例え嘘の愛でも
作者:のののん
初めまして。
僕の名前は八田ハアトです。
いつもメガネをかけていて、
友達はいない、
いわゆる陰キャです。
趣味は手芸です。
今日はクラスの男子が
イケメン対決をやっています。
僕も強制的に
やらされています。
(嫌だけど)
エイト「結果発表。
最下位はハアトです。
罰ゲームは、
学校一のプリンセスの
クルミ様に告白して下さい」
こいつは河島エイト。
陽キャで人気者です。
ハアト「はい」
エイト「まあ、
フラれるけどなwww」
ハアト「クルミ様、
放課後いいですか?」
クルミ「いいよ」
*.*.*.*.*.*.*.*.*
放課後。
ハアト「僕と
付き合ってくれませんか?」
クルミ「はい」
エイト「嘘だろ」
クルミ「遊びに行こう」
ハアト「はい。クルミ様」
クルミ「呼び捨て」
ハアト「はい。クルミ」
罰ゲームだけど
カップルになれた。
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
クルミ「もうこんな時間だね。
楽しかったよ」
ハアト「また明日」
クルミ「また明日」
それから僕とクルミは
デートを週に5回ずつ
行っている。
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1ヶ月後。
クルミ「今日は
タピ活しよう。
あとプリもとろう」
ハアト「いいよ」
エイト「ねぇねぇクルミ様、
ハアトが告白したのは
罰ゲームなんだよ」
クルミ「そうだったの?(涙)」
ハアト「ゴメン」
僕は逃げようとした。
クルミ「待って、私
罰ゲームだったとしても
ハアトが好き」
エイト「はぁ」
僕は立ち止まった。
ハアト「僕もクルミのこと
罰ゲームだったとしても
好きだよ。
でもこんな僕といたら」
クルミ「そんなの関係ない。
私はハアトが好きだから。
だから私と
付き合ってください」
ハアト「はい」
例え罰ゲームだったとしても
2人の愛は永遠です。
*end*