでも
闇にいるわけにはいかない。





そして俺は、
師匠(先生)の下で特訓し、
カホからは水墨画の基礎から
教えてもらった。













・*。・ 1ヶ月後 ・。*・





カホ「だいぶ
上手くなったじゃん」





リュウノスケ「そうだな。
俺、師匠の下で
頑張ってたし?
あはは」





カホ「そうだね。
それに、また
リュウノスケの笑顔が
戻ってよかった!」





リュウノスケ「いつか、
カホよりも
上手になっちゃうかも」





カホ「え、それはやだ。
よし! 私も頑張る!」





リュウノスケ「おう!」













・*。・ 次の日 ・。*・





先生「今月末の日曜日、
水墨画の県大会がある。
大会に出てもらうメンバーを
今から発表する」





カホ(小声)「この大会、
選ばれる人少ないんだよ。
すごい腕の人じゃないと
選ばれないっていう」





リュウノスケ「すごい大会じゃん。
俺、選ばれたい」





カホ「私も」





先生「・・・河村・宮本の2人だ」





リュウノスケ・カホ「えっ」





先生「期待してる」





カホ「わたしたちが
出るのは県大会。
これで勝ち取ったら
全国大会に行ける。
けど、全国大会行ける人は
県大会で優勝した人、
1人だけ」





リュウノスケ「1人だけって・・・」





カホ「そう、私たちは
今日からライバル」





俺たちは猛練習した。





ただ、カホは
ライバルとして
俺に接した。





『最近入ってきた
人に抜かされたくない』と。





俺たちの関係、
悪くなってしまうのか?













・*。・ 大会当日 ・。*・





リュウノスケ「頑張ろう」





カホ「うん、でも
私が優勝して全国行くから」





そして。





審査員「結果を発表します」





・・・





審査員「全国大会への
出場者は・・・
宮本さんです」





リュウノスケ「えっ」





審査員「おめでとうございます」





カホ「・・・・・・」





審査員「全国大会は2週間後です」





先生「おめでとう。
全国はもっと
上手な人たちが
集まるところだ。
頑張れ」





リュウノスケ「はい!」













・。・。・。・。・。・。・。・。





カホと俺は
話しづらくなってきた。





ずっと悔しい思いが
あるんだと思う。





けど、このままだと
カホとの仲は最悪だ。
どうしよう。





俺はカホのことが
好きなのに・・・













・*。・ 全国大会前日 ・。*・





リュウノスケ「カ、カホ・・・」





カホ「・・・」





リュウノスケ「明日の全国大会、
優勝するから。
もし、俺が優勝したら
言いたいことがある」





カホ「うん・・・わかった」













・*。・ 大会当日 ・。*・





ふーっ





緊張する。





県大会でも
緊張してたのに・・・





全国って
上手な人たくさん・・・





審査員「宮本さんそろそろ
準備、お願いします」





リュウノスケ「・・・はい」





よし。
今まで師匠に習ったこと、
カホに教えてもらったことを
思い出して





・・・だめだ。
手が震える。
ど、どうしよう。





カホ「頑張れぇぇぇ~!!」





リュウノスケ「あっ」





カホ「いつも通りで
大丈夫だから!
頑張って!」





リュウノスケ「・・・おう!
じゃあ行ってくる」





サラサラスパッスパッ





できた!





俺の今までの中で
1番いい作品だ!





きっといける
きっと・・・





審査員「それでは
2022年の
全国大会の優勝者を
発表します。
優勝者は・・・」





・・・・





審査員「エントリーNo.13
宮本さんです!」





リュウノスケ「えぇ!!」





審査員「おめでとうございます」





リュウノスケ「ありがとうございます!」





や、やったぁ!





カホ「おめでとうっっ!」





リュウノスケ「えっ」





いきなりのハグ!?





カホ「ずっと冷たくしてて、
ごめんなさい。
ずっと私悔しかったの。
・・・『後から入ってきたのは
リュウノスケなのに、
私のほうが長年やってきたのに!』って。
でもそれでリュウノスケに
当たるのは間違ってた。
本当にごめんなさい!」





リュウノスケ「ううん。
俺は大丈夫。
・・・あのさ、俺、
『俺が優勝したら
言いたいことがある』
っていったよな?」





カホ「うん」





リュウノスケ「俺、
ずっと前からカホが好きだ!
俺と付き合ってほしい」





カホ「え・・・」





リュウノスケ「だ、ダメか?」





カホ「・・・良いに
決まってるじゃん!
私もリュウノスケが好き!」





ずっと落ち込んでた僕を救って、
この世界に案内してくれたカホは、
俺の人生を描きはじめてくれたんだ。







~end~

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